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「メタル禁止」の大学は就職に影響しないか心配です…(相模原在住44歳独身男性より)

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「メタル禁止令」で世間をお騒がせしている『青山学院大学相模原キャンパス』の『相模原祭』ですが、その後の進展が何もないのはどういう事でしょうか?

ちなみに「メタル禁止令」と呼ばれているのは

「メタル系バンドの屋外ステージでの演奏禁止」

と言う内容の物で『青山学院大学相模原祭実行委員会』(以下、相模原祭実行委員会)による、事実上の「メタル追放令」の事を指します。

当然『相模原祭実行委員会』のTwitterは炎上。

そして、数日後に【参加団体募集についてのお詫び】と称し、相模原祭公式サイトに詳細を掲載し、沈静化を計りました。

その内容を要約すると

「相模原祭は地域に根付いた大学祭を目指しており、来場者の多くの割合を、小さな子供や保護者、お年寄りで占めています。」

「昨年、メタル系バンドが演奏したところ、コンサートを見ていた子供やお年寄りが怖がってしまったため、実行委員会で検討した結果、屋外ステージでの演奏を禁止しました。」

だ、そうです…

結果、再び大炎上し現在に至ります。

取材拒否の大学祭? 大丈夫ですか?

当然、こうなると多くの記者やメディアから取材の要請があるはずですが、取材出来た人は居るのでしょうか?

この件に関しての続報がひとつも報じられていない現状を見ると、取材出来たメディアは無さそうですが…

とりあえず筆者の出したメールに関しては、未だに返事がありません。

確かに取材要請が多過ぎて、対応し切れないのは分かりますが、そのような場合は一般的に

「記者会見」

などで、まとめて対応するのが常識です。

「簡易なお問い合わせはDMでもお受けします」

とTwitterアカウントのプロフィールに書いてあるのは、実行委員なりのユーモアのつもりでしょうか?

忙しいので対応出来ないと言う可能性もありますが、そういう対応をするのが「実行委員会」の仕事だと筆者は思うのですが…

現状のようにノーコメントを貫き通し、取材拒否を続けて事態の鎮静化を狙っているのなら、それは間違いです。

このままだと、相模原祭が終わるまで「完全取材拒否」と言う、前代未聞の「閉ざされた大学祭」となるでしょう。

あまりにメールが多過ぎて対応出来ないのであれば、その旨を公式サイトで告知し、記者会見を開くのが誠意ある対応かと思われます。

地域に根付いた大学祭?

そもそも近隣には『桜美林大学』や『麻布大学』などもあるのに『青山学院大学相模原キャンパス』だけ

「来場者に子供やお年寄りが多い」

と言うのも、変な話です。さして子供や老人向けのイベントを催しているようには思えませんが、何をもって「子供やお年寄りが多い」と発言しているのかが謎です。

そして、それらの人々の為に、メタル系バンドを追放したのなら、もっとアピールするべきでは、ないでしょうか?

「相模原祭実行委員会の権力で、怖いバンドの人達は全員追放しました。今年からは安心して御来場下さい」

このようなアナウンスを、もっと地域に発信するべきです。なのに発信源となりえる取材を全て拒否とか、本当に「子供やお年寄り」を呼ぶ気があるのか疑いたくなります。

「とりあえず年寄りや子供が怖がるって言っておけばOK」

みたいな、安易な発想で公式サイトに「詫びる気のない詫び状」を貼ったとは思いたくありません。

ちなみに「地域に根付いた大学祭」と称していますが、相模原市民でありメタル好きな筆者は、大学側に存在を否定されたと感じています。

今まで平和に暮らしてきた筆者には大変な衝撃で、飯も喉を通らず心身共に疲れてしまいました…

相模原に住むメタル愛好者を否定しておいて、相模原に根付くとか発言しちゃう発想が、ちょっと筆者には理解しかねますね。

むしろ、相模原市民のひとりとしては、このように特定の音楽ジャンルだけを排除する、差別的な大学祭に「相模原」の名を使われる事は誠に遺憾です。

メタル愛好者はマイノリティーではない

これまた「どこからどこまでメタルなのか?」って話になりますが、それは置いておきましょう。

ひとつ言っておきたいのは、言うほどヘヴィメタルはマイナーじゃありません。

確かに今の「相模原祭実行委員会」の人達の世代からしたら、ヘヴィメタルなんか、ほぼ絶滅したと思われるでしょう。

少数派だから排除しても問題ない?

「子供や年寄りの為に排除する」と言っておけば、波風立たないと思っていたのでしょうか?

はっきり言って、その考えは甘いですね。現にこうして炎上している訳ですから、見通しが間違っていた事は認めましょう。

40~60歳はメタル全盛期を知っている

若い世代からしたら、確かにヘヴィメタルを聴く人は少ないかもしれません。

しかし、大学生の父親世代はどうでしょうか?

今の大学生の両親となると、大体は「40~60歳」に収まると思います。

そして、その世代こそが「ギターキッズ世代」でもあり、いわゆるハードロック、ヘヴィメタル全盛期を過ごした年代です。

勿論、その時代の全員がヘヴィメタル信者ではないでしょう。

しかし、確実に耳にした事があり、好きなヘヴィメタルバンドのひとつくらいは言える世代なのです。

無論、同年代が多い大学生活の中では、そのような世代差による音楽の嗜好など気にならないのでしょう。

だから「メタル系禁止」などと言う大雑把なくくりで、自分達に馴染みのないジャンルの音楽を排除するのです。

メタル禁止は就職で不利になる?

ここからは筆者の仮説であり、さして根拠がある訳ではありませんので、まあ適当に読み流しても構いません。

とりあえず「40~60歳」がメタル全盛期を過ごした事は理解して頂けたと思います。

無論、その世代全員が「メタル好き」では無いでしょうが、世代別で見れば

「一番メタル好きが多い世代」

と言うのは間違いありません。

そして、今現在の日本社会を動かしているのは、このくらいの世代の人達が中心になっている事も、概ね正解と言えるでしょう。

いわゆる係長やら課長、部長クラスの「役職」に就いている、現役世代です。

無論、現場で頑張るブルーカラーの人々も、その世代の人達が多いはずです。
いわゆる「団塊ジュニア」と呼ばれる、第二次ベビーブームの世代が40才前後ですからね。

では、今の大学生が面接を受けに行くと、どの世代が面接官となるでしょうか?

まあ、20代は少ないとして30後半から上の世代、ちょうど40~50歳くらいの人達でしょう。

つまり、これら面接官の中に「メタル愛好者」が居る確率は、少なくない… かもしれない?

いや! むしろ「メタル愛好者」である可能性が高いと言っても過言ではありません。

まあ、女性の面接官も居るし、メタル嫌いな人も居る事は間違いありません。

しかし「メタルに興味ない人」と「メタルを聴いていた人」の割合で考えると、どうでしょうか?

メタルNG大学と普通の大学、どちらを選ぶ?

無論、面接官はちゃんとした社会人なので、自分の個人的な感情で「メタル禁止の青山学院大学」を除外する事はないでしょう。

しかし、余程優れた成績や功績でも無い限り、新卒なんか

「ぶっちゃけ、使ってみなけりゃ分からない」

みたいな側面もあるので、似たようなスペックならば、最終的には

「面接官のフィーリング」

が作用する可能性も否定出来ません。

つまり、もしも面接官がヘヴィメタル信者だった場合

「メタル禁止の青山学院大学」

は微妙に不利になる可能性があると言う事です。無論、確率的には低いのですが「メタル禁止の大学」と言うレッテルだけで、最終的に落とされる可能性はゼロでは無い。

ゼロでは無いと言う事は、有り得ると言う事です。

まあ、逆に「メタル大嫌いな面接官」であれば、むしろ採用する方向に作用する可能性もあります。

しかし、今の一般的な面接官の世代と性別を考えると、就職するのに

「メタル禁止の青山学院大学」

は、ちょっと美味しくないなと言う「危機感」は抱いた方が良いと思いますね。

「別にウチらメタル聴かないし」

みたいな対岸の火事だと思っていると、思わぬ落とし穴に落ちるかもしれません。

普通の青学生には良い迷惑?

ここで一番やっかいな問題なのは「メタル禁止」は

『青山学院大学相模原キャンパス』

であって『青山学院大学青山キャンパス』の人達は、ある意味「無関係」だと言う点です。

しかし、この手の話の怖い所は

「どこぞの大学で起きた睡眠薬事件」

と同じで、同じ大学の卒業生と言うだけで「犯罪を起こしたサークル」とは無関係な人達まで、就職活動に支障が出たりした過去があった事は知っておいた方が良いでしょう。

つまり、正確には『青山学院大学相模原キャンパス』だけが「メタル禁止」なのですが、一般世間の認識としては

「青学=メタル禁止」

になってしまいがちです。ここら辺の事まで考えないで

「メタル禁止? 俺らには関係ない」

と思っていると、知らないうちに「青学ブランド」がマイナスに働いてしまう場面が、この先の人生で訪れるかもしれません。

これは現役生のみならず、青学OBの人や後輩達にも影響するので、もっと慎重な対応を『相模原祭実行委員会』はするべきでしょう。

相模原祭実行委員会を支持するのか、しないのか?

筆者自身も面倒な事は避けて通ると言うか、むしろ積極的に人にやらせたい、出来る事ならやって欲しいみたいな「適当な人種」なので、あまり人の事は言えませんが

「沈黙はYESである」

って事は、はっきり言っておきたいですね。無言は同意に等しいのです。

今回の「メタル禁止令」で『相模原祭実行委員会』に対して意見をしないと言う事は、それは同意しているのと同じ事になります。

一応、ちょこちょこ『青山学院大学相模原キャンパス』の人に「メタル禁止」の話を振る事はあるのですが、今の所は

「ああ、あの件ですか…」

みたいな「苦笑い派」が多数を占めています。特に「メタル禁止は許せない!」とか「メタル禁止で当たり前」と言う人は、未だに出会っていません。

でも、筆者が聞いた限りでは

「メタル禁止は、ちょっとやり過ぎですよね」

みたいな答えが多いですね。

だけど、ノーアクションみたいな感じが、まあ良くも悪くも今の世代の若者なんだな~と、納得しちゃったりもするのですが。

人の意見を聞くのはカッコ悪い事じゃない

とりあえず「落としどころ」みたいなタイミングを逃がしてしまった『相模原祭実行委員会』の気持ちは分かりますが、そろそろ記者会見をするべきだと思います。

勿論、あの公式サイトのコメントの内容を貫くのは結構ですが、どちらにしても取材に応じる必要はあるでしょう。

今のまま、相模原祭が終わるまで終始ノーコメントで、取材に対応しないと言うのは、さすがにチョット「実行委員会」としての責任を全うしたとは言えません。

確かに『相模原祭実行委員会』に権限があるのに、それを外部から文句言われるのは腹立たしい事でしょうが、その様な外部からの意見を取り入れたり、クレーム処理をするのも仕事のうちなのですから、もう少し大人な対応をとるべきでしょう。

「地域密着型の大学祭を目指す」

と目標を掲げているのに、学外からの取材やコメントを全て拒否するのは、自分達が掲げた目標と真逆の行動を取っている事に気付くべきです。

外部からの圧力に屈したようで、自分達の意見を曲げる事に抵抗を持っているなら、始めから外部と交わる「地域密着型」の大学祭なんか無理なので、来年からは「相模原」の名を外して、自分達の為の新しい大学祭を開いてはいかがでしょうか?

ちなみに筆者は『青山学院大学相模原キャンパス』が出来た事によって、淵野辺駅周辺の道路の交通が妨げられる件に関しては、いかがなモノかと思いますが、純粋に「可愛い女子大生」が増えた事は、相模原市民として嬉しく思っています。

今回の「メタル禁止令」で彼女達の将来に悪影響が出ない事を祈るのみです。

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