おひとりさま家賃はどのくらい? 独身男女の“住宅係数” アットホーム調査

家計の消費支出に占める飲食費の割合を“エンゲル係数”と呼びますが、月収に対する住居費(家賃)の占める割合のことは“住宅係数”と言うそうです。

不動産総合情報サービスのアットホームは、賃貸住宅に住む独身の男女に住宅係数に関するモバイルリサーチを実施。その結果によると、現在の住宅係数は高すぎると感じている人が多く、理想の家賃は「月収の29.4%」とのこと。たしかに、家賃が月収の3割以下ならおひとりさま経済もかなりラクですよね。


調査対象の月額収入(手取り)は、全体の平均が21万1722円。地域別では、首都圏が21万8775円、中京圏は18万8033円、京阪神圏は20万2851円とばらつきがあるようです。また、家賃(管理費込み)の方は、全体の平均が6万6434円、首都圏が7万391円、中京圏は5万4579円、京阪神圏は6万867円。このデータから住宅係数(※)を算出すると、全体では34.7%、地域別では首都圏がやや高く35.5%となりましたが、中京圏33.1%、京阪神圏33.3%と、月収や家賃ほどには地域差が出ませんでした。(※住宅係数は回答者別に算出)


“月収の34.7%”の家賃について、59.9%の人が「高い」、32.7%の人が「高いと思っておりできれば負担を減らしたい」、27.2%の人が「高いと思うが仕方ない」と考えているようです。一方で、理想の家賃については、全体の回答平均は「月収の29.4%」とのこと。理想と現実の間には、5.3ポイントの差があることが明らかになっています。

でも「条件がよく気に入った理想の物件があった場合はどれだけ家賃を負担してもよいか」という質問に対しては、全体の平均は「月収の36.5%」という結果に。納得できる物件であれば、今よりも高く払ってもいいと考えている人が多いようです。理想のお部屋選びと家賃のバランス、住宅係数を参考に考えてみるのもいいかもしれません(詳細画像・表付き記事はこちら)。
 
調査概要
調査テーマ:住宅係数に関する調査
実施期間:2009年4月21日~23日の3日間
対象:賃貸住宅に住む男女(18歳~39歳)
回答サンプル数:男女各300名(計600名)
調査方法:モバイルリサーチ(携帯電話を使ったインターネット調査)
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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