土地課税をして、土地の値段と家賃を下げて、税収をあげる話。

access_time create folderガジェ通 政治・経済・社会
ひろゆき日記

財政赤字なので、消費税増税とか言われてますが、土地の収益に課税しちゃえばいいじゃんというお話しです。

高額所得者と法人税の課税率を高くすると、海外に移住しちゃったりとか、本社が移転しちゃったりとか、海外の会社が来なくなるとかデメリットがあります。
でも、土地は、海外移転が不可能なので、税率を上げた分だけ税収が増えるんですよね。

さてさて、、
まず、商業地区の土地・建物は、基本的には投資対象として購入されています。

投資というのは、利回りとリスクで判断されるのですね。

例えば、トヨタ社の株を1000万円買うと、配当として、毎年50万円払われます。

この場合のトヨタ社の株は、5%の利回りということになります。

次に、湘南の海辺の土地区画を1000万円で買って、海の家を建てる土地として貸し出すとします。。
借りた人は、地代として、毎年50万円払ってくれます。

この場合、湘南の土地区画の利回りも5%ですね。

トヨタという会社の株も、湘南の海辺の土地も、投資商品としては、ほぼ互角ということになります。
(厳密には、トヨタ自動車が潰れるリスクとかありますけど、今回は割愛)

ここで、土地に対して、固定資産税として収入の20%の税金がかかるようにしてみます。

1000万円で買った土地に対して、地代50万円と税金を10万円を払うので、、収入が40万円になります。

そうすると、湘南の海辺の土地の利回りは4%になりますね。

お金儲けをしようとして、湘南の土地とトヨタ社の株のどちらを買いますか?というと、みんなトヨタの株を買うようになるわけですよ。

誰も買わなくなった湘南の土地は、いくらで売れるようになるかというと、トヨタ社の利回りの5%と同じ額になったときに、また売れ始めるわけです。

ということで、湘南の土地が800万円になると、利回りが5%なので売れ始めるわけです。

結果、土地の収益に対して課税するようにすると、その土地の値段が下がるわけです。

都会と地方の家賃を比較すればわかるように、土地の安い地域ほど、家賃が安くなります。

従って、土地課税をすると家賃も下がっていくわけです。

現状、不況は続くわけですから、家賃が安いほうが、所得の少ない人には幸せなわけです。
ということで、低所得者も幸せだし、税収も増えるので、土地収益に対する課税はありなんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょうか?

真っ先に思いつくのは、政治家は土地持ちが多いので、反対されるだろうな、、と。。

ひろゆき日記@オープンSNS


■最近の注目記事
人よりレジを信用します
普天間飛行場は、もともと何もない畑に米軍によって作られた
マーケティング的なるものは人々をインスパイアしない
日本人と外交議論
名無しの世代ですら、社会を信頼していないという(今更過ぎる)話

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 土地課税をして、土地の値段と家賃を下げて、税収をあげる話。
access_time create folderガジェ通 政治・経済・社会

ひろゆき

1年の1/3ぐらいは日本以外のどこかに居ます。

ウェブサイト: https://twitter.com/hiroyuki_ni

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。