高級イヤースピーカーメーカー『STAX』が中国の企業にわずか1億円で買収される
高級イヤースピーカーメーカーのスタックスが中国の企業“漫歩者科技”に約1億2000万円で買収されることとなった。スタックスと言えば独自のドライバーユニットと耳にかけるイヤーヘッドホン、そして販売後のアフターケアも素晴らしいことからオーディオマニアの間では知られているメーカー。
記者もこのスタックスの『SignatureII』と『Ω(オメガ)』を所有。付け心地と耳に伝わる音は、ほかのヘッドホンでは味わえない物がある。CDのノイズまで拾う程だ。そんな日本の老舗オーディオメーカーがわずか1億円で買収されてしまったというから驚き。
ネット上では「お前らなんで買わなかったんだよ」、「たったそれだけで買えるなら日本のメーカーが買えよ」、「高すぎんだよ。もう少し市場の調査して出せよ。」という意見が書かれている。
確かに買いたくても簡単に買えない値段。一番安いエントリーモデルでも数万。高い物だと10万超えはするという。「ヘッドホンにそんな値段だせないよ」と嘆く人もいるかも知れないが、一度聞いたらやみつきになることは確か。オーディオショップではヘッドホンコーナーと独立してスタックス特設ブースができる程だ。唯一の弱点はドライバーユニット制なので、持ち運んで聞くことができない。
ドライバーユニットも真空管となっているため、扱いが難しい。起動するまでの待ち時間が良かったりするんだけどなあ。数十秒待って「カチッ」となるあの音。
今は低価格で音の良いヘッドホンや、またインナーイヤースピーカーまで出てきているので、それに押された傾向もある。
ピュアオーディオ業界も不景気なのだろうか?
※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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