『マキバオー』つの丸先生が編集者に激怒! 「こんなウソつくくらいなら休みくれよ」

access_time create folderガジェ通

週刊少年ジャンプの連載で絶賛を受け、現在はプレイボーイで連載をしている漫画『マキバオー』シリーズ。週刊少年ジャンプ連載時は『みどりのマキバオー』だったが、現在は『たいようのマキバオー』として連載中だ。そんな漫画の作者といえば、つの丸先生である。『モンモンモン』などで人気を博し、ギャグマンガ界でなくてはならない存在となっている。

そんなつの丸先生が、ブログで編集者に怒りをあらわにしている。プレイボーイの『たいようのマキバオー』が掲載されているページに、編集者が「※次号、作者取材のためお休みします」と掲載したことに対してだ。実際のところつの丸先生は取材などはせず、読みきり漫画を描くためにお休みするだけだったのである。

これを読んだ読者は「あっ、来週は休載なんだ」と思うだけかもしれないが、つの丸先生からすれば、たまったものではない。つの丸先生は今まで、一度たりとも取材のために連載を休んだことがないのである。何があっても漫画を描き続けてきたつの丸先生からすれば、「取材でお休み」と書かれるのは不名誉だし、確かに腹が立つ表現かもしれない。

このことについて、つの丸先生は「来週号はお休みなんですがなんで “取材のため” なんてウソをつくのでしょうか? 意味不明。取材のための休みなんてもらったことねえよ。泊まりとかで取材行ったら、ただスケジュールがキツくなるだけだよ。だからあんまり取材行きたくねえもん。なのになんで “取材のため” なんてウソをつくのか。こんなウソつくくらいなら本当に取材行く時に休みくれよ。ていうかこんなウソ書かれたらオレがさぼって原稿落としたみたいじゃん」(全文はこちら)と怒りをあらわにしている。

よく考えてみれば、連載作家が次週の掲載を休んでしまうとき、だいたい「作者取材のため、次回はお休みします」や「作者急病のため、次回はお休みします」と書かれていることがあったものの、「他の仕事をするのでお休みします」と書かれていたのを見たことがない。このことについて現役漫画家のA先生にお話をうかがったところ「一部の漫画家や編集者からすれば、取材という言い訳は当たりさわりのない表現なんですよね。ファンにも取材なら仕方がないって思わせることができますし、いちばんいい表現なんですよ」とのとこ。

しかし、つの丸先生の暴露により、取材じゃないのに取材と書くことがあるのがわかった。正論を言えば、つの丸先生のように正直に書いた方が誤解もないし、堂々としていてむしろ好感が持てるような気もする。皆さんが好きな作家の「取材によりお休みします」は信用できるだろうか? ※のちに編集者がつの丸先生に謝罪をしたと報告されている(このニュースの元記事はちこら)。
 
イラスト: ピョコタン
 
 

こんな漫画に関する記事もあります
『新ブラックジャックによろしく』継続の危機!? 取材に対し小学館「まだまだ続きます」
『新ブラックジャックによろしく』が最後の作品になると思います
もしも『ドラゴンボール』の神龍が存在したらどんな願いを叶える?
『週刊:手塚治虫マガジン』がiPhone/iPod touchで6ヶ月間無料公開
有名漫画家が漫画を持ち込むも漫画誌に門前払いを喰らう

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 『マキバオー』つの丸先生が編集者に激怒! 「こんなウソつくくらいなら休みくれよ」
access_time create folderガジェ通
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。