ティム・バートン『ビッグ・アイズ』のトレーラー映像を初出し クリストフ・ヴァルツが今作でも生き生きしてるぞ!
『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などの話題作を次々と贈り出す世界的ヒットメーカー、ティム・バートン監督。その最新作であり、60年代に世界的ブームとなった絵画シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻が引き起こした事件の行方を描く伝記作品『ビッグ・アイズ』が、2015年1月より日本公開となります。本日、そのトレーラー映像が初公開。見る者に強い印象を与える“ビッグ・アイズ”の絵をはじめ、美しい街並みやカラフルな色彩など、ティム・バートンらしいポップな映像に仕上がっています。
『ビッグ・アイズ』は、妻が描いた絵を夫が自分名義で販売し名声を手にし始めたことから、アート界を揺るがす大スキャンダルへと発展していく実話を基にしたストーリー。60年代以降のモダン・アートに絶大なる影響を及ぼした妻マーガレット・キーンを演じるのは、『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたエイミー・アダムス。そして、事件の鍵を握る夫ウォルター・キーンを、『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』で2度のアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツが演じます。
クリストフ・ヴァルツと言えば、『イングロリアス・バスターズ』では冷酷で知的に相手を追い詰めるナチス・ドイツの親衛隊将校ランダ大佐をノリノリで演じ、その後は巨匠ロマン・ポランスキー監督が大ヒット舞台劇を映画化した『おとなのけんか』で、相手を苛立たせることにかけては右に出る者のいない口達者な男を見事に熱演しました。さらに2度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞した『ジャンゴ 繋がれざる者』では、紳士的かつ胡散(うさん)臭い元歯科医の賞金稼ぎドクター・キング・シュルツを怪演。魅力的な曲者たちを作品ごとに異なったアプローチで演じる彼は、疑惑を抱えた夫という今回の役柄にもピッタリと言えるでしょう。
公開となったトレーラー映像では、マーガレット・キーンの「“ビッグ・アイズ”を描いたのは私なの」という秘密の告白からはじまり、キーン夫妻の出会い、“ビッグ・アイズ”シリーズによる成功、夫に対し次第に募る疑念、そしてマーガレットが真実を公表し戦う事を決意した姿をスタイリッシュに描き出しています。相手を丸めこもうとするクリストフ・ヴァルツの口八丁ぶりは健在。今回もかなり楽しみなキャラクターです。
“ビッグ・アイズ”シリーズを愛し、コレクターでもあるティム・バートン監督自身が驚いたという、ウソのような本当の話を題材にした『ビッグ・アイズ』。もちろん事件の結末は調べれば簡単に知ることができますが、それは劇場でのお楽しみにしておきましょう。
映画『ビッグ・アイズ』海外予告日本語字幕版(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=ud0z4ohlz3Y
『ビッグ・アイズ』公式サイト:
http://bigeyes.gaga.ne.jp/
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