【国産ポテトチップス8種比較】スーパーやコンビニで手軽に購入できるポテチを食べ比べ!

 

日本のポテトチップスの歴史は1960年代に始まり、最初は主にアメリカの輸入品が主流だったが、国内生産が開始され、カルビーと湖池屋が市場の先駆者となった。その後、様々なフレーバーと形状のポテトチップスが登場し、独自の文化が形成された。2000年代には地域限定フレーバーや季節限定商品が市場を活性化。日本のポテトチップスはスナック菓子市場で大きなシェアを占め、地域限定品は観光土産としても使用されている。

 

高品質でユニークなフレーバーの日本のポテトチップス

日本人は新しい味やユニークなフレーバーを好む傾向があると言われており、市場の多様性を促進してきた。高品質でユニークなフレーバーの日本のポテトチップスは、特にアジアで人気が高まっており、低カロリー、低脂肪、無添加など健康志向の製品が増え、エコフレンドリーな包装や持続可能な原材料の使用にも注目が集まっている。

今回は、スーパーで簡単に購入できる「国内メーカーのポテトチップス」に焦点を当て、下記の項目に基づいて食べ比べてみた。

 

1. フレーバー

2. 食感(カリカリ、サクサク、厚み、カット)

3. 塩分と味付け(塩分過多は健康に影響)

4. 油っぽさ(多すぎれば重く感じる)

5. パッケージと量(デザイン、内容量)

6. 原材料(使用状況、添加物)

7. 価格(量と質)

8. オリジナリティー(どのような独自性を出しているか、新しい試みか)

 

カルビー「じゃがいもチップス」シリーズ

国産皮付きじゃがいもを使用した「瀬戸内の花藻塩味」と「北海道チーズ味」。デザインは非常にシンプルだ。

 

「じゃがいもチップス」瀬戸内の花藻塩味

・購入場所:マルエツ

・購入価格:148円(税込)

・内容量:65g(1袋/363kcal)

・メーカー:カルビー株式会社

原材料には、国産じゃがいも、植物油、食塩、ぶどう糖、砂糖、こんぶエキスパウダー、こんぶ粉末、酵母エキスパウダーが含まれている。

じゃがいもの香りがほんのりと感じられる。厚さは中程度で、食感はパリパリしながらもしっとりとしており、非常に心地よい。塩分は控えめで品があり、わずかに油っぽさが感じられるものの、じゃがいもの本来の旨味が際立つまろやかで優しい味わいが楽しめる。

パッケージは自然派を印象付けるシンプルかつ素朴なデザイン。原材料に含まれる昆布エキスパウダーと昆布粉末が、このまろやかな風味をもたらしているのだろう。

価格は148円(税込)で、1gあたり2.2円と、量と質を考慮するとコストパフォーマンスは非常に高い。1袋あたり363kcalで、気軽に楽しめる。オリジナリティーとして、国産皮付きじゃがいもと「瀬戸内の花藻塩」を使用し、シンプルで飽きのこないポテトチップスとして、多くの人に好まれるだろう。

 

「じゃがいもチップス」北海道チーズ味

・購入場所:マルエツ

・購入価格:148円(税込)

・内容量:65g(1袋/361kcal)

・メーカー:カルビー株式会社

原材料には、国産じゃがいも、植物油、食塩、砂糖、でん粉、乳等を主要原料とする食品、クリーミングパウダー、粉末油脂、チーズパウダー、たん白加水分解物(豚肉を含む)、酵母エキスパウダー/調味料(アミノ酸等)、香料(大豆由来)が含まれている。

チーズの香りは非常に濃厚で、袋を開けた瞬間に食欲をそそられる。パリパリしながらもしっとりとした食感は、このシリーズの最大の特徴である。塩分は控えめであり、北海道産のチーズを使用した非常にまろやかで優しい味わいが際立つ。さらに、国産の皮付きじゃがいもの甘みもしっかり感じられ、素材の良さが活かされている。油っぽさも適度に抑えられている。チーズパウダーと食塩による味付け、クリーミングパウダーの影響で、そのまろやかさが一層強調されている。

価格は148円(税込)で、1gあたり2.2円。このシリーズはコストパフォーマンスが非常に高い。オリジナリティーは、北海道製のチーズを使用した「濃厚さ」と「まろやかさ」にある。1袋361kcalで、多くの人に好まれるポテトチップスだが、特にチーズ愛好家にはおすすめだ。

 

湖池屋「ピュアポテト」シリーズ

国産生じゃがいも100%を使用した『伝説の爽快ペッパーと岩塩』と『五つ星コンソメ』。厚切りとほくほく感を強調した光沢のあるパッケージ。

 

「ピュアポテト」伝説の爽快ペッパーと岩塩

・購入場所:マルエツ

・購入価格:149円(税込)

・内容量:52g(1袋/282kcal)

・メーカー:株式会社湖池屋

原材料には、遺伝子組み換えではない馬鈴薯(日本産)、植物油、風味オイル(乳成分を含む)、ぶどう糖、デキストリン、岩塩、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、ミートエキス調味パウダー(乳成分、小麦、ごま、大豆、鶏肉、豚肉を含む)、ブラックペッパー(カンポートペッパー3%)、でん粉、花椒、レモン果汁、果汁パウダー、香味油(豚肉を含む)、調味料(アミノ酸等)、酸味料、香辛料抽出物、香料が含まれている。

※馬鈴薯は、じゃがいものことを指す主に日本で使われる名称

国産生じゃがいもを100%使用している。ペッパーの香りが強烈で、スパイス好きには非常に心地よい。フレッシュな旨味があり、厚切りでサクサクした食感。塩分と油っぽさは控えめで、じゃがいもの甘みがしっかり感じられる。ペッパーが主役ながらも、岩塩の切れ味が旨味を引き立てている。

パッケージはペッパーの爽快感をイメージさせるグリーンだ。オリジナリティーは、原材料の「カンポートペッパー」と花椒を使用したペッパーの爽快感が特徴。

価格は149円(税込)で、1gあたり2.8円。コストパフォーマンスも良好だ。1袋282kcalで、気にせず食べられるが好みは分かれる。特にペッパーが好きな方におすすめのポテトチップスだ。

 

「ピュアポテト」五つ星コンソメ

・購入場所:マルエツ

・購入価格:149円(税込)

・内容量:52g(1袋/283kcal)

・メーカー:株式会社湖池屋

原材料は、遺伝子組み換えではない馬鈴薯(日本産)、植物油、風味オイル(乳成分含む)、香辛料、砂糖、食塩、たんぱく加水分解物(大豆、豚肉含む)、チキンブイヨンパウダー、ビーフエキスパウダー、酵母エキスパウダー、香味料(小麦、大豆含む)、乳糖、調味料(アミノ酸等)、パプリカ色素、香料(小麦、大豆由来)、香辛料抽出物が含まれている。

コンソメの香りが際立ち、そのこだわりが感じられる。味わいはコンソメそのものだが、どこか複雑さも感じられる。厚切りでサクサクとした食感はピュアポテトシリーズの共通の特徴だ。塩分は適度で、少し油っぽさは感じられるが、スタンダードなコンソメ味で特徴を打ち出した商品である。

パッケージはコンソメをイメージさせるオレンジとブラウンの中間色を採用。原材料の香辛料とビーフエキスパウダーが複雑な風味を演出しているのかもしれない。

価格は149円(税込)で、1gあたり2.8円。1袋283kcalで、コスパもカロリーも気軽に楽しめる点もこのシリーズの特徴。濃厚で複雑なコンソメ味に興味のある方におすすめだ。

 

 

湖池屋「プライドポテト」シリーズ

国産の芋を100%使用した、神業のような食感が特徴の『プライドポテトシリーズ』。湖池屋がプライドをかけて名付けたこのシリーズは、神業とも言える食感を特徴としており、光沢があり高級感を演出するパッケージが目を引く。

 

「プライドポテト」通の黒胡椒

・購入場所:マルエツ

・購入価格:148円(税込)

・内容量:55g(1袋/300kcal)

・メーカー:株式会社湖池屋

原材料には、遺伝子組み換えではない馬鈴薯(日本産)、植物油、香味油、砂糖、ぶどう糖、ブラックペッパー、でん粉、粉末しょうゆ(小麦、大豆を含む)、食塩、オニオン、魚介エキスパウダー、酵母エキスパウダー/方見諒(アミノ酸)、香辛料抽出物、香料が含まれている。

裏面には、湖池屋がプライドをかけて作り上げたこのシリーズの特徴である『プライドポテト三箇条』が記載されており、その徹底したこだわりが伝わってくる。

黒胡椒のパンチの効いた香りが漂う。じゃがいもは小さめで、食感は硬めの部類に入るが、パリパリとしながらサクサク感も同時に実現しており、まさにこだわりの神業食感と言えるだろう。ペッパーを効かせつつも、塩分と油っぽさは適度に仕上がっている。ペッパーのスパイシーさは食べ始めから余韻にかけて長く続き、本格的でオリジナリティーが高い。パッケージは黒胡椒をイメージしたブラックを採用し、光沢があり高級感がある。原材料のオニオンと魚介エキスは、スパイシーさの中にほんのりと甘さを感じさせる風味の正体かもしれない。

価格は148円(税込)で、1gあたり2.6円。1袋300kcalで、気軽に楽しめてコスパも優れている。大人のスパイシーさを求める方におすすめだ。

 

「プライドポテト」神のり塩

・購入場所:マルエツ

・購入価格:148円(税込)

・内容量:55g(1袋/301kcal)

・メーカー:株式会社湖池屋

原材料には、遺伝子組み換えではない馬鈴薯(日本産)、植物油(ごまを含む)、香味料、デキストリン、食塩、焼きのり、あおさ、青のり、粉末ごま油、酵母エキスパウダー、香辛料/調味料(アミノ酸等)が含まれている。

心地よい海苔の香りと、ほんのり甘いじゃがいもの香りが絶妙に調和している。シンプルながらも品があり、素晴らしい香りを放っている。じゃがいもの大きさや食感は、同シリーズ共通で、硬めの部類に入りながらもパリパリ感とサクサク感を同時に実現。「神のり塩」と名付けられたこの商品は、塩分も油っぽさも控えめだ。

パッケージは海苔をイメージしたグリーンで、光沢と高級感はシリーズ共通。原材料のアオサと粉末ごま油が、香りを生み出している要因の一つだろう。

価格は148円(税込)で、1gあたり2.6円。1袋301kcal。スタンダードながらも独自性を持ち、多くの人におすすめできる商品だ。

 

「プライドポテト」美食の岩塩

・購入場所:マルエツ

・購入価格:148円(税込)

・内容量:55g(1袋/303kcal)

・メーカー:株式会社湖池屋

原材料には、遺伝子組み換えではない馬鈴薯(日本産)、植物油、香味料、デキストリン、岩塩、酵母エキスパウダー、ブラックペッパー/調味料(アミノ酸等)が含まれている。

香りは非常にナチュラルで、品のある岩塩とペッパーの香りが控えめに漂う。小さめのじゃがいもや食感はシリーズ共通だが、「美食の岩塩」味でありながら塩分は極力抑えている印象だ。油っぽさは程よく、国産100%のじゃがいもの素材と「神業食感」を活かした仕上がりになっている。

パッケージは岩塩をイメージしたホワイトを基調としており、光沢と高級感もこのシリーズの特徴。原材料は味付けに使われる岩塩とブラックペッパーが中心で、非常にシンプルで品がある。

価格は148円(税込)で、1gあたり2.6円。1袋301kcal。こちらも多くの人におすすめできる商品だ。

 

山芳製菓「わさビーフ」わさび&ビーフ味

・購入場所:マルエツ

・購入価格:108円(税込)

・内容量:50g(1袋/284kcal)

・メーカー:山芳製菓株式会社

原材料には、遺伝子組み換えではないじゃがいも(国産)、植物油脂、砂糖、たん白加水分解物(大豆を含む)、粉末しょうゆ(小麦を含む)、食塩、ビーフパウダー(鶏肉、ゼラチンを含む)、粉末ソース、酵母エキスパウダー、ガーリックパウダー、唐辛子、オニオンパウダー、ぶどう糖、デキストリン、わさびパウダー/調味料(アミノ酸等)、香料、甘味料(ステビア、スクラロース)、酸味料、カゼインナトリウム(乳由来)、カラメル色素、香辛料抽出物が含まれている。

カルビーと湖池屋が市場を二分する中で、70周年を迎えた山芳製菓のロングセラー商品『わさビーフ』。その香りはわさびそのもので、非常にインパクトがある。わさびの味がまず際立ち、その後には強烈なビーフの甘さが続く。味付けはとにかく濃厚。ビールのお供にぴったりのポテトチップスとして、NO.1(※)に選ばれるのも納得だ。

食感はパリパリしながらもしっとり感もあり、塩分は適度で油っぽさは控えめ、バランスが取れている。原材料には国産じゃがいもを使用し、味付けには国産わさびパウダーとビーフパウダーが使われている。

パッケージはわさびをイメージしたグリーンで、牛のキャラクターが可愛らしい。

1袋284kcalで価格は108円(税込)。1gあたり2.1円とコストパフォーマンスは良いが、複雑な味付けでスナック菓子という印象が強い商品だ。好みは大きく分かれるが、オリジナリティーは非常に高く、ビールのお供におすすめだ。

 

※日本マーケティングリサーチ調べ2023年1月期ブランドのイメージ調査

 

多種多様な味わいが楽しい! あなたのお気に入りを見つけてみて

売り場の画像から分かる通り、今回紹介した商品以外にも、多種多様なポテトチップスが発売されている。季節限定商品も含め新商品も多い。全てを食べ比べることはできないが、購入の際の参考になれば幸いだ。

 

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