マーベラスが発売したWii専用ソフト4本中3本が赤字ソフトと判明
『ディシプリン*帝国の誕生』や『王様物語』などの話題作を世に出してきた株式会社マーベラスエンターテイメント(以下、マーベラス)。マーベラスは開発者が有能なのか、秀逸なゲームソフトを多数開発しているものの、業績に関しては必ずしも成功を収めているとは言いがたいようだ。
マーベラスが発表した『2010年3月期 第2四半期決算説明会 質疑応答概要』の資料によると、Wii向けに発売したゲームソフト4本中3本が赤字タイトルとのこと。作るゲームがことごとく失敗に終わっていることになる。もちろん、「売れなかった」という事実だけがゲームの良し悪しを決める “査定” とはならないものの、「売れてナンボ」な業界であるのも事実だ。
では、その赤字タイトルとはどのゲームのことなのだろうか? 『2010年3月期 第2四半期決算説明会 質疑応答概要』に掲載されているWii専用ソフト、『朧村正』、『アークライズ ファンタジア』、『VALHALLA KNIGHTS ELDAR SAGA』、『王様物語』の4本のうち、『王様物語』以外のすべてが赤字だったようである。
なかでも『朧村正』は非常に秀逸なゲームソフトだといわれているだけに、ゲームユーザーとしても「これはちょっと悲しい結果だなあ」と言いたくなる。質疑応答でも「御社のゲームソフトは、外部からの評価は高いものの、それが販売に結びついていない印象です」と質問されているほど、マーベラスに良い作品が多いのは事実なのである。
何か展開方法として悪い部分があるのだろうか? しかしユーザーからしてもマーベラスの展開方法に対して悪い印象を持ったことはないし、むしろ安心して楽しむことができるゲームを提供しているイメージがある。それとも、Wii自体に不況の波が押し寄せてきているのだろうか? 7,140円という価格を5,500円くらいにすれば売れるのか? その原因や解決方法はわからない。今後もマーベラスに注目していきたいところだ。
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