『いいねの数だけ妻にお小遣い渡す』で炎上! ミルクレープを作ってもらった男性

ポテトサラダの次はミルクレープかーー。
ツイッター上で、妻にミルクレープを作ってもらった旨をツイートした男性が話題となり、賛否が寄せられています。
発端は9月3日、奈良県で靴店を経営する男性が、妻から作ってもらったミルクレープの画像とともにツイートしたことでした。
「結婚を機に、ぼくの実家のある奈良に引越し、仕事を一旦退職した妻がミルクレープを作ってくれました。『いいね』の数だけお小遣いを渡そうと思います。」
結婚を機に、ぼくの実家のある奈良に引越し、仕事を一旦退職した妻がミルクレープを作ってくれました。
「いいね」の数だけお小遣いを渡そうと思います。 pic.twitter.com/0d84ebErfA
— むねサンダル (@mune16) September 3, 2020
参考記事:危ない! 小さな子供にシャインマスカットを食べさせる親に警告するも「大きなお世話!」 41万“いいね”で大反響 | TABLO
現時点で約4,600リツイート、1.9万いいねを獲得している、一見、何の変哲もないこの書き込み。「いいねの数だけ○○する」という定型文、さらに金銭が絡むとなると、単なる安易な“いいね稼ぎ”なのはツイッターユーザーの誰もが知るところですが、妻の人生に言及し、悲観し嘆き絶望し、男性を攻撃するツイートが集まったのです。
「ご自身も『お小遣い』制ですよね? そうだと言ってください。でないといいねをするいいねも起きません。なぜ、妻さんが『あなたのためにすべて捨てた』のだと、そしてあなたから『お小遣いを与えらえる側』であることを書かないと気が済まないのか。単に、『妻がミルクレープを作ってくれました!』だけでは終わらないのか、と勘ぐってしまいます」
「妻の善行にかこつけて、『有能な奴隷を所持しているぼく』が、一番言いたいことなのでしょう」
「名前を失い、仕事を失う。住むところも生活も何もかも変わる。あなたに合わせて。あなたは自分が名前と仕事を失うこと、想像できますか」
「結婚を機に移住までさせられる専業主婦には、精神的な病を患う人が多いと精神科の先生に聞いたことがあります」
「妻を犬かなんかと同じに見てる気がして、すごく嫌な気分になりました。『これができたらご褒美のジャーキーあげる』みたいな。妻を自分の所有物と見てる感じ」
「『お小遣いを渡す』。この一言が、この人のモラハラ夫な性分を如実に表している。わたしは鳥肌が立ちました」
「『お小遣い』って大人同士で言える言葉じゃないはず」「奥様は成熟したひとりの女性であり、パートナーです。『お小遣い』という言葉でなく、『感謝』や『お心遣い』さえあれば嬉しいのでは? それこそが愛です」
「現在の日本での結婚が、女性の奴隷化であると実感せざるを得ないツイート。この状況では奥様は、経済的、姿勢的に夫に依存が強まって当然」
「どう考えても日常的な妻へのマウンティングを披露することが目的のように見えます」
「子供ができないうちに、奥様には離婚して自由になってもらいたい。切に」
さらには添削する“赤ペン先生”も現れました。
関連記事:BEAMSが「どう考えても性的搾取を助長している」Tシャツを販売で炎上中 “これはファッションでは無い、女性蔑視だ”の声 | TABLO
「『妻が作ってくれたミルクレープ美味しすぎて、お金払いたいんですけど金額決められないので、いいねの数だけ支払います!』とかにすれば、もっと穏便にいいね稼ぎできたのに…と感じます」
「これは、ミルクレープや妻の自慢ではなく『お金を渡す』って点に一番重きを置いている印象を受けた。『いいね×10円』とかならすごいと思うけど、いいね数だけならはした金ですね」
「『お小遣い』を『ミルクレープの代金』にすれば批判は少なかったのかな? 今まで気にしてなかったけど、旦那に渡す毎月の『お小遣い』っていうのも、旦那からしたら違和感なのかも。言葉って難しい」
一方の男性はというと、賛同や批判にかかわらず、ランダムにコメントしていることで好評を得ているようです。
「妻、専業主婦ではないですw」
「財政握ってないです」
「仕事捨ててないです。いろんな捉え方が流れてきて興味深いです」
「言葉遣い気をつけます!」
「きちんと妻に感謝伝えますね! いろんな形で返していきます」
「ふたりでタイムライン眺めながらお茶してます」
「お互い幸せになりましょうー!」
「ツイッター村、たくさんの能力者さんが!」
様々な立場や価値観で構成されているツイッター。「いいね稼ぎ」と、全方位から嫌われない無害なユーザーになることは、両立できなさそうです。(文◎じゅる王)
あわせて読む:病気の金魚だらけ!? アートアクアリウムの飼育環境はどーなってる!? 「金魚だって生きてんだよ」と批判の声が殺到! | TABLO
関連記事リンク(外部サイト)
日テレ24時間テレビに重大なヤラセ疑惑 タイで行った“東日本大震災の死者を弔う祭り”は金を払って人々を集めたデッチ上げだった!
タピオカ・ミルクティーを飲み続けた結果、死を覚悟した女性 今から恐ろしい話をします
加藤紀子(46)の美しい水着姿に明石家さんまも感嘆 なぜこんなにすごいスタイルを維持できるのか? と話題

TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
ウェブサイト: https://tablo.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。