1年で21倍の成長を見せたPLAUD.AIが企業向けプランを提供へ「PLAUD.AIメディアカンファレンス2025」レポート
2025年4月24日(木)に「PLAUD.AIメディアカンファレンス2025」が開催されました。
本イベントでは日本法人としてPLAUD株式会社の正式業務開始が発表されたほか、企業向けプランという新たな施策も明らかになっています。
CEOらが語る2025年のPLAUD.AI

まずPLAUD Inc.の共同創業者兼CEOであり、PLAUD株式会社代表取締役のNathan Xu氏が登壇。
PLAUDグループの製品づくりを趣味である釣りに例えて“素晴らしい製品とビジネスを作り上げるためには根気強さと継続的な努力が必要”と語りました。

PLAUDグループは2021年11月にアメリカでNiceBuild LLCとして産声を上げました。
AIオーディオハード/ソフトウェアの設計や開発を行って誕生したのが2023年に発売したPLAUD NOTEです。
その後、企業ブランド統一のためにPLAUD Inc.が設立され、2024年12月にはPLAUD NotePinを発売。
世界中のユーザーから支持されるAIボイスレコーダーブランドに成長しました。

PLAUD株式会社Country ManagerのWatson.Zhang氏は、日本市場におけるPLAUD製品の実績を紹介。
PLAUD製品は2024年12月にも日本国内280店舗以上で購入できるまでに浸透し、2024年1月と比較して21倍の売上成長を記録しました。
全世界の地域別販売台数内訳を見ても・・・
アメリカ: 51.3%
日本: 18.1%
EU: 17.3%
APAC: 8.9%
LATAM: 3.5%
・・・と、日本はアメリカについで2位。
日本国内だけで約8万ユーザーがPLAUD.AIを愛用しているといいます。
これらのデータもあってか、PLAUDグループは日本市場を最重要拠点の1つと位置づけ。
2024年7月に日本法人のPLAUD株式会社を設立し、2025年4月から渋谷ヒカリエ33階にオフィスを開設して本格的な業務を開始します。
さらに、2025年度からの新戦略として一般ユーザー向けの購入機会増加やサポートの拡充のほか、企業向けソリューション「PLAUD for Business」を発表しました!
法人向けプラン「PLAUD for Business」はサブスク型にも

PLAUD株式会社Sales Directorの鈴木直幸氏は、新たな挑戦となる「PLAUD for Business」の概要を紹介しました。
「PLAUD for Business」は・・・
買い切りだけでなく「サブスクリプション(レンタル)型のビジネスモデル」も
クライアントの業界業種に応じて「カスタマイズした用語集」を使うことで高い要約精度を実現
より専門性を持った「エンタープライズ向けテンプレート」
「強化されたAsk AI」でより早く的確な結論を導く
CRMのようなかたちで連携できる「エージェントワークフロー」
管理者がチーム全体のマネジメントを行える「チームコラボレーション」
個人のユーザーごとではなく企業として「請求管理」ができるように
各個人の業務状況を把握できる「利用状況の分析」
・・・といった利点を持ち、チームの生産性向上が期待できます。
さらに各クライアントからの要望を受けながら開発を進めていくとのこと。

また、本格的なBtoB事業を開始するにあたり、SOC2とHIPAAに準拠したセキュリティ対策を強調。
さらに2025年中にISO27001取得を目指しているとのことです。
「PLAUD NotePin(通常版)」が発売

さらに一般ユーザー向け施策として2025年4月24日(木)に「PLAUD NotePin(通常版)」も発売されました。
実はこれまで販売されていたのは先行版で・・・
PLAUD NotePin(先行版): 28,600円(税込)、アクセサリー4点含む、在庫が無くなり次第終了
PLAUD NotePin(通常版): 27,500円(税込)、アクセサリー2点含む
・・・という違いがあります。
PLAUD.AI公式サイトやAmazon.co.jp、楽天市場などから購入可能です。
投資ファンド「Carbide Ventures」から資金調達
さらにPLAUDグループはベンチャー投資ファンドのCarbide Venturesからの資金調達を行ったと発表。
ゼネラル・パートナーの芳川裕誠氏からビデオメッセージが寄せられました。
PLAUD AIへの投資を決断した最大の理由は、同社のチームが持つ圧倒的なクオリティと、創業当初から『世界のマーケットでリーダーになる』という強い意志を持ち、全員が一丸となって事業に取り組んでいる点にあります。
エンジニアリングやゴートゥーマーケットの実行力はシリコンバレーのトップティア企業と比べても遜色なく、ファウンダーだけでなく、チーム全体が同じビジョンを共有していることに大きな将来性を感じました。
PLAUD AIの成長とグローバル展開を、私たちも全力で支援してまいります。
タレント・俳優・農政ジャーナリストの大桃美代子氏がPLAUD.AIの魅力を語る

最後にゲストスピーカーとしてタレント・俳優・農政ジャーナリストの大桃美代子氏が登壇。
自身がPLAUDユーザーということで、使用するようになったキッカケや製品の魅力について語りました。
― 製品を使うキッカケは何だったのでしょう
2024年8月頃にスイスの国際会議に行くという大役がありまして、英語とドイツ語のスピーチをしっかり聞いて日本に持ち帰ることができるかというのがとても不安だったんです。
スマートフォンアプリなども調べていたんですが、そこで出会ったのがPLAUD NOTEでした。
当時は翻訳機能がなかったので録音した文字起こしデータを翻訳サイトにかけて・・・ということをしていたんですが、同僚のジャーナリストから「これはすごい!どうやったんですか?」と驚かれましたね。
それからもう約1年間、愛用しています。
― 普段はどんなシーンで利用されているんですか?
多くが議事録作成目的ですね。
誰が喋ったかという部分まで記録してくれますし、音声データから要約、マインドマップ化といったスムーズな流れが魅力です。
― PLAUD製品によって仕事に変化はありましたか
格段にありました!特に時短になっていますね。
実はわたしはコーチングのようなこともしておりまして、カウンセラーの方もそうだと思うんですが、セッション終了後にクライアントさんから「サマリが欲しい」と言われることが多いんですね。
そんなときにPLAUD.AIを使うと、文字起こしだけじゃなくて要約まで行ってくれるという。
― 今までやっていた作業の効率が上がったと
そうですね。
メディアの皆さんはわかるかもしれませんが、取材やインタビューの際もメモを取ることに集中してしまうとほかのことがおろそかになってしまうじゃないですか。
それよりも発言内容はPLAUD.AIに任せて、我々人間はもっと表情の機微であるとか、何気ない仕草や立ち居振る舞いに注目することで、その人の真意みたいなものが分かると思うんですよね。
優秀なデバイスによって、それ以外のもっと重要なことに労力を割けるようになったのは大きいと思います。
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