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乳児用の水はこうして配られた 東京・台東区の場合

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乳児用の水はこうして配られた 東京・台東区の場合

3月23日に東京都葛飾区の金町浄水場の水から210ベクレル/リットルの放射性ヨウ素131が検出され、東京都は東京都23区、武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹において、乳児による水道水の摂取を避けるように呼びかけました。この日の夜、東京都は8万人の乳児を対象に1人当たり550ml入りの水ペットボトル3本を配布すると発表。わが家にも生後6か月の乳児がいるため、配布の対象となりました。筆者が実際にペットボトルを入手するまでの経緯をまとめます。

東京都は24日午後、金町浄水場の水についてヨウ素が基準値を下回ったとして、乳児による摂取制限を解除しています。この記事では筆者が住む東京都台東区の事例を記載しているので、詳細はお住まいの自治体に問い合わせてください。

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・情報は自分で入手
23日夜。ニュースで水の配布について情報を得たものの、どこでどのように配布されるのか、という詳細な情報はどこにもありません。『毎日jp』によると、東京都は都民向けの臨時窓口を設置したとして、電話番号が記載されていますが、受け付け時間は9時から18時まで。とっくに時間を過ぎているので、翌朝まで待つことにしました。

翌朝、東京都ホームページ(http://www.metro.tokyo.jp/)で「3月23日 乳児のいる家庭への飲料水(ペットボトル)の提供について」とPDF文書が公開されていることを確認。

3月23日 乳児のいる家庭への飲料水(ペットボトル)の提供について(PDF形式:101KB)
http://www.metro.tokyo.jp/SUB/EQ2011/DATA/20110323.pdf

これによると、対象となる区市には24日の午前中に都がペットボトルを配送するとのこと。水の配布については2種類の電話番号が記載されています。

原発事故による食品の放射能汚染に関する都民向け臨時相談窓口
03-5320-4657

飲料水の提供についての問い合わせ先 :福祉保健局総務部
03-5320-4021

筆者が住む台東区のホームページ(http://www.city.taito.lg.jp/)には、「乳児による水道水の摂取についてのご注意」という摂取制限に関する情報が公開されているだけ。

乳児による水道水の摂取についてのご注意
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/bosai/kinkyujoho/chui/nyuujinosuidousui.html

まず東京都の問い合わせ先に電話してみることにしました。自治体から家庭に連絡が来ることはなく、結局自分で情報を入手する必要があることを実感します。

・結局は各自治体が窓口
窓口の電話は何回かけても話し中で、なかなかつながりません。11時過ぎにようやく、福祉保健局総務部の電話がつながりました。

水の入手方法について尋ねたところ、台東区は区役所に配送したため、区役所に対応をお願いしているという回答。結局、台東区に問い合わせが必要なことが分かりました。

台東区役所へ電話したところ、すぐにつながり、慣れた対応で案内を受けることができました。台東区では下記の要領で配布をするそうです。

・配布日時
24日13~19時
25日9~19時

・配布場所
台東保健所
浅草保健相談センター

・条件
2日間のうち1回だけ、550mlペットボトル3本を受け取り可能。受け取りには母子手帳が必要

・保健所へ水を受け取りに

台東保健所

13時からの配布に合わせて、台東保健所へ移動。配布場所の3階へ向かいます。

会場入り口

行列ができているかと思ったら、人もまばらで拍子抜け。

申し込み用紙

会場では、その場で申し込み用紙に記入する必要がありました。対象者は「平成22年3月25日~平成23年3月24日生まれの乳児」と貼り出されています。台東区では1歳未満の乳児のみが対象となっているようです。

無事受け取りました

申し込み用紙と母子手帳を係員に渡して確認してもらい、3本のペットボトルを受け取りました。ちなみに乳児には硬水のミネラルウォーターを飲ませるのはよくないので、軟水の『南アルプス天然水』が用意されていました。

母子手帳にハンコが

受け取った人は母子手帳に日付と「済」のハンコが押されます。次回以降の配布は未定とのこと。

受け渡しはスムーズで、会場は人も少ないため混乱はなく、落ち着いた雰囲気でした。水を受け取る対象者が落ち着いて対処しているためか、告知が不足しているため受け取る人が少ないのかは不明ですが、配布対象となる読者はまずお住まいの自治体に問い合わせ、あわてず受け取りに行かれることをお勧めします。

「乳児による水道水の摂取についてのご注意」

会場では、「乳児による水道水の摂取についてのご注意」と書かれた紙を配布していました。ここに引用します。

* * * * *
東京都水道局の発表によると、3月23日午前9時に採取された金町浄水場の浄水(水道水)から、放射性ヨウ素190ベクレルが検出されました。
食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値は100ベクレル(1歳以上は300ベクレル)であるため、乳児(1歳未満)については、「粉ミルクを作るときの水」「直接飲用する水」については、できるだけ市販のペットボトル等の飲料水を使用してください。
指標値は長期にわたり摂取した場合の健康影響を考慮して設定されたものですので、代替となる飲用水が確保できない場合には、摂取しても差し支えありません。

・入浴、手洗い等の水には使用しても差し支えありません。
・妊婦や授乳期にあたる母親が飲んでも胎児や乳児に影響はないとされています。
・乳児以外の子供について、今回検出された値は1歳以上の幼児は飲用しても問題ない数値です。
・浄水器や煮沸による効果については、現時点においてデータは見当たりません。

最新の情報につきましては、随時台東区ホームページに掲載してまいります。
区民の皆様には、正確な情報に基づき、冷静な対応をお願いいたします。
* * * * *

摂取制限が解除されたとはいえ、いつまたこのような事態が発生するかも分からないのが現状。これから配布を受ける方、東京以外の地域でこれから配布を受ける方はこの記事を参考にして、冷静に行動していただくとよいと思います。

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宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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