“マイクラ実況”クリエイターが『マインクラフト/ザ・ムービー』を観たらここに感動した!「自由な世界観がそのまま映画に」「MOBやアイテムの特徴に忠実」

大人から子供まで世界中で絶大なる人気を誇る、“マインクラフト”(通称:マイクラ)がまさかの実写映画化!驚異のクオリティでマイクラワールドを完全再現。ハリウッドがリアルガチで描く“異世界転送ファンタジー”超大作『マインクラフト/ザ・ムービー』が4月25日より公開となります。

日本に先駆け世界76の国と地域で上映がスタートし、早くも全世界興行収入7.2億ドルを突破し、今年最大のヒット作となっている本作。全米では大ヒット映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年)のオープニング記録を超え、ゲーム原作映画として史上最大のオープニング興収を上げた前週から引き続き好調な推移で、2週連続首位を獲得し、さらなるヒットが期待されています(※Box Office mojo調べ)

マイクラといえば、YouTube等で配信されている“マイクラ実況”を思い浮かべることも多いはず! 『マインクラフト/ザ・ムービー』をマイクラ実況を行っているクリエイターさんに観ていただき、感想や“マイクラあるある”について調査!さらにフランスでいち早く本作を鑑賞したひろゆきさんによる映画の感想もご紹介します。

マイクラ最大の魅力 創造力をかきたてる“自由なもの作り”

2009年に誕生し、2011年に正式発売されて以来、瞬く間に世界を席巻。大人から子供まで世界中で絶大なる人気を誇っているマイクラ。「ワールド」と呼ばれる3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で、3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめるゲームです。

そんなマイクラの魅力についてクリエイター陣は「アイディアと企画力があればなんでも再現できるゲーム」(ゐろはに計画室)、「好きなものを好きなだけ自由に作れるところ」(よろずや)、「マシンパワーが許せば、どんなことも受け止めきるソフトウェアとしての器の広さ」(ひげおやじ)、「自分が作りたいものを作れる。それを、誰かに見てもらったり、遊んでもらうことも出来る。みんなの自由研究発表会みたいなところだと思います」(しにがみ)、「自由、この一言に尽きます」(ぺいんと)と、その自由さにとことんハマっているよう。

クリエイティブ力や創作意欲をふんだんに刺激するとして、教育版マインクラフトは小中学校の教材にも活用され、全国大会も開かれるなど、子供たちの主体性・創造力・探求心をはぐくむ未来の教材としても注目されています。

『マインクラフト/ザ・ムービー』でもその自由さを再現! ジャック・ブラック演じるスティーブが、謎のキューブの力で自分が考えたモノをなんでも創造(クリエイティブ)することが出来る不思議な世界“マイクラワールド”へテレポートし、作って・作って・作りまくるシーンはワクワクの連続。「子どもから大人まで年齢関係なく楽しめるコンテンツ」(ゐろはに計画室)という感想のとおり、自分の中の創造力を刺激してくれるストーリーとなっています。

自由度が高いからこそ難しい!でもそれが楽しい“マイクラあるある”

大人気ゲームであるからこそ、マイクラを始めるきっかけは人それぞれ。「学校の友達がやっていたので、始めてみた」(よろずや)、「当時高校生だった僕は幼馴染で同級生の友人に背後から声をかけられ気が付くと…マインクラフターになっていた!?」(ぺいんと)というクリエイターもいれば、「当時ニコニコ動画にあがっていたゲーム実況を見て面白そうだと思い、始めました。当時見ていたゲーム実況者と同じゲームができるという嬉しさが大きかったです」(ゐろはに計画室)、「元々はゲーム実況者さんの動画から存在を知り、その後にマインクラフトの長時間ゲーム実況番組を実施する際に深く知りました。自由度の高さ故にプレイヤーの皆さんの人となりや魅力がゲームを通じて感じられた時に、これは凄いゲームだとより強く認識しました」(ひげおやじ)と、マイクラ実況の影響も大きい模様。

「ニコニコ動画で見たゆっくりゲーム実況が出会いでした。最初はどんなゲームか分からず見ていたのですが、少しずつ理解していくうちに『ゾクゾクゾクゥ!(これは…とんでもないゲームだ…!)』となって、気付いた頃にはゲーム実況していました。続々(ゾクゾク)と仲間も増えました」(しにがみ)と気付けば(!)ゲーム実況していたという証言も!

一方、自由度の高さゆえ苦労することもあるようで…?「スケルトンが強すぎて夜は出歩けず拠点にこもっていた」(ゐろはに計画室)、「建築が苦手だったので、家を建てるのが大変だった」(よろずや)、「僕はデザインのセンスが壊滅的で、どうやっても建築したお家が『豆腐型』になってしまう」(しにがみ)、「なんと言っても最初の夜が…w 始まったらまずスポーン地点に土ブロックをつみあげて、周囲の木を取り、暗くなったら穴を掘ってその中で夜が明けるのをジッと待ってました。最初の拠点が作れたら一安心…できるはずもなく、クリーパーに怯える日々に…w」(トラゾー)、

「落下ダメージに苦労しましたね…『死なないやろ〜』って飛び降りて死亡なんて数えきれないくらいあります」(ぺいんと)、「拠点を建築して完成した後クリーパーに爆破されチェストのアイテムが散乱した事」(かばでぃクラフト!・ディージェイ)、「座標の読み方がわからず、すぐに迷子になるので、あらゆるところに土でできた豆腐拠点ができていました。今でも座標が苦手です」(藤雨しずく)という“マイクラあるある”が飛び出します。映画でも、スケルトンの強さなど、その“あるある”はしっかりと描かれているのでお楽しみに。

また、「ハマりすぎて睡眠時間がかなり削られていたのが大変でした!」(クロノア)という面白すぎるが故の時間泥棒な一面、「番組制作の苦労話になりますが自由度がとびきり高いため、番組時間内での目的設定には苦労しました。……え、そういうことではない?」(ひげおやじ)と、番組・動画制作者ならではのお悩みも!

「マイクラが楽しくなってきたきっかけ」については、「僕の中でマインクラフトが大きく楽しくなったタイミングが3回あって、1回目は、アスレチックを作れると気づいたとき。2回目は、マルチプレイで友達と遊べると知ったとき。3回目は、コマンドを打つと世界に色んな影響を起こせると知ったとき。4回目は、データパック(コマンドの密集体)によって、ゲームが作れると知ったとき。です」(しにがみ)、「拠点が大きくなってきた時です。畑を作って、動物を飼育して、家の近くから階段で地下の洞窟に行って鉱石を掘る。そういうサイクルを出来るようになった時、もっと拠点を大きくしたい!とか、アイテム整理したい!とか、家を大きくするぞー!とかやりたいことが溢れてきた時がいちばん楽しかったです。(トラゾー)、

「日常組とマインクラフトをプレイし始めた時ですかね、そもそも僕たちの出会いがしにがみ君の建てたマインクラフトサーバーからなので!」(ぺいんと)、「しにがみくんがマルチサーバーを建てて、それに自分やぺいんとが入ってきて初対面で一緒に遊び始めたとき『マインクラフトって一人で気ままに遊ぶのもいいけどマルチプレイもこんなに面白いんだ!』と気付かされました」(クロノア)、「無人島生活みたいなものなので、他のプレイヤーと一緒に遊べるってなっただけで、最初の夜が恐怖からワクワクに変わりましたw」(トラゾー)と「日常組」の皆さんからコメント。マルチプレイで仲間と楽しむことが大きな魅力の一つであることが分かります。映画の中でも協力する大切さが描かれているのでお楽しみに。

アイテムの特徴を忠実に再現! マイクラ愛を感じる実写化

本作のプロデューサーを務めたのは、「マインクラフト」のシニアクリエイティブディレクターであるトルフィ・フラン・オラフソン。「ゲームの世界を正確に再現することにとても興奮した」と語っており、ゲーム版も手掛けるプロデューサーならではの“本気”具合に期待が高まっています。

「普段遊んでいるゲームの世界がリアルになったらこんな感じなのか、とワクワクした」(ゐろはに計画室)、「世界で大ヒットしたのもうなずけるテンポの良さでした。 映像もあれだけ多様な表現をしつつもゴチャつかずスッキリ見せるのも素晴らしかったです。」(ひげおやじ)と絶賛。「水バケツ着地や焼き鳥製造機など、経験者がみたらわかる要素が盛り込まれていてマイクラ愛を感じた」(ゐろはに計画室)、「それぞれのMOB(登場する生物群の総称)やアイテムの特徴が忠実に再現されていて良かった」(よろずや)、「森の洋館のチェストをたくさん開けるシーンの時に、チェストの中に小麦や腐肉とかが入っていて(めっちゃ分かるー)って心の中で思っていました(笑)。ダイヤの剣とか欲しいのに…って(笑)」(かばでぃクラフト!・かば)とマイクラ好きも納得の凝り具合であることが伺えます。

また、「現実世界とマインクラフトの世界をうまく両立させているストーリーで、物事をクリエイティブに考えることの重要さを改めて感じた」(よろずや)、「好きなキャラクターはナタリーとドーンです。最初はマイクラの夜に怖がっていた2人も後半に行くにつれてモブに慣れてきていて。会話をしながらもモブをしっかりと倒していて、初心者マインクラフターだった頃の自分と重ねちゃいました!」(かばでぃクラフト!・かば)と、と、映画ならではの展開に魅力を感じるコメントも。

山寺宏一、安元洋貴、生見愛瑠、狩野英孝、HIKAKIN、SEIKINら豪華キャストが集結している日本語吹替版。ほかにも、マインクラフトのゲーム実況で大人気のトップ動画クリエイター「ドズル社」、「日常組」、「カラフルピーチ」のメンバーも吹替キャストとして参加! 今回ひと足先に吹替版を観ていただいたクリエイターさんたちも、「日本語吹替版に、有名なマインクラフト実況者さん達がたくさん出ているのでそこにも注目して欲しいです!」(かばでぃクラフト!・かば)、「何より良かったのが吹き替え!主要の方々がとても良かったです! また知り合いが沢山出ているのでドキドキしていましたが(笑)、 めちゃくちゃ安心しました!良かったです!」(ひげおやじ)と絶賛の、日本語吹替のクオリティーの高さにも注目です。

そんな「日常組」の皆さんから映画について、「ゲームのようにとても創造性にあふれる、そんな世界観に期待しています。『マインクラフト』というものがどうしてみんなに受け入れられて大好きなコンテンツになったのか、そんな魅力を伝えてくれる作品であってほしいです」(クロノア)、「子どもたちの活躍ももちろんですが、マインクラフトの世界に迷い込んでしまった大人たちは一体どんな行動をするのか気になります。みんなが子どもの頃に戻って、素敵な想像力を発揮して欲しいなと思います」(ぺいんと)、「マイクラを始めたばかりのドキドキと、色んなことが出来るワクワク。あの頃の青春を思い出させてくれる作品になることを期待してます!」(トラゾー)、「昔、お父さんが若いころに見たおすすめの映画をボクに見せてくれたみたいに、僕も将来子供に見せられるような、家族で楽しめる名作になると期待しております!!!」(しにがみ)とメッセージも。豪華日本語吹替版も大スクリーンで堪能して!

ゲームの世界観がそのまま映画に!キャラやアイテムの作り込みがすごい

予告編などで、作り手の“マイクラ”愛がこれでもかと反映されたヴィジュアルがすでに話題を呼んでいる本作。「焼きあがったニワトリがちゃんと四角いニワトリの丸焼きになっていて、ちぎった部分もちゃんと繊維質が再現されていてすごかった」(ゐろはに計画室)と、その四角ヴィジュアルは注目の的。

劇中では、四角いピンクのヒツジやオオカミやパンダ、ミツバチといった動物・虫、スティーブたちに襲い掛かる四角いゾンビやスケルトン、狂暴なピグリン軍団、クリーパーも登場します。「ゾンビグが村に走り込んでくるシーンのラマの表情がよかった」(ゐろはに計画室)、「村人や羊なども特定のシーン以外はゲームと似た音声を使っていたため、世界観がより忠実に再現されていたところがよかった」(よろずや)、「森の洋館のチェストを開いた際 金リンゴらしきものが一瞬映って、思わず熱くなりました」(かばでぃクラフト!・ディージェイ)とクリエイターならではの視点も。

「洞窟で罠を食らうシーンが3Dだと迫力があって面白かった。」(よろずや)、「エンダーパールが思いのほかドット感強めで重量感があるんだなと思った」(ゐろはに計画室)、「ハラハラドキドキが止まらなくて、3Dも観たくなったので絶対劇場見に行きます!」(かばでぃクラフト!・かば)と、と映画ならではの表現もお楽しみに!

「マイクラのゲーム同様、自分の人生も好きなように、自分を信じてクリエイトしていけば、いつかは納得のいく結果につながるよ、という前向きなメッセージを感じました。嫌なことがあっても、何か行動すれば、プラスに代わっていける。その過程には失敗したり、納得がいかない建築(出来事)があるかもしれないけれど、手を動かしていれば、いい建築(人生)になるよ!と言われたような気持ちでいます」(藤雨しずく)と、楽しくて可愛いだけでは無い胸熱なメッセージを受け取ったという素敵な感想も飛び出しました。

フランスで『マインクラフト/ザ・ムービー』を観たひろゆきさん「ここまで盛り上がる映画は初めてでした」

クリエイター陣の感想により、マイクラ愛あふれる作品であることがお分かりいただけたかと思います! 一方で「マイクラを知らないと映画を楽しめないのかな…?」と不安になった方へ「マイクラに詳しくなくても楽しめる」という、ひろゆきさんの感想をご紹介!

「キャラクターやアイテムがちょこちょこ出てきてマイクラらしさを出していますが、あくまで人間が主人公なので、マイクラを全然知らない人でも楽しめるようにしたのだと思います。ジャック・ブラックが相変わらず歌がうまくて面白いです」
と、映画単体で楽しめる作品になっているとコメント。「エマ・マイヤーズさん演じるナタリーが個性的なメンバーの中で好感を持てました」というひげおやじさんの感想にもある様に、豪華俳優陣のキャラ立ちしまくったお芝居は必見です。

フランスで本作をご覧になったというひろゆきさん。「パリはフランス語吹替の劇場が多いのですが、オリジナルの英語版を観に行ったところ、映画が始まるといきなり観客が拍手をしはじめました。マイクラの有名キャラクターが出てきたり、 危機を切り抜けたりすると、拍手をして喜ぶというノリノリな空間でした」と劇場は大盛り上がりだった様。「フランスの映画館で200回ぐらい映画を観てきましたが、 ここまで盛り上がる映画は初めてでした」と世界的なヒットもうなずける、フランスでの盛り上がりを知れる感想となりました。

現実世界でパッとしない4人の男女。危険たっぷりで喜びも創造も許されない「ネザー」へのゲートを発見してしまった彼らが、「ネザー」を根城にする親玉・マルゴシャ率いる四角いブタ・ピグリン軍団から“マイクラワールド”を守るため、バトル&サバイバルに身を投じていく姿が描かれる。果たして、彼らを待ち受けるものとは!? マイクラファンはもちろん、未プレイでも楽しめる、異世界転送ファンタジーの大冒険はぜひ劇場で!

ご協力いただいたクリエイターの皆さん(50音順)

◆ゐろはに計画室
https://www.youtube.com/@irohanikeikaku [リンク]

◆かばでぃクラフト!
https://www.youtube.com/@Kabadhi117 [リンク]

◆日常組
https://www.youtube.com/@Nichijo_Gumi [リンク]

◆ひげおやじと仲間たち
https://www.youtube.com/@gamelive [リンク]

◆藤雨しずく
https://www.youtube.com/@FujisameShizuku [リンク]

◆よろずやチャンネル
https://www.youtube.com/@official_yorozuya [リンク]

作品情報

『マインクラフト/ザ・ムービー』
公開日:4月25日(金)全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

TOP画像制作:moca

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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