ライカの新たな伝説、新世代デジタルカメラ『ライカX1』発売へ

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ライカらしいコンパクトで扱いやすいフォルム――無駄のないピュアで芯の通った美しさを誇った『ライカM』をほうふつとさせるデザインの新世代デジタルカメラ『ライカX1』が2010年1月に発売されます。プロ仕様にも匹敵するハイレベルな仕様ながら、各種マニュアル操作からオート撮影機能まで幅広い操作性を装備。高品質な撮影を望むユーザーの期待にこたえつつ、どこにでも持ち歩けるコンパクトなサイズを実現しています。

『ライカX1』は、1220万画素のAPS-CフォーマットCMOSイメージセンサーを搭載。これは、セミプロ仕様のデジタル一眼レフカメラなどに使用されているもので、低ノイズ、高ダイナミックレンジで正確に色を再現します。レンズは、ライカの高級レンズにおいて長い歴史を誇る『ライカエルマリート f2.8/24mm』を採用しています。『ライカエルマリート f2.8/24mm』は高い光学性能を持ち、広い撮影範囲を近くから捉えることも、対象に近づいて細部を撮影することも可能です。

センサーの焦点距離倍率は35mmフィルムタイプの1.5倍あり、『ライカエルマリート f2.8/24mm』を焦点距離36mm(35mmライカ判フィルム換算)のレンズに変身させることになります。

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各機能は、シンプルにわかりやすくレイアウトされているため、直感的な操作を行えます。オート撮影機能で、フォーカスや露出の最適化はカメラに任せておいて、撮りたい瞬間を逃さずに構成やフレーミングに集中することができます。人物撮影時には、顔認識モードも機能します。また、絞りやシャッタースピードの設定、ホワイトバランスやフォーカスをマニュアルで操作して、自由なセッティングでの撮影も可能です。

モニターは2.7インチディスプレイを搭載。周囲が明るい状況でも鮮明に表示することができます。ライブビュー機能により、撮影画像のプレビューを撮影に関する各種設定情報とともに表示も可能。ライブビューを活用すれば、いつもと違う視点から撮影を行えます。

大型のC-MOS イメージセンサーに加えて、最高感度ISO3200、大口径レンズの組み合わせは、写真で表現するのが難しい「自然光だけで夕暮れを撮影」するときにも威力を発揮します。逆光など照明条件の悪いときや、背景をぼかした撮影などについても、ニーズに合わせた解決方法が用意されています。

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本体の美しさを引き立たせるデザインで操作性をアップさせるアクセサリーも充実しています。電源を無駄にすることなくクリアな視界を確保できる外付けファインダー『36mmブライトフレームファインダー』、カメラのハンドリングを安全・確実にする『ハンドグリップ』のほか、カメラケースも豊富に用意されています。オプションアクセサリーは、カメラの発売後に順次発売予定です。

デジタルカメラが主流になっても、フィルムカメラ時代の手になじむ操作性やデザインが忘れられない人にとって、これほど心ひきつけられるデザインモデルはありません。ライカレンズの色と表現を、ライカの手触りとともにデジタルで味わえる『ライカX1』、2010年1月の発売が楽しみです。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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