消費増税の負担を減らす、今からできる家計防衛のススメ
消費増税で子育て世帯は年間108,000円の負担増に
10月1日政府は、2014年4月の消費税率8%への引き上げを決定しました。日本の現状では仕方ないことかもしれませんが、この血税が無駄遣いされることなく、きちんと社会保障費に回ることを祈るばかりです。
今回の消費税増、どのくらいの負担増になるのでしょう。1カ月消費が20万円の家庭(年金世帯のモデル)では、10,000円の消費税負担が16,000円になります。年間では72,000円のアップです。また、消費が30万円の家庭(子育て世帯のモデル)なら15,000円の負担が24,000円となり、年間108,000円の負担増になります。
しかし、収入が消費税の負担増分、上がるわけではありません。したがって、貯蓄を取り崩さないように家計を防衛するためには、ある程度の支出の節約は必要です。
前倒し購入と固定費の見直しが家計を守る
まず、消費税が上がるまでの期間で何ができるか考えてみます。前倒しできるものは、来年の3月中に購入しておきましょう。
■前倒しで購入できるもの
・壊れそうな家電や家具など、近い将来、買い替えが必要になるもの
・下着、洋服、靴、鞄、アクセサリーなどの日用品で消費期限のないもの
・化粧品、洗剤、トイレットペーパーなどの消耗品。ただし、買い過ぎには注意。
・定期券、コンサートのチケットなど
他には、家族旅行やアニバーサリーのプレゼント購入も前倒しで手配できそうです。
また、食料品や消耗品などの流動資金を節約するには継続的な我慢が求められますが、固定費は一度見直すだけで大きな効果が期待できます。
■家計における固定費の見直し
・生命保険や損害保険(無駄な保険料カット)
・携帯電話やパソコンなどの通信費(適切な契約プランへの変更)
・住宅費(住宅ローンの借り替え。賃貸の場合は住み替えも案に)
今回の消費増税を健全な家計に改善する機会に
消費税アップ直前は駆け込み需要で、モノの値段が上がるかもしれません。毎日の生活の中で、「買い」のチャンスを見つけて少しずつ実行すると良いでしょう。
しかし、買い物には、まとまった預貯金が必要です。手元の資金力がない人は、貯める力を養うことをオススメします。今回の消費増税で家計を見直し、健全な内容に改善できる機会にしてください。
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