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日本の安全保障-沖縄米軍基地と食料自給率

金融日記

基地移設問題というのは、日本の国防というものが米軍と簡単には切り離せない状況にあるという面からも、じっくりと考えてみなければならない問題だったのですね。今回は藤沢数希さんのブログ『金融日記』からご寄稿いただきました。

日本の安全保障-沖縄米軍基地と食料自給率
安全保障というのは、いうまでもなく他国が侵攻してきた場合にどうしたらいいのかという極めて重要な問題です。僕は、どんどんグローバリゼーションを進めて自由市場の力で経済の相互依存を強めていけば、世界は平和になり発展していくという考えですが、かといって軍隊のない国はどこにもないことを考えると、平和には相互の抑止力というのが非常に大切なことも自明でしょう。

日本は安全保障に関しては、日米同盟、もっというとアメリカにアウトソースしてやってきました。
アメリカはいうまでもなく圧倒的な軍事力を持て余している超大国なので、そこにアウトソースできればこんなにすばらしいことはないわけですし、日本とアメリカは経済的な結びつきも非常に強い同盟国です。

アメリカと日本の関係は親分・子分 *1 みたいな関係かもしれませんが、それで日本国民が平和に暮らせて、うまいものを食べれて、海外旅行したらお金持ち気分を味わえるのなら何の問題もありません。社長がアメリカ人だろうが、中国人だろうが、サラリーマンにとってたくさん給料をくれる社長がいい社長というのといっしょです。
*1:「鳩山首相の空想平和主義」『金融日記』
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51624865.html

そうやって考えると沖縄米軍基地問題も食料自給率などの安全保障の問題もすっきりと解がみえてきます。

1.沖縄米軍基地問題
さまざまな識者が指摘しているように、台湾などの事情を考慮すると、アジアの平和を安定させ、自由市場経済圏と民主主義を守るためには、米軍基地は沖縄にあるのが一番合理的です。しかし、今の普天間基地は市街地の真ん中にあって、騒音や万が一の墜落事故などが起こったときのことを考えると、どこかに移したいというのが普天間市民の願いだったわけです。

それで市街地から離れている辺野古沿岸を埋め立てて滑走路を作るという案に自民党政権がこぎ着けていたわけです。そこには地元住民の地道な説得はもちろんのこと、米軍と軍事合理性をとことんまで考えたり、その他いろいろと大変なことをクリアして、日米両政府、地元とそれぞれが納得できる計画に、大変な苦労をしてたどり着きました。

それが、あの鳩山首相率いる民主党政権が「俺(おれ)達が政権とったら県外移設なんて楽勝」といつもの空手形を切って、実際に選挙で勝ってしまったわけですね。

先進国の国防費って大体GDPの2~3%ぐらい *2 なわけですけど、日本は日米同盟があるおかげで1%、つまり5兆円ぐらいに抑えれられています。思いやり予算 *3 だのなんだのいわれていますが、そんなの数千億円で、この前のスパコン2~3台分 *4 です。
*2:「軍事費」『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/軍事費
*3:「思いやり予算」『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/思いやり予算
*4:「スーパーコンピュータと核兵器と私」『金融日記』
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51619563.html

で、米軍に日本から出ていってもらって、他の先進国並にあと5兆円、10兆円余分に税金お願いできますかって話ですね。しかし、仮に日本が防衛費に15兆円かけても、今の駐留米軍との同盟の方が明らかに戦力は上でしょう。

そういう意味で、日本国民は断固として日米同盟を死守しないといけないのです。だって、その方が負担が少なくて、抑止力もぜんぜん強いわけですからね。

沖縄県民にしても、歓楽街や公共事業など、基地関連で潤っているところはたくさんあって、基地がなくなると困る人もたくさんいるわけです。基地があると困る人というのは、騒音とかに迷惑していたりする沖縄の人たちです。でも、そんなに嫌だったら引っ越せばいいのに引っ越さないということは、引っ越すめんどくささに比べれば、許容できる程度の迷惑ということです。だとしたら日本国政府は、この迷惑している人達になんらかの金を握らせて黙っていてもらえば全て解決する問題で、政治家はそういうことを誠心誠意やるべきでしたが、おバカな鳩山首相率いる民主党政権は、ぜんぜん逆のことをやってしまって大変なことになってしまったわけですね。トホホ。

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