インスタントラーメンの、プロの野菜アレンジ&失敗しない茹で方

インスタントラーメンに野菜を加えたアレンジレシピを、テレビやラジオ、雑誌などで幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に教えていただきました。インスタントラーメンの美味しい茹で方=プロによる火加減のコツと、具材準備や入れるタイミングも必見です!
トマトタンメン(湯麺)
トマトの酸味と旨みがスープに溶け込む一品。インスタントラーメンに野菜と卵を加えることで美味しさだけでなく、ビタミンCやβ-カロテン、鉄、タンパク質などの摂取量が増えて栄養バランスもアップします!
タンメン(湯麺)とは:野菜と麺を一緒に入れて煮込んだ、塩味の中華そば
材料(1人分)
インスタントラーメン(塩味・スープ付き):1袋
トマト:小1個(100~120g)
しめじ:30g
小ネギ:1~2本
卵:1個
水:袋の表示通りの分量
こしょう:少々
ごま油:小さじ1
作り方
トマトはくし形に切り、しめじは石づきを取り除いてほぐす。小ネギは小口切りにする(形、大きさは下の画像を参照)。
美味しく茹でるプロのコツ①
・インスタントラーメンの茹で時間は短いので、完全に具材の準備ができてから茹で始めるのがコツです。
・野菜や卵など、具材を入れる場合も、袋に記載されている茹で時間を守りましょう。

卵は溶きほぐしておく。水を袋の表示通り計量する。
美味しく茹でるプロのコツ②
・水は目分量ではなく、計量カップを使って表示通りに量りましょう(下の画像のような透明な計量カップの場合は、平らな所に置いて必ず真横から見て確認します。上からだと目の錯覚で多めになってしまうため)。
・適切な量でない場合、麺が美味しく茹で上がらなかったり、スープの濃淡が適正でなかったりするため、注意しましょう。

鍋に2で量った水を入れて沸かし、沸騰したら麺を入れて茹で、やわらかくなってきたらほぐす。
美味しく茹でるプロのコツ③
・火加減は強めの弱火。強すぎると茹で汁が蒸発しすぎてしまいます。
・麺を入れてすぐにほぐそうとすると、麺がちぎれやすくなります。下の画像のように、菜箸が入るくらいのやわらかさになったら、ほぐしましょう。

袋に表示されているゆで時間の残り1分30秒になったら、しめじ、トマト、付属のスープを入れ、軽く混ぜる。
美味しく茹でるプロのコツ④
野菜を入れると温度が下がるので火加減を強火にし、再度沸騰してきたら、強めの弱火に戻します。

4に溶き卵を回し入れ、卵が固まったら器に盛り付ける。小ネギをのせ、こしょう、ごま油をかける。

最後に
いつものインスタントラーメンとは一味違う、トマトタンメンを作ってみてください。

小島美和子/Miwako Oshima
管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者
女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
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[トマト]選び方は、重さとヘタの色!保存のコツや下ごしらえも
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トマトには大きく分けて2種類あり、果皮が赤い品種の「赤系」、果皮が透明な品種の「ピンク系」に区別されます。現在は品種改良が進み、あまり区別はなくなっています。鮮やかな赤い色の正体は「リコピン」で、カロテノイドの一種です。
最終更新:2025.09.03
文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ
出典:
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」第2章(インスタントラーメン、トマト、卵に含まれるビタミンC、β-カロテン、鉄、タンパク質の量)

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