上司が「権利主張だけの無能人」と青年を解雇! 人気ブロガーが“上司のブログ大批判”

access_time create folderガジェ通 デジタル・IT

kaiko1

これからお伝えする問題は、人によって様々な考え方があることなので、いまインターネットで話題になっている事実をお伝えするだけにとどめることにする。もしかすると、自分の身に降りかかることもありえる、身近でリアルな問題だ。

4月某日、ひとりの青年が風邪で会社を2日間休んだ。体調が良くなったのか、3日目の午後には出社して仕事を進めることを上司に伝えたところ、「もう来なくて良い。今日付けで処理する」と言われた。青年は急なことで納得できずにいた。のちに解雇理由を文書で受け取ったところ、「勤怠不良による懲戒解雇」ということが判明。しかし、青年は勤怠不良といわれるような勤務態度ではなく、どうしてそうなったのか理由を納得できないでいたという。

しかし後日、この青年はひとつの解雇理由を発見した。解雇についてやりとりした上司が、自身の公式ブログで「欠勤しているのにブログを書くような奴は仕事中も手を抜くに決まっているので、会社にとって”悪”だ。組織に伝染する前に”ひねり潰す”」という内容の記事を書いていたのである。しかも、その記事か掲載されたのは、上司と青年が解雇についてやりとりをした当日だったのだ。

この解雇された青年は、解雇した会社や上司に対して対決姿勢や文句を言っていることはない。彼は前向きに物事をとらえる方向に考えを向け、起業をすることにしたという

話は戻るが、この一件はこれで決着がついたわけではなかった。青年を解雇した上司のブログの記事はいくつかのサイトにも転載されているようで、多くの人たちの目に触れることになった。そして、解雇された青年のブログも多くの人たちに知られてしまっている。現状としては、青年を解雇した上司のブログに対し、厳しい意見をぶつけているサイトもある。

livedoor Blogの『404 Blog Not Found』では、『勤労を主張して業務というものを知らない無能雇用主』というタイトルでこの上司を非常に非難している。非難された上司が書いた記事のタイトルが『権利ばかり主張して義務を果たさない無能人』なので、それを皮肉った内容となっている。ちなみにこの非難記事は、『はてなブックマーク』で260人以上がブックマークしているほどの注目ぶりだ。わかりやすく上司の発言と『404 Blog Not Found』管理人の発言を並べてみると、以下のようなものになっている(以下、『404 Blog Not Found』より抜粋して要約)。

上司: どこにでもいるんですね、労働者の権利ばかり主張して全く義務を果たさない奴って。
404: 欠勤中に私用をすませてくれるなんて、すばらしい社員じゃありませんか。

上司: こんな当たり前のことすら理解しているのかいないのか分かりませんが、欠勤中に自分の好きなことをしているような人は、恐らく通常時も労働を通じて会社へ貢献していない人ではないかと推測します。
404: 健康だけではなく、私事も片付けてもらった上で、すっきりした状態で翌日から仕事に戻ってきてもらった方が雇用主にとってもうれしいのではないのか?病み上がりのへろへろな状態で、「一生懸命仕事してます」アピールのためだけに出社されるほうがよほど迷惑である。

上司: ただただ、組織に伝染らないうちにひねり潰すのみです。
404: こういう組織というのは、インフルエンザにかかった社員を無理矢理出社させて、会社中に伝染させるものだ。社内だけならまだしも、客先でウイルスをばらまくかも知れない。直接お会いするのは危なすぎる。ネット経由がいいだろう。そう、SNSとか。

今までの流れをまとめると、とある青年が風邪で休み、休み中に私用をしたことで解雇され、青年を叩くような記事を上司がブログに掲載。そしてその上司が人気ブロガーに非難されるという事態に発展している。勤務に関する考え方は社風や個人で大きく変わるものだが、いったいどれが正解なのか。あなたはどうお思いだろうか(このニュースの詳細記事はこちら)?

■ITエンタメやインターネットのニュースはこちら
『週刊ファミ通』の会社からセガ社員に「死ね!」と書き込み
Xbox360版『FF13』のディスク枚数「バカみたいに大量にはしない」
限定ヱヴァンゲリヲンケータイ増産決定! 転売シンクロ率0%
北朝鮮が舞台のガンシューティングゲーム発表! 金日成総書記が失踪
可愛いにもほどがある!イギリス人美少女が踊る動画 『ニコニコ動画』で大ブレイク!

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 上司が「権利主張だけの無能人」と青年を解雇! 人気ブロガーが“上司のブログ大批判”
access_time create folderガジェ通 デジタル・IT
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。