ラーメン激戦区! 町田にオープンした『バラそば屋』に行ってみた
今回は町田市(やや東京都)に新しくオープンしたばかりの『バラそば屋』に訪れてみました。
4月は新年度と言う事で多くの店が新規オープンする季節でもあります。その実力はいかがなものか、取材する側としても楽しみ半分、怖さ半分というところで御座います。
第二踏切近くにある『バラそば屋』
小田急町田駅の第二踏切近くにオープンした『バラそば屋』は『バラそば醤油』と『バラそば煮干し』の二本立てを軸にするラーメン屋さんみたいです。
町田以外の店舗では塩味などもあるので、のちのちメニューに追加されるかもですね。
ちなみにこの場所は何軒ものラーメン屋さんが入れ替わっていて、この『バラそば屋』さんも中の人は前のラーメン屋さんと同じ感じでした。ラーメン激戦区である町田は、よほどでなければ生き残れないので、是非とも頑張って頂きたいものです。
前の店もシャレオツだったので、そのシャレオツ感のある内装は、ほぼ引き継がれています。
カウンターも綺麗なので女性客でも入りやすそうですね。
若干、調味料が多すぎな予感ですが、多い分には使わなければ良いだけなので、特に問題はないかもしれません。
しかし!
あまりに調味料が多いと「デフォルトじゃ美味しくないのか?」みたいな読みも出来るので、多ければ良いってものでもありません。
『バラそば醤油』を所望せざるを得ない件
この日は煮干しな気分だったのですが、未だに『バラそば煮干し』は完成していないらしく、提供されるのは『バラそば醤油』のみでした。
というわけで、強制的に『バラそば醤油』を食べることになります。
味玉や肉増し等のトッピングが気になりますが、やはり筆者のスタイル”デフォルト至上主義”を貫く為に今回もトッピング類なしに徹します。
『バラそば醤油』を食す!
というわけで、写真の『バラそば醤油』(700円)で御座います。
やはりチャーシュー的な肉的な何かが目を惹きつけますね。トッピングなしでも十分なインパクトがあります。
次に大きく切られた大量のネギが特徴的かと思われます。あえてダイナミックに切っていると思われるので、その効果が気になるところです。
スープは豚骨ベースである!
とりあえずスープは豚骨醤油的な何かですが、家系と違いチー油(鶏の脂)は使っていなさそうなので、系統として別モノで御座います。
それなり遅い時間帯に訪れたのですが、スープの濃度はあまり高くなく、ドロ感も無いのでスープ単体は意外とサッパリしています。
しかし、そこそこ脂も浮いていて、しかもタレが多いのか結構“塩っぱい”のでパンチのある味と言えるかもしれません。
若干、カウンターにアンケート用紙があり、味について意見を集めている最中のようなので、この塩辛さが今後も続くのかは謎ですが、スープ単体で飲むにはちょっと濃いと思いました。
逆に、ちょっと濃いのでダイナミックに切られたネギが合う気がしました。微妙にネギの食感も残っているので良いアクセントになっています。
麺は平打ち太麺である
結構、縮れの入った麺なので太麺ながらもスープの運びは良好です。
いや、スープが濃いのでコレ以上スープを運んで欲しくないってのも否めないのですが、結果的にはバランスが取れていると言えるのではないでしょうか?
加水率も高めで喉越しは悪くないので、太麺にしては女性客のウケも悪くなさそうな予感ですね。この麺が好きな人は結構居ると思いました。
『バラそば屋』なのに腿肉?
店名が『バラそば屋』なので豚のバラ肉で来るだろうと思っていたのですが、どうも筆者のチャーシュー的な何かは腿肉かと思われます。
まあ、薄くスライスしてあるので固くはないのですが、ちょっと意外でしたね。
脂の少ない腿肉は、そのまま食べると寂しい食感になりがちですので、とりあえずスープに浸して食べるのが正解かと存じます。
ちなみに他の人のレビューでは“豚バラ肉”っぽいコメントや写真もあったので、色々な部位を使っている可能性はありますね。
『バラそば屋』 総評
全体的にメチャメチャ美味しいと言うには至りませんが、まあ食べても良いんじゃないか的な立ち位置にはあると思います。
いや、っていうか味に迷いがあると言うか、味を迷っている状態でのスタートなので、今の時点で評価してしまうのもナンセンスかと存じます。
しかし!
醤油味一本にメニューを絞って、この迷走っぷりは少々不安になる筆者で御座います。
豚骨と思われますが、あまり炊きまくっていないのか材料(豚骨)が少ないのかは謎ですが、いわゆる町田で一大勢力を築いている“家系ラーメン”のソレと比べると豚骨感は低いです。
では、チャーシューなどを煮る時に出る“肉系の出汁”が強いかと言えば、そうでもなく微妙な感じになっている予感です。
やはり家賃が高いので仕方ないとも言えますが、あまりに前店舗(従業員は同じ)からの切り替え期間が短すぎるのは否めないでしょうか?
一言で言えば「見切り発車」なんですけど、チェーン店なのでラーメンの方向性は定まっているのですから、もうちょっとビシっと味を決められるんじゃないのかなと思った次第です。
とはいえ、特にディスるほどに味が悪いわけではなく、ただ味に迷走しているだけなので今後の展開に期待したい筆者です。
特に筆者も含めて“煮干し”には期待が高いと思われるので、是非とも完成度を高めて町田が誇るラーメン屋さんに成長して欲しいと思いました。
それでは、是非みなさんも『バラそば屋』に訪れて、自分の舌で確かめてみて下さい。
『バラそば屋』町田店
住所:東京都町田市中町1-18-2
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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