卓上メモも電子化の時代? サクサク使えるKINGJIM「マメモ」をいじり倒してみた

卓上メモ「マメモ」

ここのところ、種類が増えてきた”電子メモ”商品たち。先日はアメリカ生まれの電子メモパッド『BoogieBoard(ブギーボード)』を試してみたが、今回はまたちょっと違った用途に使える電子メモ製品をKINGJIMさんに試用させてもらったので、その感触を紹介。『BoogieBoard(ブギーボード)』はとても書き心地のよい電子メモだったが、サイズはA5程度とそれなりの大きさがあり、さらに書いた内容の記憶はできなかった。用途としては”メッセージボード”のようなものだと思っていただいたらよいだろう。

『マメモ』は、サイズこそ小さいものの、99枚までメモを記憶できるなど、卓上に常備して本当のメモ帳のように使うことのできる電子文房具だ。電話のときのメモや、パッと面白いアイデアが浮かんだときにそれを書き留めるなど、さまざまな用途に対応できる。通常、画面は白紙の状態だが、画面を軽く触れるだけで記憶されたメモが呼び出され、内容を確認できる。これまで机の上がメモや付箋だらけになってしまったり、大事なメモをなくてしまった経験のある人はこの『マメモ』を使えば一気にそれらを整理することができる。

すらすら書けるマメモ

書き心地もなめらか。力のかけ具合によって濃さを調節したり線の太さを変える、といったことはできないが、設定により線の太さを2種類から選択することができる。好みによって使い分けよう。”消しゴム機能”はないので、一気に書いて、間違ったらゴミ箱へポイッと捨てて新しいメモに書く、という使い方になる。もちろん電子メモなので何枚書いても紙クズなどはでない。安心して書きなおそう。

『マメモ』の特徴のひとつが「TODO機能」だ。『マメモ』にはなんと時計が内蔵されており、メモ表示時に時間も確認できるようになっている。そこにはアラーム機能も搭載されている。これを利用すれば、決めた時間にメモを表示すると同時にアラームを鳴らすことができる。これまでのメモ帳では実現できない、面白い機能だ。

さらにこの時計を活かした機能がもうひとつ。「タイムスタンプ機能」がそれだ。画面下部中央に表示されているデジタル時計をタッチするだけで、今書いているメモの右上に日付と時間が書き込まれる。これでそのメモがいつ書いたものか一目瞭然(いちもくりょうぜん)となる。これは便利。

タイムスタンプ機能

本製品の動画レビューコメントにもあったが、SDカードなどへの書き出しができるともっと使い方が広がると感じた。シンプルな電子メモがいくつか登場してきているが、そういった外部とのデータのやりとりができると、もっと面白い使い方もうまれてくるような気がする。シンプルに徹したこの卓上メモ『マメモ』。机の上がメモであふれて困っていた人にはオススメの電子文房具だ。

卓上メモも電子化の時代? サクサク使えるKINGJIM「マメモ」をいじり倒してみた
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卓上メモも電子化の時代? サクサク使えるKINGJIM「マメモ」をいじり倒してみた電子ポストイット

商品名:卓上メモ「マメモ」
価格:税込価格¥6,279〈本体価格¥5,980〉
本体色:オフホワイト/ビビッドオレンジ/ダークグリーン
タッチパネル:抵抗膜式タッチパネル
液晶:モノクロ表示
メモ入力エリア:3.08インチ(縦41.32×横66.54mm)
解像度:縦159×横256dot
保存容量:最大99枚まで保存可能(ToDoメモ含む)
内蔵メモリ:不揮発性メモリ ※電池交換をしても保存したメモは消えません。
言語モード:日本語/英語
電源:単4形アルカリ乾電池×3本(別売)または単4形エネループ×3本(別売)
電池寿命:単4形アルカリ乾電池:約7ヶ月、単4形エネループ 約6ヶ月
※1日10分間使用の場合(メモの読み約50回、書き込み約20回、ToDo設定なし)
※ToDoのアラーム使用の場合は短くなります。
※電池寿命は使用環境や設定などで変化します。
本体寸法:約102×93×36mm(縦×横×高さ)
質量:約130g(電池含まず)

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深水英一郎(ふかみん)

深水英一郎(ふかみん)

トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。

ウェブサイト: http://getnews.jp/

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