ビリヤニにインドカレーかけて食べる行為は一般的なのか
日本でビリヤニを食べに行くと、どうしてもインドカレーをかけたくなっちゃうんですよね。でも基本的にビリヤニはビリヤニだけで食べるケースが多い印象があります。
あくまで筆者の経験上でしかありませんが、ビリヤニにインドカレーが添えられているケースは少ない。でも、ビリヤニにインドカレーをかけると、むっちゃおいしくなりませんか? でもミャンマーでビリヤニ食べたときは、カレーついてなかったなあ。
ビリヤニがおいしいと評判の大衆食堂に行ってみた
でも、数年前、インドにあるビリヤニがおいしいと評判の大衆食堂に行ったら、ビリヤニにインドカレー的なモノがついてきたことを思い出しました。あれ、なんとなくビリヤニにかけて「おいしい」と思っていたけど、インドカレーだったのか、それともサンバル的なスープ?
……ということで、2025年某日、インドのポートブレアに出向いて、ビリヤニがおいしいと評判の大衆食堂に行ってみました。
さっそく玉子入りビリヤニをオーダー。目の前にやってきたビリヤニを見ると玉子がありません! 生タマネギとパパドとインドカレー的なものがついてきました。おおぉ! やはり、インドカレーあるとおいしいよね、ビリヤニ!
お店のビリヤニに対する愛を感じます
まるでチャーハンやチキンライスのように、ラグビーボール型にキレイに盛られているビリヤニ、お店のビリヤニに対する愛を感じます。武骨にワイルドに盛られたビリヤニもいいけど、こういう丁寧に盛られたビリヤニも好き。実においしそうです。
さっそく食べてみます。スプーンをビリヤニに沈めてみると……、うぉっ! ビリヤニの中に玉子が埋もれていました。なんかビリヤニエキスが染み込んでいる気がして心が躍ります。
こういうサプライズ的なビリヤニ嬉しいです。そういえば、鶏肉やマトンなどもビリヤニに埋もれている店が多かったなあ。そういうことかあ。
かけるとビリヤニの旨味が際立つ
インドカレー的なものをかけてビリヤニを食べます。おぉ、これ、トマト的な酸味があります。トマトスープという感じです。そして辛味が強め。なかなかパンチがきいたテイストです。
このままではかなり濃いので、手でビリヤニとインドカレーを良く混ぜて食べてみました。おぉおお! うンまい! 酸味のあとにビリヤニ由来のスパイスのおいしさをジワリジワリと感じます。かけたからこそ、ビリヤニの旨味が際立ってる感じ。ビリヤニにかけて大正解。
ビリヤニ用のグレイビーソースです
店員さんによると、ビリヤニにかけた液体、カレーというよりソースで、ビリヤニ用のグレイビーソースとのこと。インドガチ勢は別として、日本人の感覚としてはインドカレーのひとつと言っても間違いではないかもしれません。でもこれの正体はソース寄りの液体です。
ビリヤニにソースがつく店が増えるといいな
筆者、インド料理に関して無知だったので、いままでずっと、ビリヤニのについてくる液体はインドカレーだと思っていましたが、明確にはグレイビーソースでした。日本のインド料理屋さん、ビリヤニにグレイビーソースがついてくるお店が増えるといいなあ。
玉子の黄身にグレイビーソースを染み込ませる
グレイビーソースをよく混ぜたビリヤニは至高の一品。ソースを玉子につけて食べても、それはそれでおいしい。むしろおいしすぎる。玉子の黄身がとろけそうになるくらいグレイビーソースを染み込ませて食べると、爽やかながらも強いコクを楽しめます。
ビリヤニの食べ方はフリーダムでありリバティ
店員さんによると、生タマネギをビリヤニにガッツリ混ぜて食べてもいいし、つまみながら食べてもいいし、グレイビーソースもダイレクトにすすってもいいそうな。つまり食べ方は自由。どう食べても自由。ビリヤニの食べ方、フリーダム、リバティ、良き。
……ええっ、なんかいる?
最後に手を洗って、ごちそうさまでした。なんか、ビリヤニもカレーも、手で食べると、美味しさが増す気がしますね。
手は汚れますし、洗う手間が増えますが、手で食べる文化は、おいしさを盛り上げるという意味でも良いと思います。
ビリヤニにインドカレーかけて食べる行為は邪道なのかな
日本には無数においしいビリヤニがありますよね。そのクオリティを追求する探究心はインド以上な気もします。でも、でもでも、あくまで無知な個人の気持ちでしかありませんが、やっぱり、ビリヤニにインドカレーをかけられるお店、増えてほしいなあ。おいしいから……。
そもそも、日本のビリヤニ職人において、ビリヤニにインドカレーかけて食べる行為は邪道なのかな、それとも一般的なのかな……。
<お店の情報>
店名: HOTEL KOLKATA
住所: MP9Q+QMW, Mohanpura, Sri Vijaya Puram, Andaman and Nicobar Islands
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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