lenovo(レノボ)から常識を覆す2画面ノートパソコンが登場 『ThinkPad W700ds』レビュー
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ガジェット通信編集部に、あの『ThinkPad W700ds』が遂に登場。ノートパソコン、というよりは折りたたみ可能なデスクトップとも言えるいでたちに、編集部員ともども、少々興奮気味だったりします。インプレッションと共に性能を紹介していきましょう。
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サイズは410×310×51.4~52.2mmと、圧巻のサイズ。重さは5kgと、こちらもなかなかに圧巻! いちばん最初に目に付く点は、やはりサブディスプレイの存在といえます。
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「1秒で展開可能」な10.6型ディスプレイはメインモニタ右側から引き出すことが出来ます。広さも768×1280ピクセルと十分な広さがあります。これは1920×1200ピクセルのメインモニタに対して約39%の大きさであるため、メッセンジャー画面やCPUモニター、ブラウジングで気になったウィンドウを置いておく、など文字通りサブ作業領域として使用するのに非常に便利な画面です。さらにこの画面、視野角に応じて角度を付けることも出来るのです。
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キーボードは文句なしのフル・サイズ・キーボード。キーストロークも十分に確保されているThinkPad伝統の変わらぬ使い心地です。数値入力用テンキーパッドの存在がありがたい人も多いのではないでしょうか。機能として、「パームレスト・デジタイザー」も搭載されており、これは俗に言うペンタブレットの機能ですね。
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120mm×80mmの大きさで用意されているので、入力デバイスとしては十分なのです。更に、ペンタブの老舗Wacom製ということもあり、Windows PaintからAdobe Photoshopまで対応アプリケーションは数多いのです。
CPUにはインテル Core 2 Extreme QX9300を搭載。4GBのメモリには PC3-8500 DDR3を使用。最大8GBまで拡張可能です。ハードディスクは7,200回転・暗号化機能付のものをRAID構成で200GBx2基搭載。更にグラフィックスチップには、ノート製としては最高クラスのNVIDIA Quadro FXRを搭載。モバイル・ワークステーションの名に恥じぬ性能です。OSはWindows Vista Ultimate 64を標準装備しているので、安定したオペレーションが望めそうです。
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実際に使ってみたところ、高スペックのために用意されたであろう空冷が、非常によく効く印象でした。これなら”重い”タスクでも安心できそうですね。また、ディスプレイ上部には補助用ライトも付き、暗い中でもキーボードを照らしてくれるという親切設計になっています。
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USBは背面と側面、合計で5つ。さらには外部出力としてアナログRGBはもちろんのこと、DVIとHDMI出力も備えています。こうなってくると、もう、そんじょそこらのデスクトップよりも遥かにオーバースペックなのではないでしょうか。文句なしの性能と言えそうです。
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ただしバッテリーは連続2時間であるため、モバイル的な使用よりは補助電源として考えたほうが良いかもしれませんね。そんな『ThinkPad W700ds』ですが、レノボダイレクト価格は通常価格が89万7225円(税込)と、価格も圧巻。しかし今ならキャンペーン価格83万8425円(税込)なので、購入検討している人はレノボダイレクトへ急ぐべし。お試しあれっ(写真がすべて表示されない方はこちら)!
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