【通販番組】生放送中の電話で客がブチギレ! 取材に通販会社「本当にイタリア製です」
通販番組の生放送中、注文電話をしてきたお客さん(以下、H様)が生電話でスタジオ出演し、「素晴らしいものを買えてよかったわ♪」というコメントを望んでいたものの、逆にクレームをつけられブチギレされるという珍事が発生。このことは広くインターネットで知れ渡り、すでにご存知の方も多いことだろう。
このH様は「イタリア製イタリア製って随分しゃべってるけど、イタリア製だという保証書はないの?」と司会者を問い詰め、司会者が「イタリア製という保証書はない」と発言。そのことでさらにヒートアップしたのか、お客さんは「そんなデタラメなことやってんですか!? 保証書つけないでそんなことやっているわけ? 随分ちゃっちぃ感じに見えますね。いりません私! 5点頼んだんですけど、保証書ついてないんだったらいりません!」とブチギレ。
この商品は18Kイタリア製ファンシーチェーンネックレスで、1個15,998円のもの。90日間有効の保証書がついているものの、イタリア製であることを証明する保証書はついていない。この一連の騒動については『通販番組の生放送中にお客さんブチギレ』という記事でもお伝えした通り。
このことついて、インターネットでは「H様は正論」「H様レギュラーにしたら視聴率が上がる」「H様が正しい。こういうことを言わせたくないなら仕込みを使うべき」などの意見が飛び交い、H様はクレーマーではなく、正論を言っているとする意見が多くみられた。このことについて、ブランド雑誌の編集者Aさんと、番組の製作と商品の販売をしたQVC社に取材をしてお話をうかがった。
編集者Aさんによると「ブランドを証明する文書やフダはあるかと思いますが、それがどこの国のものか証明する文書は一般的に考えてないと思っていいです。ですので、このネックレスがイタリアのブランドであることを証明できるものがあれば、イタリア製である可能性は高いといえます。しかし、確実にそうとは言い切れません。アナスイでさえ中国で生産していますので。商品にメイドインイタリアの刻印があることもありますけどね」とのこと。
今回の番組製作と商品販売を行っているQVC社の広報によると「ネットで話題になっていることは知っています。しかし、あのネックレスはドンナドーロというイタリアのブランドで、本当にイタリア製の製品ですので、ご安心いただければと思います」とのこと。イタリアのブランドがイタリアで作ったものであることは確実のようだ。
では、どういう流れでH様が番組に電話で出演することになったのだろうか? このことについては「弊社にはコールセンターがありまして、商品の受注をしているんですね。そこに5本ものネックレスをお買い上げいただけるというお客様(H様)がお電話をくださいまして、オペレーターが “ぜひスタジオでお話してみませんか?” とご提案させていただきましたところ快諾してくださったので、スタジオで司会者たちとお話していただきました」とのこと。また、このようなことは毎回やっており、特別なことではないという。
<ネットでの声>
・「本当に中国製なの?保証書あるの?」
・保証書というより、間違いなくイタリア製だという証明書だなw
・オペレーターに保証書あるって言わせたなら突っ込まれてもしょうがないっしょ
・製造国を保証する保証書って存在するの?
・じゃあおれが保証書書いてやるよ
・日本人はイタリア製ってのが好きだからね
・最初からイタリア製っていう保証書は無いっていっておけば良かった
・間違いないって言っても保証書ついてなきゃわかんないじゃないの。これは、正しいと思うよ
番組中、このH様は「保証書ついてないんだったらいりません!」と言い放ったままスタジオからオペレーターに電話が戻ったが、その後、H様はネックレスを購入してくれたのだろうか? それについて「残念ながら、ご購入いただけませんでした」とのことで、どうやら納得いただけなかったようである(このニュースの詳細記事はこちら)。
イラスト: 松田望
■ほかにもこんなテレビやマスコミのニュースがあります
『プリズン・ブレイク』の最終回は涙を出して喜ぶ内容! 全米に衝撃が走る
世界が注目する映画『ターミネーター4』! カンボジアでは偽ターミネーターも
「ググる」がセリフとして初めて登場した洋画はコレだ!
がんばれ『GOEMON』! って、どう頑張ればいいの……
ドイツの仮装大賞が “欽ちゃんの仮装大賞作品” をモロパクリ!
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。