オンデマンドで4K番組が楽しめる『ひかりTV 4K』でド迫力の“陸上自衛隊富士総合火力演習”を見てきました
近ごろテレビは4Kブーム。とはいえ、そうそう頻繁にテレビを買い替える人もいないでしょうから、4Kテレビを持っていないという人も多いのでは。「そもそも見るものあるの?」と思っている人もいると思いますが、NTTぷららが提供する映像配信サービス『ひかりTV』では、既に200本近い4K番組をオンデマンド放送しているのだとか。今回はNTTぷららにお邪魔して、4K映像の迫力が楽しめる“陸上自衛隊富士総合火力演習”の番組を見せていただきました。
『ひかりTV』の4Kオンデマンド放送『ひかりTV 4K』は、10月27日にサービスを開始。NTT東日本/西日本の『フレッツ光』回線が利用可能で、『ひかりTV 4K』対応チューナーを内蔵したテレビで視聴できます。ちなみに秒間60フレームの高品質4K映像を商用のVODサービスで提供したのは、同社が世界で初めて。
『ひかりTV』契約者はほとんどの番組が無料で視聴可能。非契約者でも、『おためし映像』として一部番組が視聴できます。映画、音楽、スポーツ、ドキュメンタリー、ドラマ、アイドル・グラビアといったさまざまなジャンルに『NHKオンデマンド』の番組を合わせるとその数200本近く。既にこんなにコンテンツがあったんですねえ。
バラエティ番組も充実していて、特に『内村さまぁ~ず』は4Kをテーマにしたスピンオフ番組が提供されていたり、吉本興業はサバンナ・八木さんが京都の名所を舞台にひたすら一発ギャグを披露する番組を提供するなど、興味深い独自企画のコンテンツがそろっています。
今回見せていただいたのは、“陸上自衛隊富士総合火力演習”の番組。富士山麓で毎年一般公開されるこの演習は、プラチナチケット化する人気イベントです。解像感のある画面に戦車や装甲車、ヘリコプターが躍動し、男の子だったら心をワシづかみにされること間違いなし。
随所に挿入されるスーパースローの映像が見もの。ロケットランチャーから弾が射出される様子、火を噴く戦車の砲台、ヘリの機銃掃射などは、兵器であることを一瞬忘れてその美しさに見とれてしまいます。
4Kならではの特徴は、遠景までクッキリ映像が確認できること。発射した砲弾が遠方で爆発する様子がはっきり見えたり、ジープのタイヤの溝までクッキリ見えるのには驚きました。
クライマックスは、焼夷弾が花火のように降り注ぐシーン。これも兵器として実際に使われることがないことを祈りたいですが、その光景の美しさが深く印象に残ります。
4Kというとネットワークを含む視聴環境を用意するハードルが高い印象がありましたが、NTTぷららによると下り30Mbpsの速度が確保できれば問題なく視聴できるとのこと。思ったより身近で気軽に4K番組を楽しめるようになっているんですね。
『ひかりTV 4K』チューナーを内蔵するテレビは下記のメーカー・機種。最近自宅のテレビを買い替えたという人は確認してみては? 今後の買い替えを予定している人は、これから発売する各メーカーの対応機種も参考にしてみてください。既に4K対応テレビを持っている人には、NTTぷららから外付けチューナーが12月下旬に提供を予定しているほか、ソニーの4Kメディアプレーヤー『FMP-X7』が2015年春から『ひかりTV 4K』に対応を予定しています。
「ひかりTV」チューナー内蔵4K対応テレビ
シャープ株式会社
液晶テレビ アクオス
・UD20ライン(LC-70UD20/LC-60UD20/LC-52UD20)
・US20ライン(LC-60US20/LC-52US20)
・U20ライン(LC-50U20/LC-40U20)
「ひかりTV」の4Kのビデオオンデマンド配信受信機能とHEVCデコーダーを搭載。
10月27日(月)より、テレビのソフトウェア更新を行うことにより、「ひかりTV」の4Kによる高精細で臨場感あふれる映像をお楽しみいただけます。東芝ライフスタイル株式会社
液晶テレビ レグザ
・Z10Xシリーズ(65Z10X/58Z10X/50Z10X)
・J10Xシリーズ(55J10X/49J10X/43J10X)
・2015年春提供予定ソニー株式会社
4K対応ブラビア
・X9500Bシリーズ(85V型、65V型)
・X9200Bシリーズ(65V型、55V型)
・X8500Bシリーズ(70V型、65V型、55V型、49V型)
・2015年春 ビデオサービス(HD・4K)に対応予定LG Electronics Inc.
・2015年春モデルより対応開始予定パナソニック株式会社
・2015年度上半期中対応開始予定
ひかりTV 4K
http://www.hikaritv.net/4k/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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