厚生労働省 メタボ改善なら保険料減額を検討

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厚生労働省は、メタボリックシンドロームの状態にある中高年が、血圧や血糖値が改善した場合、健康保険料を減額することを検討していることをあきらかにしました。

医療費はますます高騰を続け、25年度は29兆4000億円にのぼっています。

そのうち、生活習慣病による医療の支出はますます増えているとされています。メタボリックシンドロームは、生活習慣病の原因になるとされていますが、病院で治療を受けるよりも、個人レベルで食生活や運動といった生活習慣を改善することがなにより重要です。

食事の西洋化にともなって、脂肪分や糖分を多く摂取するようになり、また車や電車を利用するようになったため、メタボリックシンドロームになりやすくなったといわれています。

このことを受けて、政府は政府は、メタボリックシンドロームの改善に役立つ食品などを認可する「特定機能保険食品」という制度を、1991年から実施してきました。

これらの制度の普及によって、一定の改善が見られるようになりましたが、メタボリックシンドロームは、食事だけでなく睡眠やストレスなどの問題も関与していると言われています。そのため、本人が意識して生活の改善を行うことが必要です。

今回のメタボリックシンドロームに該当する人の血圧や血糖が改善した場合、健康保険料を減額する案ですが、来年の通常国会に法案を提出したいとしています。

また、厚生労働省は、メタボリックシンドロームに該当しない人でも、血圧などの数値が正常値を保ち続けている場合、健康保険料を優遇する制度を検討したいとしています。

写真は 足成 http://www.ashinari.com/ より

 

※この記事はガジェ通ウェブライターの「松沢直樹」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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