大槻ケンヂ&ユイ・ガ・ドクソン(GANG PARADE)特別対談:後編 ギャンパレ流の歌詞・楽曲コンペに驚き「今度筋少でやってみてもいい?(笑)」
大槻ケンヂが考える新しいアイドル!
――労働組合良いですね! 大槻さんはアイドルグループのプロデューサーになりたいとは思わないんですか?
大槻:いや思いますよ。僕はメイド喫茶のオーナーをやりたかったんです。
ドクソン:へえー!
大槻:今は握手屋さんっていうのを考えていて、つまり接触厨(握手会やチェキ撮影などで、アイドルに接触することを目的としているファン)のファンばっかり集める。
ドクソン:それ絶対需要ありますね。握手屋さん。
大槻:そしたら歌もダンスも特にいらないんですよ。握手だけするアイドルグループ。握手会しかしないんだよ。
ドクソン:私だけの握手っていうのを考えないと生き残れないですよね(笑)。
大槻:いろんな握手のやり方を(笑)いける! それで、お客さんをどんどん流せるでしょ? お客さんの回転率がいいんですよ。それで、かなりの集客が出たところで、「なんと、この握手アイドルが歌を歌います!」って、普通のやり方と逆にするんですよ。
ドクソン:なるほど!!
大槻:それは僕、本当に考えているんです。”握手限定アイドルグループ『接触』”みたいな名前で(笑)。
ドクソン:でもこの話が掲載されちゃったら、他の人にやられちゃいそうですね。
大槻:いや、いいです。一回エッセイで書いたことがあるんだけども、まったく誰もやらなかったから(笑)。
ドクソン:(笑)。
ドクソン:あの、筋肉少女帯で握手会もされてましたよね?
大槻:そう!したんですよ。
ドク:私あれ応募したんですけど落ちたんですよ。
大槻:えっ!本当?!あれはひどかったよ!インストアイベントとかの握手会だったら、「あ、どうもー」とかおしゃべりしながらするんだけど、あの時はメーカーさんも気合が入っちゃって、剥がしを入れちゃったのよ!剥がしの人がすごく怖い顔して見ていて(笑)。ギャンパレじゃなくて筋肉少女帯なんだから、そんな剥がせなくていいじゃんっていう。
ドクソン:でも私もすごく行きたくて。めちゃくちゃ貴重ですよね。行けた人はすごいと思いました!
大槻:握手会ってすごいよね。今、すごくアイドル業界に興味あるから、握手会も面白いなと思って。
――今出てきたアイデアもすごく面白いですものね。
大槻:僕、そういうアイデアはよく思いつくの。「こんなグループを作ったらどうだろうか?」とかっていうことは、よく思います。お客さんじゃなくて、女の子のほうが回るっていうのも面白いね。回転寿司をやればいいんだ。女の子が回転するわけだ。
ドクソン:いいですね。誰がいいとか注文もできるんですか?
大槻:あっ、いいねえ~!でもお客さんの回転率をよくするのが一番だから、ラーメン屋さんでさえ、最速でも20分ぐらいはかかるんです。でも握手だとどんどん流して剥がしの人もいるわけですよ。剥がしの人も女子にして、その人もちょっと人気出ちゃうみたいな。
ドクソン:あー!あるあるですね。スタッフさんの可愛い人が人気になるパターンですね。
大槻:今度は「剥がしの子が握手します」って言ったら、ドカーンってお客さん来ちゃうわけですよ。
ドクソン:剥がしもアイドルにしちゃうとか。剥がしアイドル!握手アイドル対剥がしアイドル。
大槻:剥がしアイドルいい!うん、対決させよう!
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