フジテレビ関係者が勤務中に批判書き込みか! ブログ管理人「恐ろしいこと」

以前、朝日新聞社スタッフが社内から『2ちゃんねる』に意味不明の書き込みをして営業妨害を指摘される騒動があった。今回も、社内からの書き込みによる騒動である。

一般ブロガーが執筆しているブログ『コレクシオン』。そこに韓国のフィギュアスケート選手キム・ヨナさんに対する批判記事を書いたところ、フジテレビの社内から記事の内容に対しての反対意見が書き込みされたことが判明したのだ。ブログの管理人はこのことについて、「あなたは “フジテレビ” の方なんですね」「騒動の “火消し” をしているのが当事者である “フジテレビ” の方だったなんて」と怒りのコメントをしている。

ブログの管理人はなぜ、「騒動の火消しをしている」という言葉を使ったのか? それは、管理人がフジテレビの番組『グータンヌーボ』にキム・ヨナさんが出演することに対して批判する記事を書いたところ、フジテレビの社内から管理人の意見を否定する書き込みがあったからである(フジテレビ社内からの書き込みのハンドルネームはアラサー)。

管理人は、キム・ヨナさんが今までしてきたとされる日本に対するひどい発言や行動に対して不快感を感じていたことから、キム・ヨナさんや番組にゲストとして招いたフジテレビを否定する記事を書いたようだ。その記事を読んだフジテレビ関係者が反応し、自分の意見としてフジテレビ社内から書き込みしたことになる。つまりカンタンにまとめれば、「日本で嫌われているキム・ヨナを出すなんてフジテレビはおかしいのでは?」という一般人による意見に対して、フジテレビ社内から「おかしくはない」という反対意見が書き込まれたということである。

誰もが自分の意見を持っており、それを表現することは何も悪いことではない。ここで問題なのは、「フジテレビ批判の話題に対して、フジテレビ社内から匿名で反対意見が書き込みされたこと」である。この件に対し、管理人は以下のようにコメントしている。

2009.05.27 16:32の書き込みのアラサーさん あなたは “フジテレビ” の方なんですね。申し訳ありませんがもしもの荒らし対策のため、IPドメインSEARCHを使ってチェックさせていただいたのです。正直・・・驚きましたよ、というか恐ろしいことですね。こんな個人ブログにマスメディアに従事されている方が書き込みをされるなんて。騒動の「火消し」をしているのが当事者である “フジテレビ” の方だったなんて。あなたのご意見というか “フジテレビ” のご意見は、もうここでお答えする必要はない様に思います。このブログに “フジテレビ” からの書き込みがあったことは、書き込まれた当事者であられるの “フジテレビ” さんにご報告させていただきます」(ブログより引用して要約)。

また、管理人は新たに「正直私は怖かったです。このようなことは不気味にさえも感じました。一個人のブログに、フジテレビのような巨大メディアからの書き込み、それもマスコミ、つまりフジテレビ自身を擁護するものであったことが。もう一度フジテレビは見つめる必要があるのではないでしょうか? 報道機関のあるべき姿勢を! それができなければ 結局 “くだらないマスコミ” でしかありません」(ブログより引用して要約)ともコメントしており、悲しみや怒りが混じった感情をあらわにしている。

重ねて言うが問題点は「フジテレビ批判の話題に対して、フジテレビ社内から匿名で反対意見が書き込みされたこと」だ。誰もが持論を持っており、それを表現することは悪いことではない。しかし、誤解を生まないためにも、社内から書き込みするという行動はひかえるべきだったのではないだろうか? フジテレビ批判に対してフジテレビ関係者がフジテレビ社内から正体を隠して意見を述べたのでは、たとえそれが正論だとしてもそうは見られない。

フジテレビの意見ならば少なくともフジテレビの名を出して書き込みをする、個人ならば誤解を与えぬよう自宅などから書き込みをする必要があったのではないだろうか(このニュースの詳細記事はこちら)。
 
イラスト: 松田望
 

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