体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

沖縄出身の美人唄者・上間綾乃 涙する観客の姿も……会場がアマレイロに染まったツアーファイナル

エンタメ
沖縄出身の美人唄者・上間綾乃 涙する観客の姿も……会場がアマレイロに染まったツアーファイナル

 絶世の美女にして純然たる唄者 上間綾乃(うえまあやの)。幼い頃、沖縄で民謡に目覚め、三線とともに魂の唄を届け続けている彼女が、11月26日 東京・日本橋三井ホールにて【4th album 発売記念ツアー2016~魂うた】を開催した。

上間綾乃 美しいライブ写真一覧

 今公演は7月20日にリリースされた4thアルバム『魂うた』(まぶいうた)のレコ発ツアーで、名古屋、大阪に続く最終公演。観客でいっぱいに埋め尽くされたホール、真っ青なドレスに身を包んだ上間がひとりステージに登場すると、三線を携え沖縄の教訓歌「てぃんさぐぬ花」をウチナーグチで歌い始める。上間の登場を待ちわびていたファンは、会場に響く上間の美しい歌声、三線の優しく乾いた音に惹き込まれた。

 1曲目を歌い終えると、大きな拍手の中、バンドメンバーである園田涼(pf,key,鍵盤ハーモニカ)、佐々木貴之(g)、桑迫陽一(Per)が登場。美しいメロディーが印象的な子守唄「童神」や「綾蝶」(あやはべる)、フラメンコを思わせる激しい情熱的なナンバー「里よ」を披露し、鮮やかな楽曲郡にファンは酔いしれた。

 MCでは、東京都心で54年ぶりとなった11月の初雪に触れるひとコマも。南の島生まれの上間にとってはとても寒い一日だったようだが、上間の愛くるしいトークに会場はほっこりとした暖かい雰囲気に包まれた。

 「晴れの日があれば雨の日もある、雪の日があれば嵐の日も……今日は晴れたけど明日はどうでしょうね? 晴れるといいなぁ」と「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」を披露。ギターのポップなサウンドと、ピアニカの明るい音色が響くと、自然と手拍子が会場のいたるところから聴こえ始める。演奏終了と同時にバンドメンバーが舞台を去り、次いで披露したのは、上間が13歳のときに初めてハワイで日系移民に向けて歌った「懐かしき故郷」。自分の歌で“故郷”を想い涙を流す人々を目の当たりにし、唄者としての意識が芽生えた、思い出の詰まった楽曲だ。三線と歌のみというシンプルなサウンドが、彼女の歌声の魅力を一層際立たせる。

 コンサートが中盤に差し掛かったところで、アルバム『魂うた』のサウンドプロデュースを手がけた井上鑑(pf,アコーディオン)がゲストとして登場。上間と井上が共作した「南風にのって」、上間が十代の頃に作詞した「ミカヅキの夜に」などアルバム『魂うた』に収録されている楽曲を次々と披露した。「(井上)鑑さんとのステージはいつもエキサイティングでドキドキする」と、井上との共演を心から喜んだ上間。同じくアルバムに収録されている「さとうきび畑」では、井上がアコーディオンを演奏。豊かな音色にここが東京の中心であることを忘れてしまう。

 コンサートの後半には「道端三世相」(みちばたさんじんそう)を披露。エキゾチックなサウンドの「道端三世相」は、1番、2番と曲が進むにつれ徐々に歌詞が長くなっていく変則的な楽曲。赤と青のライトに照らされたステージの中で体を揺らしながら力強く歌う上間が印象的だった。

 本編の最後に披露されたのは、本人詞曲の「アマレイロ」。ハワイの日系移民のたくましく生きる姿に感銘を受けて作った楽曲を、アマレイロ(ポルトガル語で黄色の意)のライトで照らされたステージの中でしなやかに力強く歌いあげた。観客席では多くのアマレイロのサイリウムが風になびく花のように揺れていた。

1 2次のページ
Billboard JAPANの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会