【おいしい裏ワザ】丸亀製麺お持ち帰り「天ぷら箱買い」は店内で食べるよりめちゃオトク
[この情報は2015年9月時点のものです。最新の情報は丸亀製麺さんのウェブサイトや各店舗でお確かめください]
丸亀製麺「天ぷら箱買い」は普通に店内で食べるよりオトクだった
丸亀製麺で、天ぷらだけお持ち帰りにできるということをご存知だろうか。
実はできるのである。
丸亀製麺の天ぷらの中から、好きなものだけ選んで箱に詰めて持ち帰りでき、なんと、うまく組み合わせれば通常の店舗内で食べるより安く購入することもできる。
例えば野菜かきあげだけ5個詰め込んでもOK。野菜かきあげが大きくて、ひと箱に入りきれないので、2箱にわけて詰めたが、これで600円なのだ。
通常お店で食べる場合、野菜かき揚げは130円なので、お店で5個食べたら650円。お持ち帰りの方が50円オトクなのである。
かしわ天(130円)を10個詰めても1200円。
えび天(150円)10本でも1200円。えび天を普通にお店で10本食べたら1500円なわけで、お持ち帰りだと300円もオトクなのである。まぁ、お店で10本、えび天を平らげるツワモノはなかなかいないだろうけど。
もちろん、さまざまなものを組み合わせて購入することもできる。ちょっと奥の深い「箱買い」。
今回の「食の裏ワザ」は、この丸亀製麺の天ぷら「箱買い」について詳しく研究してみることにする。
天ぷら「箱買い」初体験
丸亀製麺の天ぷらの衣は、うどんにのっけて食べることを想定してつくられているので、少し固め・厚めになっているそうだ。確かに天ぷらの衣が、カリッ・サクッとしているように感じるけど、このサクッという食感がクセになっている人も多いのではないだろうか。衣サクッ派にとっては、あれがたまらないのだ。
で、実はこの丸亀天ぷら、前述のとおり持ち帰る方法がオフィシャルに存在する。
その名も 天ぷら『箱買い』。
丸亀製麺でセルフカウンターに並んでいる人の中に、紙の箱のようなものを持って、そこに天ぷらをつめている人がいるのを見たことあるだろうか。ライターふかみんは、家庭のありそうな女性が天ぷらだけ購入してるのをたまにみかける。箱に天ぷら詰めて、レジ通したらそのままさっそうとお店を出て行く女性。おそらく自宅では子供たちがお腹をすかせて待ってるんだろうなー、って感じ。
ふかみんは、ちょいちょい見かけるこの「箱に天ぷらを入れてる人たち」が気になっていて、どうも天ぷらお持ち帰りができるっぽいな、というのはわかっていたのだが、やり方がよくわからなくて実際天ぷらをお持ち帰りしてみたことはなかった。だってよくわからないことやるのはちょっと勇気がいるし。
まぁ、天ぷらをお持ち帰りするだけのことなので、やってみれば難しいことはないのだろうけど、セルフサービスの店舗の独特の緊張感というのがあって、なにか間違ったことをやってしまって、列の後ろの人に迷惑かけたらどうしよう、などなど考えてしまうわけです。もしくは、レジで「ちょっとこれ違いますよ」と言われないか…など、ドキドキしていろいろ考えてしまう。
しかしながら、どーも気になってしょうがない、というわけで、前回の創作天丼大会をサポートしてくれた丸亀製麺の広報の人に再び連絡とってみたところ、実際「箱買い」体験しながら取材させてもらえることになった。
お店で食べるよりお持ち帰りの方がお値段お得
ガジェ通編集部は新宿にあるのだが、編集部のすぐ隣のビルにある「丸亀製麺 新宿文化クイントビル店」で箱買い体験をさせてもらうということで、待ち合わせ時間に丸亀製麺さんへ向かう。今回はカメラマンに「杉並区の長田さん」、取材をわたくし「ふかみん」と女性ライター「しゃむちゃん」で担当。
んで、挨拶もそこそこに、箱買い体験スタート。箱買いの様子をわかりやすく説明するため、急遽ライターのしゃむちゃんにモデルになってもらいながら取材を進めた。
「箱買い」は5個、7個、10個のコースから選ぶ形になっている。
5個:600円
7個:800円
10個:1200円
なのであるが、暗算得意な人なら、おやおや、と思うところだろう。
そうなのである。実は、コースによって、天ぷら1個あたりの値段が微妙に違うのだ。
丸亀の広報さんいわく、「7個が一番オトクですよ」とのこと。まじかよ!
実際に計算してみると、コースごとの1個の値段は以下のとおり。
天ぷら1個あたりの値段:
5個コース:120円
7個コース:114円
10個コース:120円
確かに7個コースが微妙に安い!
いやぁ、これは油断ならねぇ。いきなりスタートからこんなワナが仕掛けてあるとは。
というわけで、コスパ重視の人は「7個コースが一番オトク」ということを覚えておこう。
箱の大きさが2種類あるぞ!
さらに、箱の大きさも2種類ある。箱代は不要で、どちらも選んでもいいそうだ。
何を選ぶか、イメージ出来ている人はそれに合わせたサイズの箱を選ぼう。
丸亀は野菜かき揚げがかなり大きいので、これをいくつ入れるかで箱のサイズに影響が出てくる。
野菜かき揚げ2個とかいきたいなら、箱のサイズは大だろう。
ちなみに、サイズ大でも野菜かきあげ4つで満杯だ。4つでもうまく入れないと入りきれない。
箱を選んだら、さっそく天ぷらコーナーへ。普通のうどんコーナーはスルーして、天ぷらコーナーへ直行である。ちょっと通(ツウ)っぽくて気持ちいい。
天ぷらを選ぶ上での注意
箱を選んだら後は簡単、好きな天ぷらを箱に詰めていけば良いのだが、1点注意がある。たまーに、箱買い対象外の天ぷらがあるそうだ。
取材した日は、大あなご天(230円)が対象外だった。
季節ごとに出る天ぷらなどで一部対象外のものがあるそうだ。
箱買い対象外の天ぷらにはわかりやすく「箱買い対象外です」と書いてあるので、そこはチェックしながら箱にいれていこう。
どれにしようか考えながら箱に天ぷらを詰めていく作業が実に楽しい。どれを選んでも同じ値段なのだ。
好きな天ぷらを箱に詰めたら、レジへ進んでお会計。
天つゆや薬味をもらおう
まだまだこれで終わりじゃない。むしろこれからがお楽しみ。つゆやソース、薬味なんかをどうするか決めなくちゃならない。
お持ち帰り天ぷらの楽しみかたは実にさまざま。
自宅でご飯にのっけて天丼にしてもいい。その場合は、天丼用の天だれをもらって帰ろう。
以前、【秘技】丸亀製麺の「厳選・裏ワザメニュー」9種類を紹介という記事で紹介したのだが、丸亀製麺の天ぷらでつくる天丼は実に美味しいので、これを自宅で再現したいという人はご飯を炊いて天ぷらをのっけよう。
天だれや天つゆ、薬味などをいれてもって帰るための入れ物「ソースカップ」は購入した天ぷらの数に応じて提供されるので、それに好きなものを入れて持って帰ることができる。
ソースカップの数:
天ぷら5個の場合ソースカップ1つ
天ぷら7個の場合ソースカップ2つ
天ぷら10個の場合ソースカップ3つ
定番は天つゆだろうか。お店の人に頼んで、注いでもらおう。
天ぷら用のだしソース、ってのもある。これは、とり天に抜群に合う。ソース風味で、特に関西で人気とのこと。購入したとり天にかけて帰ってもよいかも。試食させてもらったが、ギュッと旨味が凝縮されつつもライトなソースで、他のものにも試してみたくなった。
ネギを山盛り持って帰っても怒られないぞ。自分の食べたい形にあわせて、薬味やソースをお持ち帰りしよう。
食べる分、好きなだけソースカップに入れよう。
天ぷら「箱買い」専用の袋がある
箱のままでは持ちかえりにくいので、その箱を持ち帰るためのビニール袋、ってのも用意してある。天ぷらとソースカップはこれに入れて持ち帰ろう。
ちなみにこの袋の上側の赤い線は、「うどんの麺」をイメージしたデザインになっているとのことだ。ちょっとした豆知識。
そうそう、ちなみにこの持ち帰りで購入した天ぷらを店内で食べるのはNGだそうだ。確かに、普通に店内で食べるために買うより安い値段で天ぷらを購入できるわけだから、そのまま箱買いしたものを店内で食べちゃうと、同じものに値段の差がでてしまう。箱買いは、あくまでお持ち帰り用の価格設定ということなので、そこは注意して欲しい。
天ぷらを楽しみ尽くせる
天ぷらの「箱買い」、実際やってみると難しくはなく、実に楽しい。
丸亀製麺の広報の人によれば、もともとお持ち帰りは仕組みとしてやってはいなかったそうだが、お客さんからの声で、「入院している家族が、どうしても食べたいといっている」というものがあったりしたことから、きちんとした持ち帰り用の箱をつくるなどして、仕組みをつくったそうだ。
何よりお値段がお店で食べるよりさらにオトクってのが、なかなか他にはないシステムで面白い。好きな天ぷらを選んで、自宅で創作天丼パーティとか、お酒のつまみに、少し買って帰るなどといった使い方もあるだろう。
やり方がわからなくて、天ぷらの「箱買い」をためらっていた人は、スマホでこの記事を読みながら一度試してみてほしい。
お店で食べるのとはまた違う楽しみが見つかるはずだ。
オトクで楽しい「食の裏ワザ」、引き続きガジェット通信で追求していきたい。
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(カメラ:杉並区の長田さん、取材サポート・モデル:しゃむちゃん、執筆:深水英一郎/ふかみん)
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