料理人・鳥羽周作シェフのレストランo/sioのパスタ「コクミート」を食べた結果は言うまでもない

料理人・鳥羽周作シェフのレストラン「o/sio」(東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエアB1F)でパスタを食べたのですが、これがもう、最高オブ最高。うまかったのです。おいしかったのです。デリシャスだったのです。「普通にウマイ」ではありません。「バイブスぶち上がるウマイ」です。
o/sioの自家製ミートソースパスタ「コクミート」が名物
o/sioのランタイムに行きました。オススメのパスタは、o/sioの自家製ミートソースパスタのコクミート。コクミートをベースとして、ふわとろ卵のせ、揚げナスのせ、トリュフオイルがけなど、あらゆるタイプのコクミートがあります。
どれもおいしそうなので、どれを食べるか迷います。ここは確実に迷います。なぜなら、きっと、どれを食べてもウマイはずだからです。





店員さんのひとりが個人的に好きなパスタは「マーラーコクミート」
迷ったので、店員さんにオススメを聞いたところ、個人的に好きなのは「マーラーコクミート」とのことでした。それにしました。店員さんは、きっと、何度も何度もコクミートを主食のように食べてきたはず。そして到達した味、それがマーラーコクミートなのだから、間違いないでしょう。
マーラーコクミートとは何か?
マーラーコクミートは、コクミートをベースにして、揚げナス、自家製旨辛ラー油、やまつ辻田の山椒をプラスしたもの。いま簡単に「プラスしたもの」と言いましたが、もちろん絶妙な黄金比率ともいえるバランスで組み合わせているのでしょう。期待しかありません。
ちなみに、自分が好きなように、ホワイトソース、チェダーチーズ、トリュフオイル、ふわとろ卵など、ほかさまざまなトッピングをプラスすることもできます。






湯気からマーラー的な薫り! これは絶対にウマイやつ
目の前にやってきたコクミート。そして葡萄ジュース(ワインが飲みたかったけど仕事があるので我慢しました)。自家製ミートソースの上に、ゴロッとダイナミックにカットされた揚げナスが盛られています。そして、湯気からマーラー的な薫りがします。これは絶対にウマイやつ。そう確信させる刺激的だけど心地よい薫り。
テイストにグラデーションと緩急が生まれて味覚が楽しい
ガッツリと自家製ミートソースを混ぜるのではなく、やや豪快に、そして混ぜすぎず、ザッザッ! とパスタにからめて食べます。そうすることで、テイストにグラデーションと緩急が生まれて味覚が楽しいのです。その味は……、これは革命の味ですよ。



強引な「辛味まかせ」にしていない
マーラー的なパスタなので、辛味によって、ややパワフルで武骨なテイストかなと思っていたのですが、いやいや、そんなことはなかったのです。むしろ繊細。マーラーの薫りと「微細な刺激」で自家製ミートソースを盛り上げているのです。そう、辛味で押してこない。強引な「辛味まかせ」にしていない。
マーラーの辛味は、あくまでコクミートのおいしさを引き立てるひとつのエッセンスとして存在。そのエッセンスが、すこぶる良い仕事をしているのです。なので、最初から最後まで、爽やかでコク深いおいしさを楽しめました。
本当においしいパスタってこういうパスタ
いやあ、すごいなあ。本当においしいパスタって、こういうパスタのことを言うのですね。鳥羽周作シェフの潮流を感じます。ごちそうさまでした! ちなみに、o/sioの「噂のフライドポテト」も超絶おいしいです。
(執筆者: クドウ秘境メシ)

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