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日本のトイレは世界一?ニューヨークのトイレ事情

The Wisdom of Crowds - JP

今回はHAL様のブログ『The Wisdom of Crowds – JP』からご寄稿いただきました。

日本のトイレは世界一?ニューヨークのトイレ事情
一度海外旅行をした人なら分かると思いますが、日本のトイレ事情は最高です。本当に心の底からそう思います。

『地球の歩き方』に「緊急避難トイレマップ」の記事が掲載されている意味を一度ちゃんと考えてみてください。なぜわざわざ利用できるトイレの場所を紹介しているかというと、日本以外の国々ではそれだけトイレが利用しにくい環境だということです。海外に行くと日本で当たり前だと思っていたことが、全く当たり前ではないことに気づけます。留学中、私は特にニューヨークの劣悪なトイレ事情が悩みの種でした。

私は留学前にパナソニックの最先端トイレを体験していました。『ウォッシュレット(英語ではbidet)』は当たり前、入室すると自動的に電灯がついて、そして便座のふたがウイーンと持ち上がるものです。これをニューヨークの住人に見せたら絶対驚愕するし、かの地に持ち込めば観光名所の一つになると思います。一方、ニューヨークのトイレはといえば、私は結局一度も『ウォシュレット』を見かけませんでした。あと個室のカギが壊れている、水がちゃんと流れない。紙が備え付けられていない。これらはもうありふれ過ぎていたので慣れました。おまけに日本では当たり前だけど、ニューヨークではほとんどの駅にトイレはありません。なんでも、犯罪の温床(薬物・強盗・強かんなどなど)だからカギをかけて使えなくしているそうです。私はハロウィンの際の仮設トイレと某地下鉄のトイレの……な状況がトラウマになっています。日本で見たことのない水準のトイレでしたとだけ言っておきます。

そしてニューヨーカーや観光客が最も利用するのはスターバックス(以後、一部スタバと略)のトイレ。みな公衆トイレがないから、代わりにスタバのトイレを使うのです。私もホストファミリーから最初に「もしトイレで困ったらスターバックスのトイレに行くように」と教わりました。でもそんなスタバですから、トイレの前にいつも長蛇の列が出来ています。たいてい10~20分を待つ事になります。私は日本のスタバではよく読書をしたり、勉強したりしていました。でも、ニューヨークのスタバではトイレの利用が著しく困難で、あとトイレが汚いので、コーヒーをゆっくりと楽しんだことは数えるほどしかありませんでした。

マンハッタンに出かける計画を練る際にも、最初にまず「どこのトイレを利用しようか」と考えます。トイレの場所・利用時間を基点に行動計画を練るなんて、日本では一度もやったことがなかったです。日本しか知らない人には信じられないかもしれませんが、これがニューヨークの現実です。今でもマンハッタンのトイレ地図を覚えています。マンハッタンの駅だと『32nd, Grand Central Terminal』が利用しやすいです。ユニオン・スクエアのある14stの場合は『whole foods market』の2階に男女別でトイレがあるので便利です。また本屋にトイレがある事が多いので、私は本屋(Boarders、紀伊国屋)をよく利用していました。本屋の場合だと客層がマクドナルドなどのファーストフード店よりも教養ある人の割合が多いので、トイレも割合きれいです。

男性はまだトイレの回転率が良いからいいですけど、女性はさらに大変だろうなと思います。本当に大変だと思うので、頑張って対策してください。ここで『mixi』のコミュニティを紹介します。ニューヨークに行く人は必ず読んでおきましょう。読まないとひどい目にあいます。

『mixi』コミュニティ「マンハッタンのトイレ」 ※閲覧には『mixi』の登録が必要です。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=120413

ホテルやレストランのトイレは頼めば利用させてくれることがありますが、基本的にはお客だけが利用できます“For Customers Only”。だから、あらかじめ余裕を持って対応しましょう。断られる恐れがあるので、切羽詰ってからだと大変なことになります。私は一度中華街で泣きそうな顔をした幼い子供を連れた白人の女性が「トイレを使わせてくれませんか」とお願いしたら「お客さんしか使えないことになっています」という無慈悲な会話がされた場面を目撃したことがあります。断られた母親が口走ったのは「Burn in hell!(訳:地獄の業火で焼かれてしまえ!)」。すざまじいののしり文句だなと記憶に残っています。以前に私が別のブログ記事にて、短期留学をする人は「トイレを使わせて下さい」とレストランで頼むのは良い英会話の練習になるとおすすめしたのはこういう事情があります。*1
*1:「New York英会話学校 (3)TOEIC800点未満の人にお勧めの語学留学計画」『The Wisdom of Crowds – JP』参照
http://wisdomofcrowdsjp.wordpress.com/2010/04/02/e069/

日本の場合、田舎のコンビニだって『ウォシュレット』を備えています。一度外国人が日本のトイレを体験したら病みつきになるのも、そしてまた日本を離れたくないと思う気持ちが、今は私にもよく分かります。

以上、私が体験したニューヨークの劣悪なトイレ事情についての紹介をおわります。

この記事の後半では『Twitter』上で多くの方々から教えてもらった他の国のトイレ事情です。そして恐ろしいことに、ニューヨークはまだましな部類である事を知りました。以下、各地域ごとに紹介します。

アメリカ
– はじめに覚えるべき英会話は”Where can I get a bath room?”です。何よりも切実。
– アメリカでは高級ホテルのトイレをよく利用しました。デパートのトイレは想像以上汚かったし分かりにくかったです。
– ブルースのライブハウスのトイレにも扉が有りませんでした。 中で薬をやらない為です。
– 安全とトイレはタダではないということですね。スターバックスも有名になりすぎて、あまり行きたくないトイレになってしまいました。行くなら高級デパートとホテルと博物館。チャイナタウンは厳しいです。*2
*2:「トイレの話」『NYチャイナタウン濃厚ガイド』参照
http://blog.ny-chinatown.net/2009/08/blog-post_14.html

アジア諸国
– 皆ご存じだと思いますが、中国や台湾では紙をながしたらだめなんです。トイレ横のバスケットに入れないとダメ。下水のパイプが細い事が原因なんですが、正直掃除する側にしてみるととっても苦痛です。台北にいる友達は「もうねえ、アタシ捨ててるわよ!!」って言ってました。あたしもこっそり流してたら、「詰まったら下水の人なかなか来てくれないし、すっごくつまったら大変なんだよ!!!」って言われて泣くなく……^0^: 実はそれは台湾だけと思っていたんですが、上海もそうでした。といっても私はホテルにしかいないからよく分からなくて、前までザーザー流してましたが、ふと便器の横のバスケットに気がついて……。おおお^0^;あたし観光客wwごめんなさ―――イ 流しました、すいません。日本に来ても彼ら(中国系の人々)は紙を流さずにどこかに入れてしまうみたいで、中国人ってなんで紙流さないの!って怒ってる人がいました。いや、向こうは向こうで知らないんですって。そんなわけで、紙が流せない国が多くて驚きました。でもアジアはまだまだそんな感じなのかもしれませんね。表から見えない下水にはおカネをかけない、という。
– 他にもReplyをもらった紙が流せない国々はブラジル、トルコ、ペルー、ポルトガル、ギリシャ、韓国、インドネシア。
上海の観光地で下水が逆流してました。原因は日本人が紙を流したから……。また上海では5~6年前まで個室の仕切りがないところもあったみたいですが、今回そういうものは見なかったですね、万博前だし、上海ではかなりましになったのでは。
– インドネシアのジャマイカのトイレでは、用を足した後に「紙を流してはいけない」と、はり紙があるのに気がつきました。横を見れば黒ビニールの大きなゴミ袋が下がっています。トイレは下水直結なので詰まりやすい紙を流すのはリスキーゆえ、公共のトイレではふいた紙はこうしてためられて別に捨てられます
– トルコも紙は流さず横のカゴに入れてましたね。なかなか交換してくれなくて困った…。イタリアとか南仏のドミトリーでは便座自体がなかったところもけっこうありましたw
– フィリピンのトイレは便座がなく、なかには便器すらないものもありました。また高速道路のトイレは外におじいちゃんが手桶(ておけ)を持って立っていて、入るとコンクリートの打ちっぱなし。おじいちゃんにお金を払うと、汚物を流してくれる仕組みでした。驚いて出るものも出ない。
– アジアの国のホテルのロビーやカラオケやレストランのトイレにはおじちゃんがいて、用を足した後にサッとおしぼりやタオルを差し出してくれます。 チップをあげないといけないのは分かっていながら、抵抗がある。でも、あの人たちはトイレが職場です。 日本では考えられない。
– 北京のフートン区では、洗濯をトイレでします。 トイレのタイプは、日本と同じボットンタイプ(くみ取り式)で、洗濯汚水は、そのままトイレに流します。
紙が設置されていないトイレ(手と水でおしりを洗うトイレ)はタイで体験しました。おふろかとおもったらトイレ用の水がためてあったようでした。ちなみにおふろは水シャワー。マニュアル式。
– トイレットペーパーを使わずに、手と水でおしりを洗うのが普通の習慣に慣れたインド人は、トイレットペーパーでおしりをふくのにすごく抵抗があると言っていました。 手も汚れそうだし、便も完全にぬぐいきれないからです。
– ネパールでは、日本と同じボットンタイプ(くみ取り式)。 違うのは、紙の代わりに水の入ったバケツと小さなペール。でも、これもウォッシュレット。
– 日本に比べると全然ダメですが、ニュージーランドは外でトイレを見つけるのにそれほど困りませんね。道を走っていると、時々公衆トイレの標識がある(笑)。でも女性が一人で利用するのは避けたほうがいいでしょう。
– 海外では、特に(大)は出来るだけ宿で、毎朝規則的にを目指しました(笑)。移動日の朝は一番要……です。バックパッカーは発熱より移動中にお腹がおかしくなるほうがずっと心配です。丈夫な腹と規則正しい便通はパッカーの財産w。そう、海外旅行中の下の問題は一番の懸案事項です。

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