晴れてよし曇ってもよし! レッサーパンダから『西郷どん』ゆかりのスポットまで 静岡市で夏の休日をプレミアムに楽しもう!
突然ですが、“プレ金”してますか?
最近良く聞かれるようになった“働き方改革”。しかし、実際に働いてる人たちに即している内容か? と言われればそうでもないですよね……。中でも2017年から始まった“プレ金”こと“プレミアムフライデー”は、1年が過ぎた今も導入・実施率ともに低調……。一体どこの誰が15時に退社してるんだ、月末の金曜日に!というのが大方のところではないでしょうか。
そんな中、日本で唯一、官民一体でプレ金に取り組む地方自治体があります。静岡市です。「押し付けがましい、ありがた迷惑と批判されるプレ金を自分たちでポジティブに変えられないか?」というわけで、ただ消費を促すだけでなく、企業側も参加しやすい環境づくりを行い、協力宣言企業は実に365社。更に市役所が率先して月ごとのプレ金企画を開催中です。
仕事は大事だが仕事だけのために生きてるわけじゃない。実際はなかなか難しくても、仕事とプライベートのバランスを良くし、楽しい人生にしようとするのは大事なことだと思います。というわけで、今回は15時に仕事を上がれなくても、休日にお出かけしやすい静岡市の観光スポットをご紹介します。
レッサーパンダの聖地! “風太くん”生まれ故郷の動物園
立ち上がる姿が愛らしいと一世を風靡したレッサーパンダ“風太くん”。彼が話題になったのは千葉市動物公園でのことでしたが、その風太くんが生まれた動物園が静岡市の『日本平動物園』です。
同園はレジャー施設として楽しむだけでなく、数が減少した希少動物たちの種の保存にも力を入れ、大人も子供も動物により理解と親しみを持てる環境づくりを行っています。
中でもオオアリクイとレッサーパンダについてはエキスパート。40年近いレッサーパンダの飼育ノウハウを活かした繁殖計画や、全国の動物園の飼育指導を行っています。
……レッサーパンダと言えば風太くんというくらい人気が出たけど、ここの動物園出身とは知らなかった! しかも別にそれをものすごくアピールする風でもない。「ああ、そうなんですよ。ここでも立ってたんですけどね、あはは~。兄弟や孫もいますよ~」みたいなのんびり感。
ヒマラヤの雪山などに生息するレッサーパンダは、暑いのが大の苦手!全天候型でエアコンの効いた屋内展示室にいたのはタク(10歳・オス)。人間だと初老くらいだそうです。
大好きなりんごをおねだり中。パンダと同じく竹や笹が主食ですが、それ以外のものも食べます。野生では小動物を襲うこともあるそう(!)。日本平のフレッシュな竹はレッサーパンダにとって美味らしく、他所では竹を食べなかった子もここに来て食べるようになった!というエピソードも。
140cm位のガラス張りの柵はあるものの、立体的な展示スペースは本当に至近距離。ピョンとジャンプしたらこっちに来ちゃうんじゃないの!? と思ってしまいます。あっちこっち元気に動き回る姿は見飽きません。
雨上がりで蒸し暑い中、外で遊んでいたのはタクの娘・ニコ(1歳・メス)。
レッサーパンダは基本的に単独生活で、同居するのは繁殖と子育ての時のみ。父親は子育てをしないものの、子供と遊んではくれるそうです。
1歳にしてニコちゃんはもう大人ですが、いわゆる風太くんのような立ち上がりはまだまだ練習中。
飼育員さんに促されると、ちょっとだけ立てるんですが……
すぐ丸まってりんごを食べてしまう。
かくれんぼしながらりんごを食べるニコちゃん。えへへ。お茶目でとっても可愛いです。
他にも風太くんの孫にあたるスミレ(3回の脱走のうち、1回は園外まで逃げてしまった脱走女王)など、現在は7頭のレッサーパンダが飼育されています。更に6~7月は出産シーズンで、近々赤ちゃんが誕生する予定とのことでした。可愛い赤ちゃんが見られる日が楽しみですね!
さて、日本平動物園の人気動物はレッサーパンダだけではありません。ツートップを張るのが猛獣館にいるホッキョクグマのペアです。
『猛獣館299』は全天候型の屋内施設で、中にはライオンやジャガーなどの8種類の猛獣が集められています。ちなみに「にっきゅっきゅー」と読み、肉球のある生き物の意味と、肉を食うというのをかけてるそう。実はでっかい動物が好きな筆者は大興奮。
行動展示の水槽からこんにちはとばかりに泳いできてくれました。涼しそう。中はエアコン完備で人間側も快適です。夏の動物園って暑いですからね……!
ダイナミックにプールにダイブ!肉球も見えますね!!
餌の気配に2頭が集結。ロッキー(オス)とバニラ(メス)のカップルには、繁殖の期待もかかっています。
涼しいので撮影にも集中しやすい気が……時間がなく、他の猛獣には会えず残念でしたが、こう、なんかいい感じの写真がいろいろ取れました!小さいお子さん連れでも熱中症の心配なく、じっくり動物を見られるのはいいですね。
同園ではふれあい動物園やサマースクールなど子供が参加できるプログラムにも力を入れており、この日も親子遠足の一団が園内を散策していました。遊園地ゾーンには日本一長いローラースライダーもあるので、動物を見たあとはそっちで遊ぶのもオススメ。
帰り際にはやっぱりお土産だ!やはり人気はなんといってもレッサーパンダ関連。
ぬいぐるみからクッキーまでよりどりみどり。あなたはどれを買う?
さまざまなグッズが並ぶ中で、ブラ~ンとひとり異彩を放っていたこの子。なんて目してやがるんだ……。ティアラ(?)をかぶっているのも気になります。
お土産の定番、文具やタオルハンカチ、てぬぐい等も充実。動物園オリジナルデザインのアイテムはイラストも色合いもすごく可愛い!
正直、オリジナルグッズがあまり充実していなかったり、あっても微妙な感じだったりする所もある中で、これはちょっと出色です!どれも可愛いぞ~。自分用にはもちろん、プレゼントにも是非!
また、同園では8/31(金)まではアニメ『けものフレンズ』とのコラボ企画の他、今後は鳥の生態について知ることができる『バードフライト』も登場するとのこと。けもフレファンにもぜひ来てほしい動物園です。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。