一気に収納上手にランクアップ!片づけの常識2つ|片づけ格言Vol.10
「部屋が散らかってきたけど、片づけるのは面倒」と思っている方必読。そんなあなたの背中をグッとおしてくれる、収納スタイリスト・吉川永里子さんの「片づけ格言」を紹介します。第10回は、整理収納の常識をちょっと変えてくれる格言を取り上げます。
吉川永里子
Room&me代表。収納スタイリスト、整理収納アドバイザー1級認定講師。夫と4人の子どもとともに、都内の賃貸物件で暮らす。「片づけられない女」から一念発起。整理収納アドバイザーの資格を取得し、2008年より収納スタイリストとして活動を開始。以来、1万人以上に片づけをレクチャーし、笑顔に導いた。著書は、『なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ』(アスコム)など多数。
吉川永里子さんのHP
吉川永里子の片づけ格言vol.10
今回は、整理収納にフォーカスした格言をご紹介。
整理収納に対して抱いていた固定概念を覆されるはずです。
【片づけ格言】まずは15分。取捨選択しやすい場所から片づけてみる
「今日こそリビングを見違えるようにきれいにするぞ!」「雑誌に載っているようなすっきりクローゼットに片づけちゃおう!」。
片づけ下手さんがやりがちなのが、広いスペースから手をつけようとすること。
途中で心が折れてしまい片づけを放棄する典型的なパターンなので、広いスペースからの着手は避けましょう。
そこでおすすめしたいのが、まずは15分で片づけられそうな狭い場所から着手してみること。
例えば、キッチンのカトラリー入れや文房具が入った引き出しなど、分類しやすいモノが収納されているところがよいでしょう。
15分なら集中力が切れることなく片づけに専念できるうえ、やりきれたという達成感も味わえます。
吉川さんのイチ押しは、朝起きてから2時間のうちに15分だけ片づけをしてみること。
頭が冴えているので片づけがはかどりやすく、気持ちよく1日のスタートを迎えられますよ。
【片づけ格言】大は小を兼ねない。収納グッズは入れるモノの大きさに合わせる
収納グッズ選びで陥りやすい間違いが、「大は小を兼ねるだろう」という思い込みです。
でも、片づけに限っていえば、一つの場所にたくさんのモノが収納できればいいわけではありません。
例えば、深さのある大きな衣装ケースにストッキングや靴下を入れていたら、かなりのスペースが余ります。
不思議なことに、スペースがあると埋めたくなるのが“人の性”。
ありったけの靴下類を積み重ねていき、何があるのかわからなくなってしまうだけでなく、靴下とは関係ないモノまで入れてしまうなんてことも。
結局、衣装ケースの中はジャンル関係なくゴチャゴチャになってしまい、とても整理された状態とはいえません。
そうならないためにも、収納グッズは入れるモノのサイズに合わせるのが鉄則なのです。
いかがでしたか?
片づけは大変な作業という思い込みや、収納グッズに関する間違った常識が取り払われただけでも一歩前進です。
次に片づけに取り組む時は、ぜひ実践してみてください!
撮影/菅井淳子
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