まちの困りごとはアプリで解決! 千葉市の「ちばレポ」とは

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街の困りごとはアプリで解決! 千葉市の「ちばレポ」とは(画像提供:千葉市市民局 市民自治推進部 広報広聴課)

春は新生活のシーズン。就職や転勤などで新しい街へと拠点を移し、新生活をスタートした人も多いことだろう。自分が住む街は生活のベースとなる重要な地域となるだけに、より良い環境にしたいと思っている人も多いはずだ。

そんななか千葉市による、市民とともに地域の課題を解決する新しい取り組み「ちばレポ」に注目が集まっている。そこで早速、千葉市広聴課の平田さんに、ちばレポの取り組みについてお話を伺った。

まず、ちばレポの概要を教えてください。「ちばレポとは、専用スマートフォンアプリを活用し、市内で発生しているさまざまな公共インフラの不具合(街の課題)を市民レポーターから位置情報と写真・動画などでレポートしてもらい、課題を合理的、効果的な解決へ結びつける仕組みのことです」

街の課題といえば、たとえば「公園のベンチがこわれていて座れない」「こんなところに落書きされている」といった、どこに知らせるべきかわからなかった困りごとだ。そんなレポートされた街の不具合や課題はどうなるのでしょう?「市民レポーターの報告は専用WEB上で公開され、課題が可視化されます。それにより、市民と行政、市民と市民がその課題を共有できます。行政でなければ解決できない課題、市民の力で解決できる課題などに分けられ、対応状況を公開しながら役割分担し、解決に取り組んでいきます」

なるほど、それなら市民がより積極的に街づくりに参加できそう。ちなみに写真は、千葉市長と市民によって行われた「市長とまち歩きイベント」の様子だ。そして、市民の意識も変わってきたそうだ。「参加市民へのアンケートによると、『まちの生活環境を良くしようと思うようになった』、『散歩や買い物のときなど危険な箇所がないか気にかけるようになった』、『自分が住む街を自分の力で直すことができるかもしれないと思うようになった』などの反応を頂いています」

う〜ん、なんだか千葉市がうらやましくなってきた。最後に、ちばレポに関してアピールがありましたら、ぜひお聞かせください。「ちばレポは地域の課題の可視化、共有化の側面から、市民と行政の新しいコミュニケーションの実現を目指しています。市民の力で解決可能な課題に関しては、これまで培ってきたノウハウやスキルをサポーター活動に活かしていただけます。多くの方にちばレポに登録してもらい、気軽にまちづくりに参加してほしいですね」

自分が住む大好きな街だからこそ、より良くしたいと思うのは当然のこと。千葉市のような取り組みが広がれば、もっと街が身近になるはずだ。●取材協力
千葉市市民局 市民自治推進部 広報広聴課
HP:http://chibarepo.force.com/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/04/14/81751/

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