まるで“お姉さんの万華鏡”?! シューティングゲーム『弾幕なお姉さんが本気を出したようです』
自機や敵機が少女キャラクターのゲームは今までにもありましたが、敵が撃つ弾まで少女キャラクター?! 画面内に大量の女の子が飛び交う、前代未聞のシューティングゲームが『弾幕なお姉さんが本気を出したようです』。インタビュー記事でも登場したババラの新作Flashゲームです。
『弾幕なお姉さんが本気を出したようです』は、2Dの縦スクロールシューティング。自機はマウス操作で移動し、クリックでハートの弾を発射します。敵機はボス(?)のお姉さん1機のみですが、ボスはさらにお姉さんを大量に発射し、弾幕を張ります。画面いっぱいの弾幕を見ると「無理無理!」と思いますが、ご安心を。自機は弾を撃たなければ、バリアーで守られている無敵状態です。弾幕のすき間をぬって弾を撃ち、徐々にレベルアップするボスと対決するゲーム内容となっています。“お姉さんの万華鏡”のようなカラフルな弾幕は圧巻。無敵状態で眺めているだけでも楽しめます。
シューティングゲームといえば、昔は宇宙船や戦闘機が、敵機やエイリアンを撃ち落すという、無機質でメカメカしいものが主流でした。ところが、同人ゲーム『東方Project』やアーケードゲーム『式神の城』『虫姫さま』の登場により、シューティングゲームというジャンルのイメージは一変します。自機や敵機に人物キャラクターを据えることにより、キャラクターを中心としたストーリーや世界観がゲーム世界に広がりを持たせることに成功したのです。
この『弾幕なお姉さんが本気を出したようです』も、キャラクターの設定を重視。ババラ氏のブログによると、9人の登場キャラクターすべてに設定が記載されています(カッコ内はキャラクターの髪の色)。これがストーリーや二次創作に広がっていくことになれば楽しみです。
ぱんこ(赤):食パンのように白い肌の女子高生。他の娘とは肌のカラーバランスが微妙に違うぞ。
みみ(青):ぱんこの親友。ぱんことは別の進学校に通っているため制服が違う。
ヴィティス(ボス):ぱんこの転校前の学校から来た娘。彼女の来訪の目的とは!?
たかみ(緑):ぱんこの同級生。みんなより胸が1ドットでかいのを気にしている。
かおり(水色):さわやか少女。水分が多めで、いつも汗をかいている。
さやか(ピンク):和 風 で お し と や か な 娘 で ご ざ い ま す 。
まいや(黄):ぱんこをライバル視する美少女。短いスカートでセクシーさをアッピル。
せとか(オレンジ):下級生。よく見るとちょっとちっこい。「はるみ」という双子の妹がいる。
あき(紫):クイーンの異名を持つ上級生。足が長い。ヴィティスと繋がりが…?
『弾幕なお姉さんが本気を出したようです』は、ババラ氏が2008年にブログ上で発表したデモ版のゲーム『妖精さんが本気を出したようです』をベースに制作しています。ババラ氏はさらに、以前“シューティングゲームは進化を続ける。弾幕シューティング『弾幕なお姉さんは好きですか?』”の記事でご紹介したSouth氏のゲーム『弾幕なお姉さんは好きですか?』をリスペクト。“お姉さん”をフィーチャーした作品に仕上げました。その文脈を理解しつつ、各作品を比較して遊んでみるのも面白いでしょう(この記事の配信元はこちら)。
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弾幕なお姉さんが本気を出したようです(『モゲラ』にて公開中)
弾幕なお姉さんは好きですか?(『モゲラ』にて公開中)
妖精さんが本気を出したようです
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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