『Paragon』の遺伝子が復活!プレイヤー250万人突破の『Predecessor』が日本で次世代MOBAの扉を開く

Omeda Studiosは、三人称視点のMOBAゲーム『Predecessor(プレデセッサー)』の日本ローカライズ版を2025年9月2日にリリースした。海外でのリリースより1年が経ち、プレイヤー数は250万人を突破している。
『プレデセッサー』が日本上陸!:
https://www.youtube.com/watch?v=oPnp-QKhYWk
『Predecessor』は、基本プレイ無料のチームベース戦略ゲーム。激しい戦闘と三人称視点のゲームプレイが特徴で、45種類以上のヒーローから選択可能だ。各ヒーローは壁を貫通する射撃や透明化、上空ロケット攻撃などの独自能力を備える。伝統的な3レーンMOBAを継承しつつ、没入感のある視点、グラフィック、マップの垂直性といった、ジャンルを再定義するような要素も。また、コンソールでのコントローラー操作を重視し、プレイ感覚を変革した。
開発元のOmeda Studiosは2020年に設立されたリモート型スタジオで、約70名の従業員を抱える。CEOのRobbie Singh(ロビー・シン)氏は、Epic Gamesの『Paragon』のファンでストリーマーだった。2018年の『Paragon』開発中止を受け、Andrea Garella、Steven Meilleurと共にスタジオを立ち上げ、一般公開された『Paragon』のアセットを活用し、コミュニティからの寄付とEpic Games助成金で本作を開発した。
日本版リリースに合わせ、全世界でアップデート1.8を実装した。「ワールドシフト」機能でマップが試合中に変化し、新たな経路や目標が生まれる。これにより戦略を即時再構築する必要が出て、これまで以上の没入感や予測不能な展開を楽しめる。
また、日本市場を意識したキャラクターとして、Yurei(ユーレイ)とRenna(レナ)を追加。彼らにはライバル関係や裏切り、悲しい家族関係といった複雑な背景ストーリーも描かれている。

▲Yurei(ユーレイ)

▲Renna(レナ)
加えて新キャラクターAkelon(アケロン)も登場。鬼や怪物のようなデザインで、蜘蛛のような移動能力と耐久力を持つ。さらに今秋には、日本のゲーム・アニメ・漫画にインスパイアされた2人のヒーローを追加予定である。

▲Akelon(アケロン)
なお本作の運営チームはコミュニティも重視し、TwitchやYouTubeで開発過程を共有してきた。Discordでプレイヤーと交流し、フィードバックを反映する。日本展開でも同様の仕組みを検討している。
eスポーツとしても注目度が高く、北米・欧州で大会を展開中。日本プレイヤーの成長次第で日本での取り組みを検討中とのことだ。

▲Omeda Studios CEO、Robbie Singh氏
Robbie Singh氏は、日本のプレイヤーに向けたメッセージとして次のように述べている。
「コンソールゲームの本場である日本で、『Predecessor』をリリースできることをとても嬉しく思っています。開発陣は熱心なファンとして本作の開発をスタートし、直感的なコントローラー操作と、ストーリー性豊かで真に没入感のある3D世界を追求してきました。究極のコンソールMOBAを創りあげるために、日々努めてきた結果が今に繋がったと感じています。このゲームはコミュニティの皆さんと一緒に開発を行ってきたので、日本のプレイヤーの皆さんがゲームのクオリティと開発チームの情熱を受け取って下さり、この旅に一緒に参加してくれたらと願っています」
また、eスポーツについて次のように続けた。
「『Predecessor』の醍醐味は何と言ってもチーム間での競争シーンです。eスポーツという側面をみると、現状北米と欧州において、コミュニティの情熱を追い風に草の根的展開の小規模な大会から、プロリーグのトーナメント大会まで様々な形で後押しすることが出来ています。この取り組みを更に拡大させたいと考えており、日本のプレイヤー層とそのボリュームが成長すれば、もちろん日本においてもeスポーツに関する取り組みを行いたいと思っています」
『Predecessor』はPlayStation5、Xbox Series X/S、Microsoft Windows(Steam/Epic Games経由)でプレイ可能だ。
Fast-paced action game that combines MOBA and FPS | Predecessor:
https://predecessorgame.com/ja-jp
(c) Omeda Studios 2025. All right reserved.
(執筆者: ガジェ通ゲーム班)

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。