[ネタバレ有] 『ごっつ』世代必見!今田×東野が語った『カリギュラ』最終回に“体を張る”理由
カラダ張ったらベテランは若手に絶対勝てない。だからこそ……
―― これまでいろんな過激な配信がありました。お二人の身近でも色々反応があったとシーズン2配信前にも伺いました。シーズン2の配信後、周りで反応などありましたか?
今田:シーズン2配信がきっかけで、また「シーズン1から見ている」って女性も多くて。僕の『自作自演ドッキリ』、あれも不評ですね!
※今田自身が考案した「自分にかけるドッキリ」の内容が、なかなかの下ネタ
(一同笑)
東野:下ネタがダメなんですかね、女性が。
今田:(笑) ホンマにショックやったみたいで。(今の地上波での僕の)イメージが違い過ぎて。僕らは(今田・東野で)若い時から一緒なんで、お互いはびっくりはしないんですけど、今の僕しか知らん人とか見るとかなりショックやったみたいです。
―― 『ドキュメンタル』も若手が過激になってきていました。今回は火薬の量もふやし、若手を超えていくという意気込みですか?
東野:そうです。だから立派な“最後”を迎えたいんですけど。(取材の人たちも)証人になっていただいて。……これ、インタビュー終わって帰るわけじゃないでしょ?
―― もちろん観ていきます(笑)
東野:これで帰ったらホンマどつきますよ!
(一同笑)
今田:追いかけていって!
東野:追いかけていって!(後ろから)こう!
―― 「いい取材だったー」なんて言いながら
東野:高速入ったらホンマどつきますよ!(笑) ちゃんと観てってください。
今田:我々もやってきましたけど、若手っていうのはやっぱカラダ張ってね。体張って先輩超えを目指すわけじゃないですか。我々ベテランっていうのは、絶対カラダ張ったら勝てないんです。財力、火薬、ポジション、こういうもので若手では撮れない画を撮っていく、っていうのがベテランの戦い方やと思うんで。それにふさわしいものができるのではないかと。期待してます、本当に。これは一発勝負なんで。
東野:はい。
身体が拒絶する怖さ
―― 収録前なので何が起こるのかもわからない
東野:そうですね。
今田:何が起こるのか本当わからないんで! 多分、リハーサルって言っても「ハイ、ここで爆破有ります」って口約束なんです。昭和の我々世代って本当に怖がりなんですよ。実はやらされてた事ばっかりなんで、(いざ本番で)自らやる時って自分の意思が勝ってしまうんです。実際の現場になった時に本当に……爆破した時にハンドル切ってしまう、とか(笑)。予期せず。
東野:最低でも(僕が飛んで)湖に入らんと。湖の手前のところでシャーって火、消されて(笑)。それで終わったら、ホンマに……(笑)。
今田:あの辺の(セットの)照明なぎ倒して走るとかね。勝手にハンドル切ってもうてとか。
東野:いやいやそれはダメや、ホンマ。
今田:そんな風にありとあらゆるアクシデントも想定してやりますけど。そうならないようにどうしよう、みたいな。ホンマに何年振りかなんで、いざ爆破されたときに(当初の計画通りに)身体が任務を遂行できるのかなっていう。それすらわかんないです。
東野:僕、上を舞ってるだけですから。今田さんが左曲がってったら「あれ、おかしいな」みたいな(笑)。そこは任してるんで。あとは(湖のフチ)ギリギリまで行っていただいたら飛ぶだけです。飛ぶだけですけど燃えてますから(笑)。 急いで飛ばなダメですし。
今田:体が縮こまって。言うたらイメージは吉村みたいに跳ね上がるっていうのはあるんですけど。
東野:イメージですけど。
今田:ベテラン、ビビりっていうのがあって、そのまま(ポージングせず)落下、っていうのは僕は有るとにらんでるんですけど。
東野:(笑)
今田:見たら(手が全然)開いてないとか。「怖い!」っていう(縮こまっている感じの)方になってたりとか。
東野:あとは編集次第ですね(笑)。 縮こまって「シュポッ」って火が水で消えて、で、多分「ドン!」(暗転)って終わると。
(一同笑)
今田:かなり画はすごいことになりそうな感じはしますね。この間の30倍ですから。爆破する特効(特殊効果)さんも気合入ってます。「思いっきり見せるぞ」と。
狩りの収録を経た東野にある「変化」が
―― 楽しみにしています。これまでも東野さん狩りシリーズに挑戦されてきたかと思うんですけど、今田さんから見て、狩りシリーズ後の東野さんに変化とかありますか? 芸人として、人間として
※狩りシリーズ:『東野、鹿を狩る』『東野、猪を狩る』『東野、カラスを食う』など野生動物を狩る企画
東野:そんなの無いでしょ(笑)。おかしいでしょ、変化有ったら(笑)。
今田:でもそれはありました。如実に。この間、寿司一緒に食べに行ったんですけど
東野:はいはいはい。
今田:今まで聞いたことも無い「これはスダチの方が合いますねぇ」って一言聞いた時に、僕はもうホンマに感無量でしたね。
東野:それ狩りのおかげなんすか?(笑)
今田:やっぱそれは生き物を、魚という生き物を……。
東野:いやいや、スダチの話しでしょ(笑)。スダチの話しですよ。
今田:スダチかけてちょっと塩を付けたときに、「これスダチ合いますね」って言うた時に、生き物を最高の状態で食らうっていう事に対してのリスペクトやと思ったんで。これ、狩りする前は「一緒でしょー」とか「何でもいいんじゃないんですか」って言うてたが。
東野:「十分でしょ」って。
今田:(寿司屋の)大将の説明を聞くようになりました。前は大将の説明とか嫌いやったんですよ。
東野:「焼き方がどう」とか。
今田:「これはこうして……」(という大将の説明に)「あー、やります、こっちでやります」とかカブすように言うてたんですよ。それがもう話をちゃんと聞く。これは生き物の命を奪ってきた人間にしか……。まあ、普通の大人は(説明)聞くんですけど(笑)。
東野:普通の食事のマナーの話しじゃないですか(笑)。
今田:これは変化よ。大きな変化だと思います。ひがしのりにとっては。
―― 東野さんに取ってはその自覚とかは
東野:何の自覚ですか? スダチをかけるようになった自覚ですか?
(一同笑)
東野:狩りはシーズン2で最後、本当行きたかったんですけど、――多分、スタッフがアホやと思うんですけど、熊ってやっぱ北の方じゃないですか。撮影も言うたら夏過ぎ、秋から冬にかけてね、収録していく上で、……熊って冬眠すること、多分スタッフわかってないから(笑)、「冬眠してますねえ」って。
僕はスタッフに「熊、いつ行けるの? いつでも行けますよー。スケジュール空いたらいつでも行けますよー」っていうたら「冬眠してるんですよねー」って(笑)。「えーっ」ってなって。熊に対する知識がちょっとなかったみたいで。
熊を狩るのを楽しみにしている皆さんには申し訳ないという気持ちでいっぱいなんで、是非是非、そういう意味では『カリギュラ』シーズン3に向けて、できるならば熊行きたいので、そのためのシーズン2最後、火の鳥になって、―― 謝罪も込めて火の鳥になってシーズン2の幕は閉じたいなと。で、熊の方に。
(記者に向かって)ね、一緒に行きましょうよ、熊(笑)。 あなたの書く文章も変わってきますよ! 血なまぐさいものになってきますよ。
(一同笑)
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