企業とフリーランスのライフサイクル(メカAG)

企業とフリーランスのライフサイクル(メカAG)

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

企業とフリーランスのライフサイクル(メカAG)

「自由業の40歳の壁 -wall of around 40*s – by 竹熊健太郎氏」 『Togetterまとめ』
http://togetter.com/li/730895

まあどんなジャンルでも似たようなことはあるよね…。大企業相手の仕事。最初の頃、相手の大企業の担当者は俺より一回り以上年上で、ベテラン。仕事を通じていろいろ教えてもらった。

しばらくするとその人は出世して現場を離れた。完全に離れたわけではなく必要なときは顔を出すが、メインではその人の部下が担当になった。だいたい俺と同じぐらいの歳。ベテランと比べると、やっぱいろいろたどたどしい。と言うかこの時初めて、前任のベテランの人はすごかったんだなと遅ればせながら分かった(苦笑)。

まあ同じぐらいの歳だからお互い未熟ながら、試行錯誤しながらなんとかやっていた。場合によってはもめたりもした。ベテラン相手の時は万事そつなく俺が至らない部分も、面倒見てくれたので、揉め事にすらならなかった。

さらにしばらく経ってその人も現場を離れ、更に若い人間が担当者になった。俺より年下。ちょっとショックだったね。ああ、こうやって追いぬかれていくのか、と。まあ、いいけどね(笑)。んで今度は俺の方が相対的にベテランだから、仕事をリードする立場に。

   *   *   *

一方で俺の方も外注会社やフリーランスの人に仕事を頼んでいた。こちらも最初の頃は俺の方が新米で若かった。それでも発注元は自分なんだから「主導権を取らなきゃ」とか力んで、みっともないことをずいぶんやったものだ。今思い出しても赤面する。

小さいながらも会社を率いてる人相手に、新米がそんなことできるわけない(苦笑)。何度も空回りしたあと、ようやく思い知って、その後はなるべく経験の長い相手(外注会社やフリーランス)に主導権を渡して、フォローに徹するようになった。まあこれもいろいろ勉強させてもらった。

いま思うとギャグマンガだよね…。よくマンガで権力を傘にきて現場をめちゃくちゃにするアホが出てくるじゃん。それが俺(大笑)。なんでかっこいい部分はマンガみたいにできないのに、カッコ悪い部分は見事にその通りになるんでしょうねwwww。あー、黒歴史。

んでまあ、そのうち俺も現場を離れることが多くなって、若手に担当を引き継いだんだよね。

   *   *   *

スタートラインはそんなに変わらないけど、企業の規模が大きくなるほど、ゴールまでが長いから、その分早く駆け抜けていく。大きな会社の社員が小さな会社の社員やフリーランスを順に追い越していく。それが良いとか悪いとかいう話ではなくて、事実として。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年10月15日時点のものです。

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