仲の良い夫婦はケガが早く治る
今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
仲の良い夫婦はケガが早く治る
仲の良い夫婦はケガの治るのが早いという研究がアメリカのオハイオ大学から発表されている。そんなバカな!とだれしもが思うだろう。夫婦が仲が良いということと、ケガとは関係がないじゃないか!と言うのは少し前の考えだ。自分の頭が固定的だからそう思う。
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しかめっ面が好きな人がいる。性格が真面目で“本当の意味で人生とは何か”をジックリ考えたことがなく、ただ、小さいころから教えられたことだけで生活している人(言葉は悪いが私が言っている“家畜化された人間”)に多い。
人生の本質は“楽しむ”ことにある。いうまでもない。
それは人間だけではない。ラットでも“楽しい生活”をさせているラットはアルツハイマーにかかる率が低いことも知られている。人間が死ぬのは“人生に飽きたときが一番、次に細菌などの攻撃を受けてやられる、そして最後はがんで自殺する”といわれる。歳をとると記憶力が低下し、物忘れが増える。それは異性に対する興味がなくなり、“記憶する必要がない”からだ。なんといっても人間は第一に“子孫を作るため”に生きる。第二番目が“自分の人生を楽しむため”である。
環境などやっていると、地球の将来を悲観的にみるか楽観的に考えるかは、科学と言うよりもその人の性質によっている。楽観的な人は、温暖化などしないと思うし、してもあまり酷いことにはならないと予想する。私などは“温暖化するかも知れないが、温暖化するかと恐れたり、電気を消して暗い生活を送る方が、温暖化の被害そのものより大きい”という考えだ。もし、温暖化すれば、夏は木陰で涼しく生活すれば熱中症にはならないし、都市で生活せずに海か山に行けば十分に涼しい。温暖化で海水面など上がらないが、もし上がっても堤防を作れば良い。だいたい、大阪はこの100年で3メートルも海水面が上がったのに、いとも簡単に克服している。30センチ上がると言って騒ぐな!と言いたい。
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夫婦仲が良いとケガの直りが早いという研究結果はあるが、まだ本当かどうかは分からない。でも、人間の健康が“楽しいか苦しいか”で大きく変わることも確かだ。かつて、擦り傷をするとガーゼをあてて厳重に殺菌したが、最近ではガーゼは推奨されていない。自然の治癒力を利用するのだ。多くのガンは自分の体の中にあるガン壊死因子次第だし、外からの若干の刺激は生きる意欲を沸き立たせる。物理的にはタバコは体に打撃を与えるが、ヘビースモーカーが長生きなのは、タバコでリフレッシュすることができるからだ。
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楽しく生活すること、生きがいのある時を送ること、のんびりと時間を楽しむこと……そんな時代が目の前に来ている。そんな中でもっとも良いのが男女関係だが、気楽に男女がつきあえて、それが人生の張りになる時代はくるだろうか?
執筆: この記事は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
文責: ガジェット通信
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