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48時間以内に作れ!名作ゲームを“無理やり”Flashに移植するプロジェクト『むりげー』が発足

家庭用ゲーム機がハイスペックになった現在では信じられませんが、業務用のアーケードゲームをファミコンなどの家庭用ゲーム機や8ビットパソコン(PC)に移植するのは、それはスリリングなプロジェクトでした。ユーザーは「どこまで再現できるんだろう?」と、期待と不安を胸に発売を待ち続け、発売後には「よくぞここまで!」「これは無理だったか……」など、その出来に一喜一憂したものです。

今では『Wii』の『バーチャルコンソール アーケード』で、アーケードの名作が数百円でダウンロードできる世の中。でも何かが足りない――。そう、ハイスペックなマシンで動くオリジナルと、創意工夫で“無理やり”動かすロースペックな移植版のギャップを鑑賞する楽しみがなくなってしまったのです。この状況に立ち上がったのがFlashゲームクリエーターたち。このたび、有志によるプロジェクト『むりげー(MURIYARI FLASH GAME PORTING PROJECT)』が発足しました(すべての画像を見る)。

■『むりげー』とは?
『むりげー』公式サイトには、下記の宣言(?)がうたわれています。

「家ゲー環境がゲーセンを追い抜いてしまった現在、“先端技術で開発されたゲーセンの最新作を低性能のゲーム機やパソコンに移植する”という、開発者の閃きとセンスを試される場はなくなってしまった!ので、Flashでやってみることにしました」

とはいえ、表現力と処理能力が向上した最近のFlashでは、モノによっては完全移植も可能なはず。そこで、『むりげー』では下記の条件を課して移植のハードルをあえて高く設定しています。

・ゲーム開発期間は「お題」発表から2日以内
・「お題」は参加者が交代で決める
・オリジナルのゲーム素材は使わない

つまり、参加者がお題を発表したら、48時間以内にオリジナル素材を使わずにゲームを作らなければならないのです!開発期間やグラフィックの制約があるので、「空気読めよ」と著作権にも配慮した“移植版的”ゲームを作ることが趣旨のようです。

■第1回『ときめきメモリアル』
既に第1回のお題が発表され、作品が公開されています。今回のお題は、コナミから発売され大ヒットした恋愛シミュレーション『ときめきメモリアル』。個性派クリエーターによる、バリエーション豊かな怪作が公開されています。

ときめきメモリアン
作者:くろすけ(たんしおレモン
なぜか途中で天津木村の『エロ詩吟』がテーマになるアドベンチャーゲーム

ときめきたいにー
作者:ババラ(BABARAGEO
フラグ立てにいそしむ、一番オリジナルに忠実?な恋愛シミュレーション

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記者:

宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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