女子トイレのエチケットに持ち運べる『ケータイ音姫』発売へ

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女子トイレの音消しに利用されている、あの『音姫』が持ち運べる携帯サイズになります。“携帯するエコ&エチケットグッズ”というコンセプトで、タカラトミーアーツとTOTOのコラボレーションにより実現しました。11月25日より発売、価格は1499円(税込み)です。

TOTOのデータによると、女性が1回のトイレ使用で水を流す回数は平均2.5回。排尿音や衣擦れの音などを消すためだけに、1.5回も余分に水を流しているそうです。トイレの水洗に流れる水の量は約10リットルですので、10~15リットルの水を無駄に消費していることになります。

すべての女性が余分に水を流すわけではないとはいえ、オフィスや学校、商業施設などで、音消しのためだけに流されている水の量を考えると想像を絶するものがあります。さらに、水を供給したり下水を処理するためには、エネルギーが使われCO2が大量に排出されています。節水は、地球温暖化防止のためのCO2削減にも大きく寄与することなのです。

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TOTOが発売する『音姫』は、トイレの洗浄音によく似た音を流す擬音装置で、女子トイレの節水に高い貢献をしている商品。1988年に発売されて以来、累計出荷台数が100万台(擬音装置内蔵ウォシュレット含む)を突破し、今や女性にとってなじみあるアイテムになっています。

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今回発売される『ケータイ音姫』は、タカラトミーの「『音姫』の携帯版があったら便利ではないか」というアイディアをきっかけに、TOTOと共同で開発されたものです。元祖『音姫』と同じ音源データを用いて、自然でクリアな音が流れます。サイズはW85×H55×D15mmとコンパクトで、女性の化粧ポーチに付けて持ち歩ける大きさです。学校に『音姫』が設置されていない女子中高生にもウケるかもしれませんね。

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以前、日本に留学しているアメリカ人女性から「『音姫』で、トイレの音が恥ずかしいと感じる日本の文化を知った」と言われたことがありますが、『ケータイ音姫』とともに海外にも“日本文化”が輸出されていくのかもしれません。でも、「恥ずかしい」と考えるのをやめるのが一番“エコ”だと思うんですけどね。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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