マウスコンピューター ノートパソコン『m-Book P660S2』ベンチマークレビュー
マウスコンピューターから発売中のノートパソコン『m-Book』シリーズの中から『P660S2』をお借りしました。この機種はシリーズ中でも15.4インチ液晶搭載(1680×1050)というきわめて大きな画面に、CPUにはIntel Core 2 Quad Q9000 2GHz、グラフィックにはNVIDIA GeForce 9800M GSを採用したハイエンドモデルとも言える構成なのです。メモリは4GB搭載されているため、標準搭載OSのWindows Vistaの動作もきわめてスムースです。
A4サイズ相当のボディの寸法は360mm x37.5mm x259.5mm。2.8kgの重量なので、オフィスや部屋の中の移動程度であれば問題を感じない大きさ。
ノートパソコンには珍しく10キーまで搭載されているので、欲しかった人にはありがたいかも? ただし、周辺のキーレイアウトについては、若干好みの差が出るかもしれません(筆者は左下にあるファンクションキーとCtrlキーをいつも間違えてしまって四苦八苦していました)。タッチパネルについては結構感度が良いので、「タイピングの際に触れてしまう~!」という人は別途マウスを使いつつ、設定変更すると幸せになれそうです。
液晶は見やすく、長時間の作業でも苦になりませんでした。ライブカメラとマイクも内蔵されているので、ためしにガジェ通生放送なんかも試験放送してみました。調光やピント、マイクの音質にこだわる場合にはもちろん別途取り付ける方が良いのですが、気軽にライブチャットやweb生放送をするのであれば十分、放送に耐えうるクオリティです。
がっしりとした高級感あふれるボディです。インプレッションとして確認したところ、金属性のボディは放熱がしっかりしている印象でした。さて、グラフィックにはNVIDIA GeForce 9800M GSを搭載していることから、ネットゲームを目的に購入を考えている方がいらっしゃるかもしれませんので、主要PCゲームのベンチマーク結果を取り上げてみたいと思います。
まずはモンスターハンターフロンティアオンラインベンチマーク。ここではフルスクリーンでスコア6283という結果となりました。さすがに最新デスクトップPCと比較するとやや劣るという感想を持ってしまいますが、どこでも持ち運び出来て遊べる・狭くて設置する場所が無いなどの条件に当てはまるのならばこれも選択肢に入るのではないでしょうか。
画面もぬるぬる動きます。ブレているように見えるのは、デジカメで撮影している為です。最大解像度(1680×1050)でのスコアは、3577です。また、最小解像度(640×360)でのスコアは、15829です。ちょっと荒いですけど、 ゲームPCにも負けずとも劣らない動きが見れました。
続いては、『ファイナルファンタジーXI』(以下、FFXI)のベンチマークソフト。こちらではHで3330を記録しました。公式サイトの記述では「とてつよPC」となっており、これは「デフォルト状態でとても快適に動作させることができるマシン」ということになります。ストレス無くゲームが進行できるのは素晴らしいですね。
特に問題なく、壮大な『FFXI』の世界を大画面で楽しむことができます。次はXbox360からパソコン版として移植された『ラストレムナント』ベンチマークです。こちらは、AverageFPSで72.73を記録しました。
パソコン版『ラストレムナント』は戦闘を倍速で進めることができる機能が新たに搭載されているため、体験版使用時に倍速モードにするとベンチマークで高評価を得たパソコンでも描写が遅くなる場合があるようなので、ご注意ください。
スクウェア・エニックスの評価によると、65fps以上であれば「各種グラフィック設定を高めに設定しても、快適な動作が見込めます。 」とのこと。PCゲームをバリバリにこなすヘビーユーザーの方でも満足できるノートPCに仕上がっているのではないでしょうか。
以上、『m-Book P660S2』ベンチマークインプレッションでした。動画を見たい方はこちら、すべての写真が掲載された記事を見たい場合はこちらをご覧ください。
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