【北海道旧忠類村(幕別町)】日高山脈を越えて、幕別町の南玄関へ

北海道旧忠類村(幕別町)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、北海道旧忠類村(幕別町)を写真とともに紹介する。

Vol.440/北海道旧忠類村(幕別町)

旧三石町から日高山脈を越えて、旧忠類村を目指す。移動は約100kmだ。途中で流石に疲れたので、パーキングエリアで仮眠した。パーキングエリアなので休めることは確かだが、車のように座席を倒せば寝られるわけではない。バイクのそばで、まずは風呂敷を頭に敷く。そして、地べたにそのままゴロン。それで寝てしまうのだから、笑ってしまう。確かにそれぐらい疲れていたし、おかげでその後は眠気なく進むことができた。

旧忠類村の道の駅で、特産の「ゆり根」を知る。名前の通り、ゆりの根っこのことだが、北海道で約99%生産されているのだと。さらに出荷まで6年もかかるそうだ。栄養価が高く、料亭などでも使われている。商品のひとつ「ゆり根大福」を食べてみた。クセもなく優しい味で、地元の特産品を食べられて嬉しかった。

旧忠類村へ。牛さんたち

道の駅 忠類。ナウマンの文字が並ぶ

ゆり根大福!

ゆり根大福と、たまごサラダパンと、(忠類産のワサビを使った)野沢菜フランスパンを食べた

ナウマン象〜。忠類ではナウマン象の化石が発掘されている

落ち着いたまちの雰囲気

移動中は丘の斜面に牛さんがいっぱいいて、北海道らしいなあということを感じられたし、道の駅ではナウマン像のモニュメントもあった。忠類ではナウマン像の化石が発掘されており、記念館やホテルや公園にもしっかりと「ナウマン」のことばが付いている。ここで確かにナウマンゾウたちが生きていたのだ。という事実を想像すると、いま私たちがあたりまえのように、ごく普通に生活していることも、とても不思議に感じられてならない。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式X:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

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