早くも目標額の6倍の資金!ポケットサイズのミニプロジェクタ 投影画像内に書き込みも

プロジェクタは、ビジネスシーンや教育現場でしばしば用いられるツール。しかし機材がかさばり、持ち運びが大変なのが難点。現在、Androidをベースにして開発されている、ポケットサイズのプロジェクタがあるという。Picoが手がける「TouchPico」だ。
このミニサイズのプロジェクタは、スマートフォンを併用することで、どんな物体の表面にも画像を投影できる。さらに専用のスタイラスを使って、投影画像内に書き込みをすることも可能だという。
プロジェクタの対角線上に、854×480ピクセルの解像度の画像を、最大80インチサイズで映し出す。暗い部屋、あるいは半分照明を落とした部屋で閲覧するのに適している。
「TouchPico」プロジェクタのもっとも優れた特徴は、投影画像に直接書き込みができること。プロジェクタの前面には赤外線カメラが搭載されており、これがスタイラスの動きを追跡する。ユーザーは専用スタイラスでテキストを追加したり、特定の場所を囲って強調するなど、非常に自由度が高く、視覚的にわかりやすい解説をおこなえるのだ。
ほかにも、Skype通話をしたり、テレビゲームをしたり、映画を観たり、画用紙感覚で絵を描いたり……。いろいろな使い方ができそうだ。

「TouchPico」は、Rocketchip 1GHzのデュアルコアプロセッサで動作し、Wi-Fi機能、MicroSDカードスロット、HDMI端子、AV端子、USB OTGポート、オーディオ出力端子を搭載。ただ、Bluetooth接続機能をもっていないため、スマートフォンを使って接続する必要がある点がネックではある。バッテリーの持続時間は、スマートフォンにつなげてプロジェクタを使用したとき、およそ45分間。少し短い感はあるが、ビジネスシーンでのプレゼンテーションや、学校での授業に用いるなど、便利に使えそうである。
現在、資金調達プラットフォームIndiegogoでキャンペーンを実施しており、目標額の5万5千ドルをはるかに上回る36万ドル以上の資金を集めている。市販予定価格499ドルのところ、早期予約者は349ドルで予約ができるようだ。

ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。