寒風の旅人・モンゴル~北朝鮮 第六夜【ユーラシアンナイト】
壮大なユーラシア大陸をめぐる旅。一度はしてみたい遠くて大きな旅路……。『ユーラシアンナイト』は、モンゴルから北朝鮮へと向かう旅を数回の連載でお伝えする、動画をメインとするドキュメンタリー記事である。
今回の『ユーラシアンナイト』は “寒風の旅人・モンゴル~北朝鮮” の第五夜として、モンゴル国境から北京へ向かうバスのようすをお伝えする。ちなみに動画は、ハイビジョン映像でもお楽しみいただける(前回まではこちら: 第一夜 / 第二夜 / 第三夜 / 第四夜 / 第五夜 )。
モンゴルのウランバートルから中国の北京へは、いくつものルートで行き来することができる。いちばんポピュラーなのは飛行機の使用だが、いちばん安上がりなのは鉄道とバスを利用した旅だ。鉄道のみでウランバートルから北京へと旅することもできるが、どちらの首都から出発したとしても高額な国際乗り入れ料金をとられる(およそ12,000~15,000円ほど)。
ウランバートルから北京へ向かういちばん安いルートは、鉄道でウランバートルからザミンウードまで行き、そこからジープに乗って中国の二連浩特(エレンホト)に入り、そこからバスで北京へと向かう方法だ。これだと5000円以下で行き来することができる。
北京からウランバートルまで直通の鉄道に乗った場合、次のような経験をした者もいる。「北京からウランバートルへ向かうべく、二連浩特までのチケットを購入したのですが、一緒の席になったモンゴル人が車掌に口利きをしてくれて、ウランバートルまで乗っていいことになりました。高額だったら嫌なのですが、なんと半額にしてくれました。たぶん、あのお金は車掌のフトコロに入ったのでしょう普通なら12,000~15,000円なのに、6,000円くらいで済みました」。
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