観光DXで地域活性化を目指すotomo、オリエンタルランド・イノベーションズから資金調達
otomo株式会社(以下、otomo)は、旅行サービス事業・ガイド人材支援事業などを通じ、豊かな旅行体験の提供と地域・人材の活性化を目指しています。
そんな同社がこのたび、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ(以下、オリエンタルランド・イノベーションズ)より資金調達を実施。東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドをはじめとしたオリエンタルランドグループとの連携を進める構えです。
プライベートガイドツアー「otomo」
少人数のプライベートツアーに特化し、地域在住のガイドが観光資源を生かした多様なツアーを提供。プライベートならではの柔軟性で旅行体験を向上させるとともに、地域観光活性化や労働機会創出にも寄与しています。
なお、商談や国際会議などで来日する法人・富裕層向けのツアーも提供中です。
ガイドツアー運営の課題をデジタルで解決
ガイドツアーは、旅行体験向上や地域活性化に資するものですが、ガイドの確保・教育やオペレーションなどサービス運営に伴う業務負荷が高いという課題もあるといいます。
そこでotomoは、ツアー運営の業務効率化・省力化・平準化を実現するためのガイドツアープラットフォームを開発。業務プロセスのデジタル化による低コスト・低価格化、販売チャネルに応じたシームレスな予約連携などを実現しています。
また、ガイド業務をサポートする「ガイドアプリ」で、ガイドの負荷を軽減しつつ質向上などを支援。ガイド育成においては、一般社団法人インバウンドガイド協会と連携した取り組みも実施するなどデジタル・リアルの両輪で進めてきました。
オリエンタルランドグループと連携、出向者受入れも
otomoは今後、「otomo」の日本人向けサービスの本格展開とクラウド型音声案内による「デジタルガイド」提供を予定しています。
そんななか、オリエンタルランド・イノベーションズより資金調達を実施。これに伴い、オリエンタルランドグループとの連携を進めるようです。
具体的には、同グループからの出向者受入れ・サービスの販売強化・観光人材の育成・新規事業の共同開発などで協働します。
現在政府は、6月からの外国人観光客の規制緩和を検討中。これが実現すれば、「otomo」のニーズはさらに高まるかもしれません。
(文・Higuchi)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。