【動画】プロジェクター投影&舞台照明で極楽浄土を表現!? 「テクノ法要」実践の福井・照恩寺がクラウドファンディング

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文化庁の『宗教年鑑』によると、仏教のお寺(宗教法人)の数は全国で約74000件。信者数は約4775万人とされていますが、その数は年々減少傾向にあり、一説によると2040年には30~40%のお寺が消える可能性があるとか。
そんな中、仏様の存在をより近しいものへとする斬新な取り組み、その名も「テクノ法要」が福井県福井市の浄土真宗本願寺派・照恩寺で実践されています。

照恩寺の朝倉行宣住職は、20代前半にはDJとして活動。YMOに影響を受けたと公言し、「細野(晴臣)さんの精神性の中に仏教を感じていた」といいます。また、Perfumeの「Dream Land」のパフォーマンスに特に感銘を受けたとして、その歌詞についても「阿弥陀様の気持ちを歌っているのではないかと感じるようなもの」と語り、妻の後押しもあり「テクノ法要」へと昇華したといいます。

『YouTube』では、2016年10月25日に勤めた「テクノ法要」がアップされており、その光に照らされる境内と仏様の様子、さらにはテクノ版のお経と木魚の音が一体となった映像を見ることができます。

照恩寺 テクノ法要 2016/10/25 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8dmPCC5EYTQ [リンク]

一見奇想天外ですが、その曼荼羅のような色彩豊かな世界観が展開され、サイバーな雰囲気の声明も違和感なく聞こえてくるように感じます。なんでも、住職のお母さんも本番前日のリハーサルを観て「これはお浄土だわ」と納得し、お年寄りも「お浄土って奇麗やねぇ」という反応だったとか。

すでに照明などの機材に60万円費やしているという朝倉住職ですが、現在クラウドファンディングサイト『Readyfor』で2017年2月24日まで30万円の出資を募っています。資金はプロジェクター購入費、プロジェクションマッピング等ソフト、舞台照明機材などに充てるとのこと。

「阿弥陀仏は光の仏様」であり、「僧侶として大切なのは、仏の教えを伝えること。テクノ法要は単なる”客寄せパンダ”ではない」と力説する朝倉住職のクラウドファンディングが成功するのかどうか、音楽ファンの視点からも注目されます。

固定観念を崩せ!テクノ法要で仏教を身近にー照恩寺住職の挑戦(Readyfor)
https://readyfor.jp/projects/techno-hoyo [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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