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さあ、mixiの話をしよう!~ここいらで、mixiが衰退した理由をおさらいしておこう~

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今回は三沢文也さんのブログ『とある青二才の斜方前進』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/436517をごらんください。

さあ、mixiの話をしよう!~ここいらで、mixiが衰退した理由をおさらいしておこう~

今でこそ私は「はてな村民」と呼ばれるはてなでも有数のヘビーユーザーであり、ユーザー内の有名人の一人だけど…実はmixi出身である。

友人からmixiに誘われて(当時は招待制)mixiを始め、そこからネットにゴリゴリ配信するようになった。mixiニュースをほぼ毎日書いてマイミクを増やすことに成功した経緯もあって、mixiは僕の思い出の場所だ。

そのmixiがこんなことに…。

「ミクシィ、通期で赤字転落へ mixiゲーム課金不振で売り上げ大幅減」 2013年10月01日 『ITmedia ニュース』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1310/01/news088.html

以前から衰退はしていたが、今度は滅びるかもしれない…。というぐらいの崖っぷちになった。今回はそのはなしをしたい。

mixiはたくさん機能があるが、欲しい機能がない場所

いろんな大手SNSに言えることだけど、サービス自体はすごく多い。

例えば、このブログを書いている「はてな」でも、「ニコニコ」や「mixi」でも色々なサービスがある。だが、その実態を見てみるとその会社の有名なサービス・よく使われてるサービスというのは限られてくる。

はてなで言えば「はてなブログ(ダイアリー)」と「はてなブックマーク」がメインで、ニコニコはニュース配信・イラスト・生放送などもやっているが、動画サイトとして認知されている。

イラストは未だにpixivが健在だし、生放送もユーストリームを使っている人も多い。でも「コメントが流れる動画サイト」としては人気サイトとしてのし上がっている。

多角化して色々なサービスを増やすSNSサイト・Webサービス企業が増えたからわかりにくくなっているが、そのサイトの名物のサービスがあるから、その会社の人気や知名度は維持されたり、他の良いサービスを生み出す起爆剤になる。

ところがだ!mixiの主力ってなんなの?と言われると、これがないんだよ!

かつてはあったよ?mixi日記と足跡機能という2つの機能が主軸だったのだが…足跡機能を切ってしまった。(今は復活しているが、足跡機能を取り除いたことがmixiのユーザーの中でもかなりの数の人から抗議を受けたが、ユーザー無視の改悪に走って見捨てられた。)

考えてご覧?足跡機能のないmixiなんか、重たいFacebookだから!

実際、mixiと似たような機能が充実していたFacebookと、mixiよりも手軽に人とつながれるTwitterに人が移動してしまった。(これ3年くらい前の話ね)

いっぱいサービス自体はあるのだが、どれもこれも他のサイトでやっていたモノの二番煎じとなってしまって、今となっては「mixiのこのサービスが良い・このサービスが新しい」と言われるモノがない。

「末期の大型店舗」ってそんな感じ。具体的にはダイエーとかそごうみたいなところね。

店舗がバカみたいに広いから品揃えは良い。いいけど「欲しいもの」がない。(あったとしても、それを宣伝して目につくようにしてない)

「いつも空いてるラーメン屋」でもいいや。無駄にトッピングも充実してるし、醤油・味噌・塩など全部食べられるんだけど…不味い!見るからに有り合わせの安物を、一晩煮込んで出している名店と同じような価格で売ってる。

今のmixiってそんなところ。Facebookみたいなサービスと、ツイッターみたいなサービスと、Yahooみたいなサービスが全部できるんだけど…「これぞmixi」と呼べるモノがない!!

ろくに編集機能が優れてない日記機能は編集機能もたいしたことないのに重たく、足跡機能は消えた。2年近く封印してた足跡機能が復活しても、その足跡機能もかつてのような使いやすさがなくなってしまっている。

そうなると、かつての使いやすいmixiを知っている人は「不便だ」と言う。

mixiを知らなかった人が新しく使い始めると「LineとTwitterを併用した方がよくない?」と思うわけだ。

mixiは「友達の友達とつながれる場所」だった

「mixiがなんでヒットしていたか?」という昔話をしたい。

mixiって他のサービスよりも圧倒的に他人と出会いの場として優秀だった。

「友達の友達」もしくは「同じ趣味の人達」とつながるのに絶好の場だった。

mixiのアカウント同士で相手のアドレス知らなくてもメールができ、コミュニティーを通じてオフ会だって開ける。さらにはmixiニュースやコミュニティを通じて興味や趣味、言動が近い人同士で知り合うことができる。

僕自身実際に友達もできたし、1度きりの出会いだったであろう交友関係を維持するのにmixiは役に立った。

…でも、人間関係はこじれる。mixiの独自機能として「最後にログインした時間」が表示される。これはメッセージなどをやり取りするときには便利なのだが、友人・恋人をストーキングするためのツールとしても優秀で、悪用する人が後を絶たなかった。(僕の知り合いにもやってた人いた)

おまけに、「出会うことに優秀」だということは悪用して犯罪にも活用されてしまうことにもつながる。(具体的に言えば、違法な集まりの主催・出会い系や援助交際目的での使用など)

悪意がある人がmixiを利用すると、便利でつながりやすいツールは「タチの悪い出会い系ツール」と化す。

今のTwitterやニコニコ動画は個人情報については守られてるけどmixiの場合はそこらへんがずぼらだった。

mixiは人数が少なく招待制の時期は居心地がよく、犯罪に利用する人もごく一部だった。もちろん、招待制でも情報の流出はあったし、悪質なユーザーもいた。

ところが、招待制をやめてユーザーを大きく開放したところ、「出会いの場」の意味合いが変わるようになってきた。オフ会を仕切る人が業者みたいな人が増えて、業者からの謎の営業メールにメッセージ機能が活用されて非常に居心地が悪くなった。

とどめになったのは足跡機能の廃止だ。

足跡機能があったからよく日記を見に来る人とつながることができていたし、スパムと思われる人をブロックできていたのだが、mixiの良さである「趣味の近い人・友達の友達とつながれる場所」というコンセプトが崩壊してしまった。

昔のmixiに戻るだけじゃ手遅れ

最後に、即興で図を作ったから、その図を使って話しておしまい。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/10/24.jpg

やっつけ仕事で主要なウェブサービスを2つの軸で位置をまとめた図だ。X軸はサイトを使う目的意識。Y軸はサイトを利用した人がどこまで情報をオープンにできるか…というもの。

X軸は会話や内輪話に優れているサイトを「右側」の方へ、情報収集に優れているサイトを「左側」にあつめた。

Y軸開放的・閉鎖的は、自分出した情報が見られる範囲。

Twitterやはてな、2ちゃんねるなどはログインしなくても他人が言ったことが見られるけど、Facebook・mixi・skypeの場合はそうじゃない。

Facebookは知らない人にも実名を晒さないといけないから、「閉鎖的」な中ではそこまででもない。だからこの位置。

mixiは情報を見られないように制限できるけど、skypeみたいに内輪で使うには使い勝手も良くない。だからこの位置。

昔のmixiの立ち位置を取り戻しても、「身内でつながる(閉鎖的で、コミュニケーションに優れた)サービス」にはskypeやLineがいる。だから、mixiがもしも、昔のように「招待制・日記と足跡とオフ会でつながるサイト」になっても、ほかのサイトのような手軽さもないし、身内だけという安心感もないのであまり意味がない。

かと言って、もっと色んな人とつながれるようにしようとするとFacebookのように実名制にして安全性を高めるようにするか、モバゲーのようにゲームなどの共通する媒介をしないといけない。

一時期、mixiはFacebookやモバゲーを目指していた時期もあったんだけど…ウェブサービスの二番煎じって、相手より優れてないとうまくいかない。

今更になって、Lineみたいな機能を真似し始めたんだけど…何も学んでないな、あの会社。Facebook・Twitterの真似をし始めた辺りにダメになったんじゃなかったか?

自分達で、新しいmixiの定番を作って、mixiを利用する立ち位置を作らないとどうしようもないんだけど…そういう議論にならないんだよなぁ…。

参考資料:「マイミク同士でリアルタイムメッセージ「mixiトーク」 iPhoneアプリ登場」 2013年09月30日 『ITmedia ニュース』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1309/30/news080.html

ユーザーは「昔のサイトに戻せ」といい、運営側は「ほかのサイトの真似をしました」という言葉のドッヂボールをやってる。

お互いに部分的には正しいのだけど、間違ってる。

解決方法の理想は、mixiの「ほかのサイトにない新しい立ち位置を作ること」なんだけど…もし技術がないなら海外のSNSを研究したら?と個人的には言いたい。

なんだかんだで色んなサイトの真似ができるんだから技術力か、そう言う人を雇い入れる資金力はあるんだと思う。だったら、他の国の技術を日本版にして先立って配信するような立ち位置になったほうがいいのかな?

続きが読みたい人はこっちもどうぞ。

「僕が目にしてきた「mixi衰退の歴史」を語ろう」 『togetter』
http://togetter.com/li/571838

なんか、ここに活路がある気がするので、貼っておく。mixiのいいところって元々はこういうところなんだよなぁ…。ユーザー同士でつながって、いろんなことができること。

オフ会も然りだし、本を出すこともそうだし…。そういう面白さがここ最近のmixiってないんだよなぁ。ユーザーの自発性をことごとく奪うような仕様になってるからやりづらい。

執筆: この記事は三沢文也さんのブログ『とある青二才の斜方前進』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年10月16日時点のものです。

カテゴリー : デジタル・IT タグ :
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