【北海道幕別町】偉大なる崖、「ピラ・リ」や市街地へ

北海道幕別町
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、北海道幕別町を写真とともに紹介する。
Vol.441/北海道幕別町
同じ幕別町でも、旧忠類村から幕別町市街地まで、40km以上離れていた。わかっているけれど、遠い。霧に包まれた一本道をひたすら進む。時折、左右には広大な畑の緑色が濃く目に映る。まっすぐな道では「ガタガタガタ…」と大きなトラクターが通過する。ふつうの景色のスケールが大きいなあと。
ようやく辿り着くと、幕別町の市街地からは、旧忠類村方面よりも、帯広市方面の方が近いのだと知った。旧忠類村とは40kmほど離れているが、帯広市は10kmと少しである。
明野ヶ丘公園の「ピラ・リ」と呼ばれる展望台に訪れた。ピラ・リとはアイヌ語で「偉大なる崖」の意味を表すという。ジブリ空間のような立体物でドキドキした。飯能市の「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」で出会った、北欧風の建物を思い出すような。

霧と畑の道を進む

まっすぐな道と

明野ヶ丘公園へ

ピラ・リ。アイヌ語で「偉大なる崖」だ

幕別町役場

まちを歩く

幕別駅前にパークゴルフの銅像があった
公園を訪れたあとは、幕別駅前や幕別町役場近くへ向かった。線路と道路がそれぞれ直線上に交わっており、北海道らしい区画だと感じられる。また、駅前にはパークゴルフの銅像があって紹介文を読むと、パークゴルフ発祥の地が幕別町だそうだ。知らなかったなあ。いろんな土地で生まれたものが、ひっそりと私たちの生活の中に根付いていたりするものだ。
(仁科勝介)

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式X:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247
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