NTTデータが違法動画の投稿を自動的に検出するサービスを開始
NTTデータは、動画共有サイト事業者向けに、投稿されるファイルに含まれるメディアコンテンツを自動的に特定し、第三者が著作権を有するコンテンツの不正投稿を監視する『コンテンツ特定サービス』の提供を今日から開始した。このサービスにはNTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発したロバストメディア探索技術(RMS技術)を用いている。
『コンテンツ特定サービス』とは、ファイルが投稿される際に内容を自動で解析し、あらかじめ楽曲や動画の特徴情報が登録されたデータベースと照合することによりファイルに含まれている著作物を特定する。この技術によりメディアコンテンツの不正投稿の有無を検知することが可能になる。また、不正防止だけでなく、特定した結果から視聴コンテンツに関連する商品情報や広告に連動させることにより、動画共有サイトの新たな展開につながる。
このサービスは、昨年の10月から『ニコニコ動画』で試験運用されており、そこで手に入れた情報を元に今回新たに展開する。 動画共有サイト事業者は、NTTデータが提供する特徴抽出プログラムを用いて、対象となるコンテンツから特徴データを抽出し、登録する。次に、動画共有サイトに投稿されるメディアファイルも特徴データを抽出して送る。RMSシステムは、登録されたコンテンツが送られてきたファイルに含まれているかどうかを検出し、その結果を事業者に返す、となっている。音声と映像の特徴データでファイル内容を判断するので、今までのキーワード検知による判断とは違い、ファイル名を変更していた場合や、多言語化されていた場合も検知可能だそうだ。
NTTデータは2008年12月にサービスを開始した著作権者向けの「コンテンツモニタリングサービス」に加え、今回の「コンテンツ特定サービス」を提供することで、コンテンツ流通状況の監視だけでなくコンテンツの不正流通の抑止を実現することになる。NTTデータはこれからも、さまざまな動画共有サイトへのサービスの展開を図っていくそうだ。
画像:『NTTデータ』HP
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