あなたの利き手はどっち? 左利きの人に聞いた”左利きで不便なこと”
急須、缶切り、定規の目盛り、カメラのボタン、世の中にある物の多くは右利き用に作られています。左利きの人達はちょっとした不便を我慢しながら生きています。記者は学生の頃、学校にある野球のグローブは全て右利き用だった為、授業の為だけにグローブを購入しました。今回は左利きの人に聞く、『左利きで不便だと思うことは何ですか?』というアンケートを取ってみることにしました。まずは右利きと左利きがどのくらいの割合でいるのかを調べてみます。インターネットユーザー2000人に聞いてみたところ、結果は以下のようになりました。
『あなたの利き手はどちらですか?』
右利き(どちらかと言えば右利き)1698票
左利き(どちらかと言えば左利き)302票
やはり右利きが圧倒的に多いようです。「子供のころお箸を左で持ってたら叩かれた。何でダメか分からず、ずっと理不尽に感じてたからよく覚えてる。 今は右メインの渾然一体」という意見のように生まれたときは左利きだったとしても、矯正されて右利きとなった方も多いようです。 「文字を書いたり箸を持つのは右、テニスなんかのラケットを使うスポーツは左」、「箸や絵を描くのは左、ボール投げるとか力を使うには右」など、使いわけている方が多く、完全に左利きという方は少ないようです。
先程のアンケートで、『左利き(どちらかと言えば左利き)』を選んだ方に『左利きで不便だと思うことは何ですか?』と聞いてみました。結果は以下の通りです。
『左利きで不便だと思うことは何ですか?』
1位 はさみなど道具の使い勝手が悪い 101票
2位 習字や茶道など、右手を使うのがルールなもの 88票
3位 駅などの改札が右側にある 74票
4位 食事の際に腕がぶつかる 69票
5位 スポーツの道具がないor高い 47票
6位 特にない 20票
その他 21票
1位『はさみなど道具の使い勝手が悪い』
はさみやカメラ、包丁やパソコンのマウスなど、右利き用に作られたアイテムは世の中に多くあります。左利き用が売っている物もありますが、外で使う際は基本的に右利き用の物を左手で何とか使う事が多いです。
2位『習字や茶道など、右手を使うのがルールなもの』
基本的な型が決まっているものは、右利きに合わせたルールとなっていることがあります。剣道も、竹刀は左側に差し、右手で抜きます。そういった部分で左利きの人は、利き腕でない右手でやらなければならない事が多いです。
3位『駅などの改札が右側にある』
駅の自動改札口は投入口が右側にあるので、左手では入れにくいです。『PASMO』等のICカードが普及したお陰で多少は楽になりましたが、それでも不便な事に変わりはありません。また、エレベータのボタンや自動販売機の投入口なども同じく右利きの使用を前提に作られています。
左利きの方々のコメントにはこんな意見がありました。
・食事は本当に自然とテーブル等の左端に座るようになるよなぁ
・本来は左利きなのですが右も使えるので状況に応じて便利な方を使います。
・左利きと言うだけでスポーツの時無駄に期待される
・切った物がくっつかない包丁ってのもらったけど、右利き用だったからキュウリが包丁にくっつくくっつく
・なべの注ぎ口が右側についてなくてイーッってなる
やはり左利きに何か不便を感じる方が多いようです。ただ、「右利きの方が便利」だからと無理な矯正をすると、ストレスが発生し苦しむことになります。右利き向けに出来ている物が多い世の中ですが、それを上手く使いこなし快適な生活を送れるようにしましょう。
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